MY FAVORITE TM NETWORK's SONGS BEST 10

 前にMY FAVORITE globe's SONGS BEST 10をやったけども、今回はそのTM NETWORKヴァージョン。ハッキリ言って今度の方がはるかに難しい。globeっていうのはもうオレ自身既に音楽をやっててかなり客観的に見ることができたけども、TMはというと音楽を始めるきっかけにもなったアーティストであり、オレの原点でもあるからね。しかも、音楽的にどうこういう以前に一曲一曲の思い入れが強すぎるねんなあ。青春時代共に歩んできたってのが非常に大きい。

 それでもあえて選んだがな。もう好きな曲が多すぎてほんまに大変やったけどね。TMの場合は詞からもかなり影響を受けたから、その辺の好みも入ってくるね。

 ベスト3は楽やってんけど、それ以外が大変。逆に言うとベスト3だけは揺るぎなく確固たるものとしてあるってことで。それ以外はもうほんまに気分次第。それを無理矢理並べたのを発表してみよう!

 第10位は『Children Of The New Century』。この曲は当時イントロを聴いて鳥肌が立ったねえ。アルバム『humansystem』の1曲目に入ってるんやけど、このアルバムだけ他のアルバムに比べて録音レベルが小さいのが問題やったね。自分でテープを編集する時にちゃんとレベルを合わさないといかんかったし。ちなみにこの曲、tohkoがアルバムでカバーしてる。なぜこの曲が数々のベスト盤に収録されないのかも疑問。やっぱり詞が'88年と'99年を示してるのが古いのか?(笑) 是非ともリマスタリングしてほしい1曲!

 第9位は『IGNITION, SEQUENCE, START』。再結成後のTMの曲から選ぶとは思わなかった人もいるかもしれない。けどこの曲はなんかじわじわと好きになってきてんなあ。そんなにたいそう盛り上がるわけでもないから最初は「フ〜ン」って程度にしか思わなかったのに、何度も聴いてるうちにハマってしまい、自分でカラオケで歌うようになってまたハマったっていうけっこう自分の中でブームの曲だったりする。(笑) あのプログレッシヴ・ロックの大作アルバム『Major Turn-Round』の曲ということもあって、今までに見られなかったTM NETWORKの凄さも見ることができる。後やっぱり葛城哲哉のコーラスの声もカッコイイなあって改めて思ったね。どちらかと言うとシングル・ヴァージョンよりアルバム・ヴァージョンの方が好きかな。

 第8位は『Just Like Paradise』。これまた意外に思われるかもしれない。『EXPO』に入ってるハウス色の強いダンス・ミュージック。しかも詞は全部英語。ハッキリ言ってこの曲、洋楽の中に並べても何の問題も無いぐらいのクオリティー。今聴いてもカッコイイ!それにこの曲調がメッチャ好きなんだわ。ウツファンにしたらひょっとしたら歌ってる部分が少なくて物足りないかも知れないけど、この曲でのウツの声はかなりハマってると思うねえ。ええ声してます。『EXPO』のサウンドを聴いてみると、わりとプロデューサー黄金時代の小室哲哉のサウンドにだいぶ近づいている。ダンサブルな曲も多いし、avexの原点がここにあるって感じ。(笑) 『CLASSIX 1』にもexpo overdub mixが入ってるけど、どちらかと言うとオレは『EXPO』の方が好きやねえ。

 第7位は『69/99』。これまたひょっとしたら意外なんかもね。TMNに突然リニューアルして、「ロック・マトリックス」をテーマに掲げたハードなアルバム『RHYTHM RED』の2曲目。『TIME TO COUNT DOWN』に続く勢いのある曲ですがな。小室哲哉が自分のフェラーリのエンジン音をシンクラヴィアに入れて加工したSEから始まるこの曲も疾走感がたっぷり!この曲の歌詞は坂本裕二。一世を風靡した『東京ラブストーリー』や『同級生』など数々の作品を手がけた売れっ子脚本家。その彼の詞がこのアルバムから新たにTMの世界の一部となったわけで、この曲もそれまでにない雰囲気を醸し出している。終末感っていうのが出てたねえ。この曲歌いたいわあ。でもカラオケに無いんだわ。気持ちいい曲やと思うで。

 第6位は『Resistance』。この曲がこんなに上位なのは詞の比重が大きい。当時高校生だったオレはもうこの歌詞そのものの奴だったわけで。(笑) いや、そう言えば数年前に彼女の前で歌った時にも「これ、あなたの歌やね」って言われたから、今でも変わってないのかも。(爆) 今はけっこう丸くなっちゃったけど、昔はほんまにとんがっとったからなあ。大学に入ってからもいつの間にか「Resistance」なんて言われてたしねえ。(苦笑) やっぱりオレに合ってる曲なんやと思う。曲としては実はそれほどメッチャ好きってことはない。サウンドもオレの好みじゃないし。ちなみにこの曲は沢口靖子と後藤久美子が出演してたドラマ『痛快!ロックンロール通り』の主題歌だったりする。(笑)

 第5位は『BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)』。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主題歌として有名。ジャケットがガンダムやったら嫌やなあって思った記憶があるわ。(笑) この曲は今はもう聴きすぎてちょっと飽きちゃった感があるけども(笑)、当時は「すげえカッコイイ!」って衝撃やった。オレが初めて聴いたのは『夜のヒットスタジオDX』。セットも宇宙を思わせる演出や衣装もSFっぽい衣装で曲とピッタリやった。この曲を聴いててビックリしたのが、AメロからBメロで物凄い転調の落ち方をするところ。普通の人はアレ音程とるの大変やろうね。あの意外性が強烈なインパクト!以降哲ちゃんもこの技をチョイチョイ使うようになったなあ。曲の構成的にもドラマティックでイイ出来やと思う。そういえばこの曲からTMの最初のシングルCDとして発売された。この年に初めてシングルCD化されるようになったんよね。しかしそれが今や全部マキシシングルとして発売されるようになったんやから、アレは一体何だったのか?(苦笑) 最初の頃はアダプタをハメないといけなかったりして面倒くさかってんなあ・・・。

 第4位は『Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)』。やっぱりこの曲はハズせません。だってオレがTMにガツーンと完全にやられた曲やからね。それまでにも『Your Song』は聴いてたけど、そんなガツーンとやられることはなかった。でもこの曲を聴いた時はほんまにショックやった。「小室哲哉に目が釘づけ」でも書いたけど、「キターーーッ!」って感じやったんよ。ようやくツボにハマるエレクトリックな音楽とめぐりあえたっていう。サウンドもさることながら、詞に関しても当時青春時代の心境と見事にシンクロ!おかげで今までただ単に雑食性だったオレの音楽の聴き方だけでなく、好きなアーティストと同時代を歩んで行ける楽しみを知ることができた。だってYMOもEL&Pも既に解散してたしね。この曲はやっぱりコード進行が好きなんやろうな。しつこいぐらいのリフレインも好きな曲調だったから気にならなかったし。(笑) サックスの音もイイしね!それにPVもウツのセクシーなキャラクターが確立するきっかけになった。雰囲気溢れるええPVですわ。女性ファンはショックを受けた人も相当多かったやろうけど。(爆) あの曲では渡辺美里も参加。パンチの効いた「Come on Let's Dance!」っていうシャウトが気持ちいい。実はこの曲ほんまは中森明菜が歌う予定だったとか。歌わせなくて良かったね。(笑)

 ここでベスト10を考えた時に迷った曲を何曲か紹介しよう。ほんまにいっぱいありすぎて困ったけどね。

『Dragon the Festival (Zoo mix)』・・・この曲、当時の機材としてはサンプリングを駆使してメチャメチャ凝ってます!やっぱりこれぐらい作り込んでると今の時代に聴いてもすごいなあって思うねえ。っていうか今の哲ちゃんにもこの時の気持ちを思い出してもっとちゃんと作り込んでほしいって思うわ。(苦笑) 当時、メジャーシーンでこういう物語チックな詞を世界で描いてるアーティストも少なかったやろうね。

『Human System』・・・イントロにトルコ行進曲のフレーズを盛り込んでいて、思春期にせつなめのメロディーと歌詞。人と人との出会いって考えたら凄いことやわなあと感じさせられるしみる曲。最後のハモリがほんまに素晴らしい!ファルセットもきれいやし。山下達郎がTMのハモリを褒めたのも頷けるってもんですわ。

『Time Passed Me By (夜の芝生)』・・・木根さんが作ったバラードをファンの間ではキネバラと言うけども、その中でも最も人気が高いと思われる名曲。ほんまに何か胸がキュンとするような詞とメロディー。ここでも小室みつ子さんの詞の力が存分に発揮されてるよなあ。4人目のTMと言われるぐらいのことはあります。この曲は哲ちゃんに「ビートルズの『YESTERDAY』みたいな曲を作ってよ!」って言われてできた曲らしい。なるほど、空気が似てるわ。(笑)

『MESSAGE』・・・TM NETWORK再結成後の曲としては最もメロディーが美しいと思った曲。サビのメロディーがなんともせつなくてTMらしくてええメロディーなんよ。これも歌いたいんやけど、カラオケで見かけない・・・。

 他にもいっぱいあるけど紹介してたらキリがない。(笑)

 さていよいよベスト3の発表!ここから先はもうオレが今までいろいろ書いたものを読んでくれてたら自ずと予想はつくハズですが、みなさんどこまでJIN通ですか?(笑)

 第3位は『Nights of The Knife』。TMN終了宣言された時に発表されたラスト・シングル。これは非常に感慨深い曲。ある意味オレの青春が終わったと思ったから。ちょうどオレ自身もこの曲の詞と同じような状況にあったからねえ。「新しい始まりが今 ドアの向こうまで近づいてきてる」っていうね。この曲にはあまりにもいろんな思い出がありすぎて、かなり入っちゃう。特に聴くより歌う時の方がダメ。胸いっぱいになるねんなあ。それぐらいイイ曲。何回も何回も聴いてるうちにええ曲やなあってしみてくる曲ですわ。小室嫌いの人達にも、この曲で洗脳してやったよ。(笑) みなさんイイ曲やと言いました。知らない人は是非聴いて下さい!

 第2位は『ELECTRIC PROPHET (電気仕掛けの予言者)』。これがまた初期の頃のバラードの名曲中の名曲ですわ。イントロのピアノのコード進行からもうトリップしちゃうね。この曲ってすごいSFチック。昔の小室哲哉らしい作詞でね。目の前に地中海の島々の絵も広がって綺麗ですわ。ライヴの時はアレンジも変わるけど、オレは圧倒的にスタジオ盤の方が好き。この曲は3番まであるし8分ぐらいあるから当時としては珍しかっってんけどなあ。今のglobeの曲なんか聴いてたらこれぐらいのサイズの曲なんてザラやし。(笑) オケが無いから自分でシンセに打ち込んで歌ったりしたこともあるぐらい好きな曲。この曲弾き語りできるようになれたらなあ。練習しようかな?(笑) この曲は『TWINKLE NIGHT』っていうミニ・アルバムに入ってるんやけど、このアルバムだけなかなかCD化されなくてねえ。長い間レコードからダビングしたテープでばっかり聴いてたわ。

 そして第1位はもうおわかりかと思う。『Get Wild』! この曲に関しては『JIN的名曲・名盤』のコーナーに詳しく書いてるからそっちを読んでもらおうかな。なんせこの曲ほど何度も聴いた曲はないと思う。これほど何千円も聴いていまだに飽きない曲は無いやろうねえ。オレが生きてきた中で一番たくさん聴いた曲やと思うわ。ほんまに絶妙なんよね。先日発売された『キヲクトキロク』の中にも『GET WILD DECADE RUN ('99 Version)』と『Get Wild (Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE)』が収録されててこれまた良かったりする。やっぱりオリジナルが素晴らしいから違う料理をしてもカッコイイね。それでもやっぱりオリジナルが1番ですが。

 オリジナルが1番ということで、今年5月〜6月に原曲至上主義の『TM NETWORK tribute LIVE』が行われる。哲ちゃんだけスケジュールの調整がつかず、木根尚登、宇都宮隆 and 浅倉大介、阿部薫、葛城哲哉というメンバーやけどね。このことは先日行われた『LIVE EPIC 25』にTM NETWORKが出演した時に知ったんやけどね。LIVEレポも書いてるから良ければ読んで下さい!来年はTM NETWORK結成20周年ということで何かやってくれそうやけどこれまた実に楽しみ!

 そうそう、新しいアルバムに向けてまたボチボチ曲も作り始めてそうなことを言ってたな。

 TMのアルバムに関してはまた順位はつけられないぐらい好きなのが多い。『Self Control』『Gift for FANKS』『humansystem』『Carol A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991』『RHYTHM RED』なんかが特に好きでねえ。あえて言うと初のベスト盤『Gift for FANKS』やろうか。一番よく聴いたアルバムやと思うし『Get Wild』も入ってるしね。けど『RHYTHM RED』もかなり捨てがたい。一番TMらしくないサウンドかもしれんけどね。(笑) TMのアルバムはどれもコンセプトがしっかりしててトータルとして聴き応えがあるからなあ。プログレッシヴ・ロック・アルバムの『Major Turn-Round』も何度聴いても飽きないし、この次もそんなしっかりしたコンセプトの下にTMらしい驚きのある世界を繰り広げてほしい。だからTMを聴く時はなるべくベスト盤じゃなくて、それぞれのアルバム毎に楽しむのが正解やと思う。

TM NETWORKの『Gift for FANKS』を聴きながら・・・   

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