♪エ〜ッシャエ〜ッシャエッシャホイサッサ

 6月23日(日)、サントリーミュージアム[天保山]のギャラリーにて行われていた『視覚の魔術師 エッシャー展』を見に行ってきました。

 この日は疲れてて眠かったんやけどなんだかんだバタバタしてたらもう昼に。今日はやめておくかと思って寝る前に一応、ネットで天保山をチェックしてみたら、なんと今日までではないか! 入場は19時までやから、ちょっとだけ仮眠をとることにした。

 夕方、いざ天保山へ! 地下鉄中央線大阪港駅下車。徒歩5分。大観覧車を目指せばいい。『天保山ハーバービレッジ』。ここに来るのは久々だ。数年前にデートで来て以来。(苦笑)

 天気は曇ってるけど暑すぎずちょうどいい。ただ、日曜日ということでそこらじゅうにカップルが。暑くないけど熱かった。(笑) クーーッ、ちょっと羨ましいぞ。

 『海遊館』前の広場ではなんだか人だかりができている。大道芸だ。『Mr.チョップリンのパフォーマンス』とある。風船やハト、リングなんかを使って巧みなトークでマジックをやってたな。かわいらしい女の子が呼ばれて前に出されてたけど、さくらやったんかなあ?(笑) あまりにもいいリアクションしてたもんやから。

 おっといけない。もう17時ぐらいやったから早く行かないと。目的のサントリーミュージアムに直行。受付に行くと

 「只今1時間半待ちになりますけどもよろしいですか?」

 1時間半待ち!? ここで帰ったら何のために来たのかわからないので、

 「ハイ。」入場料1000円払い列の最後尾に。

 5階までエレベーターに乗らないといけないので、その前に長蛇の列が。完全にビルからハミ出している。

 やっぱり最終日の日曜日、しかも夕方ということでいっぱいやったねえ。完全に甘く見ていた。これほどまでに人気のあるようなものだとは思ってなかったな。やっぱりエッシャーって有名やもんねえ。美術の教科書には必ず載ってるし。普段、ギャラリーとかあんまり行かないこのオレでも見てみたいと思ったわけやし。

 とにかく河内音頭を聞きながら気長に待つことにした。ん? 河内音頭? 実は並んでる向こうの海側の広場で、ハッピを着て河内音頭を踊る集団が。(笑) 円になって回りながら踊っている。太鼓の音が妙に気持ち良く、なぜか聴いていて飽きなかった。

 そんな河内音頭を耳にしながら、手には暇つぶし用の『世界に通用する「金力」!』なるビジネス書。(謎) そうやって地味に待ち続け、ようやくエレベーターに乗れた。18時ぐらいやったかなあ。エレベーターを降り、ギャラリーに入ったものの、列がず〜っと続いてるためなかなか前に進めず、いやが応にも一つの作品をゆっくり鑑賞しないといけなかった。

 エッシャーの自画像から始まっていたこのギャラリー。まだこのおっさんについて説明していなかったね。

 モーリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972)、オランダのレーワールデンに生まれる。版画家だ。何と言っても錯視を利用した「トロンプ・ルイユ(だまし絵)」が有名。オレもそれが見たくて来たわけやけど。

 版画と言ってもいろいろあるもんだ。板目木版リノカット(リノリウムゴム材使用)、リトグラフ(石版使用)、メゾチント(銅版画)など。それぞれに特徴があって、同じ対象の版画でもガラッと装いが変わって面白い。すごいリアルな肖像画もあれば、かなり単純化された感じのもあり。

 エッシャーの写真の中に、オレと同い年の写真があってんけど、とてもじゃないが一緒だとは思えない。髪の毛ボウボウ、髭はモジャモジャでおっさんを通り越しておじいさんやがな! 老けすぎ。(笑) 雰囲気としてはYMOの高橋幸宏っぽいかな? どうやろう。怒られるかな。(笑)

 本の挿し絵や蔵書票なんかもあって、その木版も展示されていた。いろいろやってたんやねえ、エッシャーも。

 初期の普通の作品から、段々不思議な絵に近づいてきた。平面上で鳥やら魚やらをモチーフに、視覚上あり得ない不思議な作品を次々と展開。思わず目を凝らして見てしまう。だから余計に列が動かない。(笑) タペストリーやカーペットなんていう大型作品もあって目を引いていた。

 やがて平面上の作品から立体的な作品へと移行するんやけど、『爬虫類』っていうリトグラフ作品がまさにそれを象徴してるかな。絵に描いたワニが抜け出していって立体になり、また平面に戻るという循環を描いている。

 エッシャーの作品が立体的になる上で、欠かせないのが正多面体や球体や螺旋といったものが挙げられる。

 螺旋に関しては『婚姻の絆』という作品が有名で、リンゴの皮上の螺旋で出来た男女の顔がひとつにつながっているという異様な作品。「何か気持ち悪〜い。」なんて言っていた女性もいた。(笑) 

 そしてここから急に列が進まなくなる。なぜならここからがメインエベント。(笑) 館内放送で「このギャラリーは午後7時30分で閉館いたします。」っていうアナウンスが。ちょっとイライラした。まあまだ人がいっぱいいるんで、すぐに閉めることはないだろうけども。

 で、いよいよ教科書でもお馴染の『物見の塔』、永遠に流れ続ける『滝』、階段を下りているはずがいつの間にか上がっている『上と下』といった作品を目にすることができた! これぞエッシャーワールド!! 引き込まれるねえ。見れば見るほど不思議な絵だ。人が立方体に対して一度に二つの知覚ができないという錯視を取り入れている。だいたいエッシャーは美術家よりも数学者や知覚心理学者に興味をもたれていたらしい。それは「ペンローズの三角形」「ネッカーの立方体」「マッハの本」「シュレイダーの階段」といった不可能な図形を利用した作品を展開していたからにほかならない。逆に芸術としては邪道に見られたりしたんかな?

 なんかエッシャーのビデオ上映をしてたんやけど、もう時間がなくて見れなかった。図録も好評につき売り切れということで、購入予約を受け付けてたけど、そこまでして買おうとは思わなかったし、結局手元にあるオレのメモだけを頼りにこのレポ(?)を書いている。(苦笑)

 出口付近にはショップがあっていろいろエッシャーグッズが売っていた。Tシャツ、ジグソーパズル、グリーティングカード、キーホルダーなど。エッシャーの絵が立体に見える3Dマウスパッドがあったんやけど、オレはこれを衝動買い。(笑) 4種類ほどあって迷ったけど『滝』にした。マウスパッド・・・これ以上買ってもしゃーないのにね。(苦笑) ハワイで買ったシュールレアリズムのマウスパッドを愛用してるっちゅうのに。

 今回の作品群はハウステンボスから丸々持ってきたらしいね。だからグッズにも全部ハウステンボスって印刷されてた。(笑)

 こうしておよそ170点ぐらい?の作品を鑑賞し終えて、外に出た。すっかり日は落ちて、夜の闇の中にきらびやかな照明で大観覧車が浮かび上がっていた。それがやけに綺麗だったので、写真を撮ってしまった。

 さきほどの海遊館前の広場には、さっきとは違う大道芸人がパントマイムをやっている。もう終わりのようだ。

 「ここでみなさまに重要なお話があります。この場は海遊館さんの御厚意によりお借りしていまして、私ギャラなど一切もらっておりません。そこで何でもいいです。少しばかりのお心付けを・・・」それを聞いて、見ていた人達がパラパラと帰りだすと、「ピ〜〜〜〜〜〜〜ッ!」大道芸人、ホイッスルを吹いて引き止める。(笑) 愉快な光景だこと。

 そういえば海遊館入ったことないねんなあ。昔、彼女に行こう行こうと言っていて別れてしもた。(苦笑) ジンベイザメが見たかった。水族館って好きでねえ。たぶん小さい頃、図鑑を見て育ったからその影響やと思うねんなあ。特に魚介図鑑が好きやった。海って苦手やのに。(苦笑) そのうち海遊館レポでもやりたいなあ。どうせまた一人レポやろうけど。(大苦笑)

 まあたまにはこうやって一人フラっと展覧会なんぞ行ってみるのもいいと思ったな。気分転換にもなるし、刺激にもなる。知的好奇心のあるパートナーがいれば、お互い刺激しあえて、これまた良いかも知れないね。

 もし、この日を逃してしまっていたら、危うく『THE ドラえもん展』になっていたところだった。(爆)

EMERSON, LAKE & PALMERの『PICTURES AT AN EXHIBITION 展覧会の絵』を聴きながら・・・   

2002.07.01

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