またもや当選!!2004.8.19『LIFE SIZE ROCK 04』@なんばHatch

 先日e+『MOOOVE! supported by smart』っていうイベントLIVEの無料招待が当選して行ってきたばかりやのに、またしてもe+で無料招待が当選した!今度は『LIFE SIZE ROCK 04』っていう屋内夏フェスイベントの3日目。

 8/17(tue) the pillows/サンボマスター/YO-KING/LOST IN TIME/アナログフィッシュ

8/18(wed) 大西ユカリと新世界/小島麻由美/ジャパハリネット/フジファブリック/コーヒーカラー

8/19(thu) GO!GO!7188/セカイイチ/堂島孝平/BONNIE PINK/AIR DRIVE

 こういったメンツの中でオレが見たいと思ったのはBONNIE PINKGO!GO!7188。だから3日目の8/19に応募したわけで。それに会場のなんばHatchはいつも出勤途中で前を通ってるのに中に入ったことが無かったからってのもあって興味があった。KRAFTWERK(クラフトワーク)やMichelle Branch(ミシェル・ブランチ)がココでやるって時に行こうか迷ったんやけど結局行けなかったからねえ。

 この日はほとんど仮眠状態でLIVEに行くことになってしまったので若干心配やった。湊町リバープレイスの前にチャリを置いていざ中へ。エスカレーターに乗って上の方に向かうときに客層を見てたらやっぱり若いような気がした。女性が多いし。受付に行って驚いたのが招待に当選した人の多さ!!どこが5組10名様やねん!?って言いたくなるぐらいズラッと並んでて当日チケットと引き換えていた。よっぽど売れなかったんとちゃうか? まあこのイベントは「80215FM802 15th ANNIVERSARY×トーキンロック!×ぴあ×Lマガジン」っていう冠がついてたからいろんなところが招待してたんやろうなあ。

 当選メールをプリントアウトしたものとチケットを交換して、ドリンク代500円を払い入場。そこかしこで聞こえてくる会話を耳にしていると、やっぱりあんまり出演アーティストのことをちゃんと把握してない人達が多いようで「"堂島孝平"っていうバンドが出てきたらおもろいなあ」なんて言ってる女の子もいた。(爆) 

 とりあえずドリンクチケットをカルピスソーダと交換してから中に入ってみた。1500人のキャパシティーということやけども、前の方はもうほとんど埋まってたし、オレはP.A.があるぐらい後ろの方のステージに向かって左側から見ることにした。1階席はオールスタンディングやったもんで、背が低かったら見えにくいところやけども、幸いオレはその辺りでは1番背が高かったしね。ついでに年齢も1番高かったやろうなあ。(爆) 開演時間は午後6時半。チラシを読んだり、周りを観察しながらやきもきしておった。夏休みってこともあってか10代の子もかなり多そうやったなあ。GO!GO!7188あたりのファンやろうか? 20代半ばぐらいまでがほとんどで、30代以上はほとんどいなさそうやったぞ??? 「ああ、10月にはココで宇都宮隆がやるんやなあ」なんて思いながらステージの方を見てたりしてた。(笑)

 FM802らしい英語のアナウンスによるジングルと共に、先ずOpening ActのAIR DRIVEが登場。彼らのことは全く予備知識が無い。調べてみたところ、結成が'03年5月って言うんやからエラい最近の話やがな!メンバーは谷翔平(vo&Gt)岩瀬貴志(Ba)辻恭平(Gt)田中"dotty"紀行(Dr)の4人で、あの佐久間正英プロデュースの下でデビューしたということだ。『彼岸花/なないろ』っていう両A面でデビューしたらしいけども、この日もやったんやろうなあ、たぶん?なんせ曲名なんか全然わからんわけやから。

 第一印象は声が甘いなあ〜ってことやった。これは女性が好きになりそうな声やでえ〜。メロディーも甘くて、サウンドのイメージとしてはスピッツやミスチルなんかを彷彿させるようなもんやった。ついでにヴォーカルの顔も甘く見えたけども、もっと近くで見たらどうなのかはわからない。(笑) その彼が「大きいねえ〜!」って会場を見て言ってたけど、デビューしてから間もない彼らにとったらやっぱりデカい会場なんやろうなあ。初っぱなってことで会場の雰囲気もまだ全然ノってなかった。それでも彼らはなんとか盛り上げようと頑張っておったなあ。ギターの兄ちゃんがなんかKinKi Kidsの堂本剛に似てたのと、ギターの兄ちゃんがオレの音楽サークル時代の副幹事長やってたギターのOになんとなく似てたってのが印象に残った。(爆) 

 まあ爽やかな雰囲気が出来上がっておったねえ。ヴォーカルの彼はストリート・ミュージシャン出身で、大阪に戻って来た時は今でもいつもどこかで夜中まで路上で歌ってるらしい。ある日、初めてAIR DRIVEの曲を路上で歌ってるのが聞こえてきて感動したなんていう話をMCでしておったなあ。なるほど、ストリート・ミュージシャンがバンドとくっついたような感じの音楽をしてるわ。(笑) 果たしてこれからどれぐらい売れるやろうか? 全部で4曲ぐらい歌ってから帰って行った。

 次のアーティストが出てくるまでのセッティング時間がかなり長い・・・。ステージの楽器類を見てると次に出てくるのはバンドっぽくなかった。

 続いてジングルで紹介されたのがBONNIE PINK!「まさか、こんな早く出てくるなんて!?」って感じで会場も歓声よりもどよめきが。やっぱり一番キャリアが長いだけあって今回一番の知名度のようだ。オレは機材のセッティングで次はボニピンが出てきそうやなあとは思ったけどね。(笑) 

 最初はキーボードで英語詞の曲を弾き語り。続いてヒット曲の『Heaven's Kitchen』を歌ってたかな。バックのバンドの編成が面白くて全体的にアコースティック・スタイル。ベースはウッドベースでドラムはいなくてパーカッションなんよね。関西人で「毎度」って言ってたと思うけど。キーボードはSOUL FLOWER UNIONのなんとかさんって言ってたと思うけど、挨拶の時に「おいど」って言ったもんやからボニピンが「言ってもうた。BONNIE PINKのステージやのに"おいど"って言ってもうた」なんて言ってたわ。(笑) 

 そういう彼女も京都の大学生時代にデビューしとったよねえ。『TK MUSIC CLAMP』で久保こーじと音楽トークしてた時からもう10年近く経ってもうたんとちゃうやろうか? ついこの前デビューしたなんて思ってたらいつの間にか何年も経っちゃってて月日の流れの早さの恐ろしいこと・・・。トーレ・ヨハンソンミッチェル・フルームなんかの大物プロデューサーと共同でアルバム作っちゃうんやからたいしたもんやで。

 会場から「ボニー!!」って掛け声があると「ボニーです」って答えてたけど、ファンはボニーって呼ぶんやね。オレみたいにボニピンとは言わないようで。(爆) 何でもボニーは「晴れ女」だそうで、『RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO』の時も自分の出番の時だけ見事に晴れたそうだ。ちなみにギターの人が雨男らしいんやけど、雨が降っててももっと強く降ってくるなんて言っていた。MCでボニーは出番の前に近くの銀行で宝くじを換金してきたなんてことを言ってたけど、けっこう気軽に出歩いたりするんかねえ?

 この日の彼女の衣装は音楽とピッタリ合うように若干民族衣装っぽいドレスといった趣。曲は今年出たトーレ・ヨハンソンと共同プロデュースのアルバム『Even So』から中心に選曲されてたんちゃうやろうか?後でアルバムを借りてきてチェックしたところ、『5 more minutes』『I just want you to be happy』といった曲をやってたし、最後に『Private Laughter』を歌ってたと思う。6曲ぐらいやったと思うけど、実に気持ちのイイ音楽を聴かせてもらった!ボニーの歌も良かったなあ。Jewel(ジュエル)やNELLY FURTADO(ネリー・ファータド)なんかを彷彿させたね。非常に洋楽チックなJ-POPやなあって思った。周りの女の子が「かわいい〜!」って言ってたように確かに思ってたよりキュートな女性やなあとは思ったかな。特に本人の醸し出す雰囲気のテンポ感が関西人やなあとは思った。(笑)

 そろそろ腰が痛くてかなわんようになってきたぞ・・・。この待ち時間がほんまにつらかった。

 次に出てきたのはセカイイチ。オレは名前ぐらいはひょっとしたら聞いたことあるかな?ぐらいのもんやったけど、会場のリアクションからはやっぱり知ってる人は知ってるようで、それなりに声が上がっていた。調べたところによると、メンバーは岩サキ慧(Vo&Gt)中内正之(Gt&Cho)泉健太郎(Ba)吉澤響(Dr)の4人。やっぱり関西を中心に活動してるみたいやね。なんかAIR DRIVEとイメージがカブったんやけど、ヴォーカルの声質はもっと濃い。まるでエレファント・カシマシを思わせる泥臭い濃さ。歌も演奏もいきなり熱かったなあ。ヴォーカルなんか1曲やっただけでもう汗だくやった。(笑) ドラマーも一緒に歌うかのように叩いてる姿が好感持てたなあ。でも気に入ったのはその一生懸命さぐらいのもので、音楽的にはあんまり興味無かった・・・。♪シルクハットの中の宇宙〜・・・とかいう曲が印象に残ったけど、どうもこのバンドの世界観みたいなもんに入っていけなくて途中で飽きてしまった・・・。この日のために新曲も用意してたけどやねえ・・・。まあオレの好みじゃなかったということで・・・。

 この時にはかなり腰が痛くてずっとマッサージしながら待っていた・・・。周りでも座り込んでる人達もちらほら。

 次に出てきたのは堂島孝平。バックにバンドは従えていたものの"堂島孝平"っていうバンド名じゃないようだ。(爆) 会場の歓声の様子からして、けっこうファンの人達もいたようだ。この時だけやけにノリノリの女の子とかいたもんなあ。第一印象はやけに爽やかだった。水色のカッターシャツにネクタイなんかしちゃって、声がとんでもなく甘い声!しかも曲があまりにも爽やかすぎて憎たらしいぐらいだった。(笑) てっきり2枚目のイメージを抱いてたら、喋りだしてそれが大きな間違いだったことに気付く。なんかヘンだ。(笑) 「心の金メダルを狙います!」とかわけわからんこと言ってたし。(爆) そのうち「オリンピック出たいんですよ」とか言い始めて、なぜか歌ってる途中でバック転をやることに。「予告バック転は初めてだ」なんて言ってたけど、いつもやってるんかな? 冗談かと思ってたらほんまに歌の途中でやっちゃっててこれにはみんな拍手!(笑) さらには助走をつけてのバック宙まで披露していた!コイツなかなかやるな。(笑) この堂島孝平がなんかヘンな奴だと思ったのは喋りだけじゃない。かなりステージをはしゃぐように動き回っておったんやけど、やたら台の上に上がりたがる。(笑) よく見ると、けっこう足が短い。(爆) その辺がキャラ的にどうもアンバランスで、憎めないものを持ってるんやろうねえ。

 彼のことを調べてみると、'95年に18歳でデビューしたって言うんやから、もうけっこう長いってことに驚き。バックのバンドメンバーは弾丸なんちゃらって言ってたなあ。名のあるバンドから参加してたみたいやけど忘れてしまった。(汗) 爽やかでダンサブルで、キラキラしたポップスがオレにはどうにも鼻についたなあ。(笑) 『45℃』っていう曲の時にはどうもお決まりのポーズがあるみたいでそれがまた背中が痒くなるようやった。(苦笑) それでもおもろいやっちゃなあとは思ったけどね。楽しいステージを見せてくれたことは間違いない。「次の曲で最後なんだけど」って言うと会場から「え〜〜〜っ!」の声が。すると堂島孝平は「あたりまえだろ!イベントなんだから!」とバッサリ。(爆) 最後はさっきのセカイイチのヴォーカルも飛び入り参加して盛り上がってたわ。

 この時にはもう9時半ぐらいになってたと思う。それでもけっこうみんな残ってるねえ。

 最後に登場したのはGO!GO!7188。この日で一番大きな歓声が上がった。やっぱり彼女達がお目当ての人達は多かったみたいやね。ところが曲が始まるやいなや面白い現象が。なぜか客席の前の方の右側は拳を上げて盛り上がってるのに、左側は比較的おとなしい。「何なんだコレは!?」って言うぐらい綺麗に分かれておったからねえ。(笑) それも後半になるに連れてだんだん左側でも盛り上がってたけどね。

 GO!GO!7188に関しては何曲かは耳にしたことがあったし、曲調も好きな方だったので興味があった。メンバーの名前は全然知らなかったんやけど、調べたところ、髪の毛が長くて華奢やのになんとなくロリエロっぽい左利きギター&ヴォーカルユウ(中島優美)、なんとなく気の強そうなロック姉ちゃんって感じで胸の開いたシャツが色っぽかったベース&ヴォーカルアッコ(浜田亜希子)、どう見ても全日本プロレスの小島聡に見えてしまった(爆)ドラムターキーから成る3ピースバンド。パンクとGSとサーフロックをミックスしたようなサウンドでジャパニーズ・テイストの混じった節回しがまるで椎名林檎を彷彿させる。実際アルバム『鬣 たてがみ』をかけてたら「これ、椎名林檎?」って聞かれたもんねえ。(笑) 詞の感じもなんとなく共通する部分があるように思うし。

 3人やのになかなかエネルギッシュで良かったわ。そういう部分でも曲の作り方がうまいよね。しかも独特のカラーを持っていて、どちらかというと陰陽で言うと「陰」なところがなんとなくSIOUXIE AND THE BANSHEES(スージー&ザ・バンシーズ)なんかを思いださせた。それにオレがバンドやってた時の感覚も甦ってきたなあ。バンドの独特な音空間に浸らせてみせるっていうあの感覚がなんか似てたから。

 曲は『浮舟』『ポラロイド』をやってたのは後でアルバムを借りてチェックしてから知ったけどね。あの教科書がどうじゃこうじゃとかいう曲も聴き覚えあったんやけどなあ?後は新曲の『青い亀裂』もやってたわ。年内にニューアルバムを出して、年末からツアーも決まってるそうなんやけど、ツアー日程をちゃんと思い出せないとかアッコが言ったら、会場から何やらツッコまれたらしく、すると「うっさい、ボケ!!」ってコワい顔して怒鳴ってたわ。(爆) 客をボケ呼ばわりするアーティストなんて初めて見たわ。(爆爆) いつもMCはアッコが中心にやってるんかなあ?ユウの方はあんまり喋るの得意じゃなさそうやけど、喋るとアニメ声と言うか(笑)、なんか力が抜けるような舌足らずなところがあった。ドラムのターキーは間間でフォローするような感じでチョロッチョロッと喋ってたなあ。プロフィールを見るとたばこが嫌いやそうやから、ルックスからして意外に見える反面、好感度アップ。(笑)

 1曲1曲が短いせいかアッと言う間に終わっちゃって、「えっ?もう終わり?」って思ったのはオレだけではないようで、この時は会場もノリノリになっていたので自然と熱いアンコールの声が沸き起こった。こうなりゃ出てこないわけにはいかんよね。また1曲やって見事に締めて帰って行ったわ。

 結局終わったのは10時20分ぐらいやったかなあ? 遅番で仕事があったけども、一旦家に戻った。チャリでの往復時間とLIVE時間を合わせると約5時間半ほど立ちっぱなしか動きっぱなし・・・。三十路越えたこの体ではかなりつらかったねえ・・・。こりゃやっぱりサマソニなんか絶対無理やったやろうなあ。(苦笑) この後も少しだけ休んだらすぐに仕事に行かないといかんかったし、死にそうやったわ・・・。そんな思いをしつつもやっぱりLIVEっていいなあって思ったねえ。こういう一度にいろんなアーティストのLIVEを見てるとオレなら一体どんなパフォーマンスをするやろうか?っていう自分への興味もわいてきて仕方がない。これはイイ兆候かもね?(笑)

BONNIE PINKの『Even So』を聴きながら・・・   

2004.08.31

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