映画な日々

 映画って好きですか?

 映画館にはよく行きますか?

 よくレンタルしますか?

 オレの場合、『TSUTAYAN』なんてコーナー作ってるぐらいなんで、映画は大好きですね。

 映画館にもできるだけ行きたいとは思うけど、1800円ってバカにならないから、1000円で見られる映画の日ぐらいにしか見に行かない。

 しかも、大画面・大音響で見ないと勿体ないような娯楽大作が多いかな。普通のヒューマンドラマ映画やラブストーリー映画とかは、それこそタダ券が入った時やデートの時ぐらいしか無い(最近はめっきり一人で見る機会が増えたけど)。

 やっぱりねえ、自分としては非日常な世界に連れて行ってくれるものが一番好みかな。現実逃避モノ。(笑) スピルバーグやルーカスのジェットコースター・ムービーも当然好きやね。人間の想像力って素晴らしいって思わせてくれるのがすごく刺激になる。さらにそれをメチャメチャ頭を使って映像として見せてくれるところが素晴らしいじゃないの!

 その想像力っていう意味で、近未来SF映画は本当に大好物。内容が多少面白くなくても、そこに独特の世界を作り出しているっていう、それだけでも見ることができるな。果たして、近い将来、車が空を飛ぶ時代が来るのか? そんな風にして見ていると楽しくて仕方がない。

 自分の見たSF映画の中での最高傑作はやっぱり『マトリックス』やな。あれほど時間を忘れて見入ってしまった映画は非常に珍しい。2、3も待ち遠しいけど、それによってこの作品への思い入れが下がってしまうようなことにだけはならないようにお願いしたいね。

 ホラー映画も想像力を駆使した映画やけど、なにぶん監督が「ここで怖がらせてやろう」という意図が見え見えやったりするから、意外と『アンビリーバボー』とか『あなたの知らない世界』なんかの再現フィルムの方が怖かったりする。やっぱり本当にあった話って言われるのが一番効くしねえ。

 日本人やから、あんまり洋モノは恐くないねんけど、一番傑作やと思うのは『ザ・チャイルド』っていうスペイン映画かな。最近ようやくビデオで出たみたい。また見てみたいなあ。だいぶ昔に見た映画やから、今見たら印象かわるかもしれないし。淡々とした映画やねんけど、強烈な印象が残っててねえ。

 映画館向きといえば、アクション映画は外せない。大画面でサラウンド音響の中見ると、かなり臨場感を味わえる。しかし、アクション映画でも冒険アクションなんかは好きやけど、バイオレンスモノはかなりダメ。オレの中でのモラル感の許容範囲を超えてしまうと、嫌悪感に支配されちゃうからである。タランティーノ系が良い(?)例だ。昔、彼女に「コレ好きやねん」って言われて一緒に見た『ナチュラル・ボーン・キラーズ』はほんまに引いてしまった。(笑)

 アクション系の傑作と言えば、『ダイ・ハード』かなと思うけど、個人的には『ソードフィッシュ』が好き。あの展開の早さが気持ちイイのだ。ハル・ベリーも色っぽいし。

 オレのイメージから想像しにくいかもしれないけど、実は青春ドラマ映画も大好きやったりするんだな。特に学園モノ。洋・邦問わず好き。明るいやつね。湿っぽいのはダメ。ハッピーになれるやつ。アメリカン・ハイスクールもんとかこっちと全然ちゃうけど、そこがまた面白かったりして。TVの『ビバリーヒルズ高校白書』とか憧れた女性も多いんやろうなあ。こんな学園生活もやってみたかった、みたいな。なんや、オレはこの歳になっても学生気分がぬけきれていないのか。(苦笑) 

 青春映画で一番好きなのは、『今夜はトークハード!』。山田玲司の『Bバージン』的な面白さがあるねえ。ひょっとしたら表と裏の二面性っていうのが自分とダブるからかもしれないなあ。昔つきあってた彼女にも言われたけどねえ。どういうことなのかは、またそのうちどこかで書くでしょう。(笑)

 後、やっぱり感動モノは好きです。正直言って涙腺がゆるいタイプじゃないんで、涙を流すことは無いのですが、胸の中では何とも言えない感情の高まりが広がっちゃって、苦しくなることも少なくありません。

 けっこう、コレは涙がちょちょぎれそうになったっていうのは、『シザー・ハンズ』。タダ券が当たって、『ホーム・アローン』と同時上映やったんやけど、そっちが目当てやったから、初め全く期待してなかったんよ。そしたらすごい自然と引き込まれてしまった。オレの場合、非現実的な世界の方が却って感情移入できるのかもしれない。見ていてメッチャせつなくなってしまった。ホーム・アローンも良かったけど、シザー・ハンズには完全にやられてしまったって感じだった。

 でも、本当言うとこれ以上にもっと、見るたびに胸いっぱいになってしまう映画がある。『うる星やつら 完結篇』(笑)。小・中・高と大好きでメチャメチャハマッてたマンガ。思い入れも強烈やった。この『うる星やつら』の原作・最終巻を映画化したのがコレ。うる星やつらに関しては、そのうち『オタックNo.1』で取り上げます(こうやってどんどん宿題が増えていく)。

 ちなみに、最近では宮崎駿のおかげで、かなり地位も向上したアニメーション映画であるけれども、個人的に一番の傑作だと思っているのは、奇才・押井守監督の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』。うる星やつらってことを抜きにしても、抜群に面白い映画。ビデオも公開当時すぐ購入。日本版のDVDがまだ出ていないので、輸入盤でリージョン・フリーのDVDを去年、わざわざ買ってしまった。最も何回も見た映画だと思う。20回以上は見てるやろうし。全然飽きない。

 後は、コメディ映画も気楽に見れていいよねえ。笑いあり、涙あり、ハッピーエンドっていうのがいい。ロビン・ウィリアムズが出てる映画ってあんまりハズレがないね。『ミセス・ダウト』なんかけっこう好きやな。コメディの傑作としては、『天使にラブ・ソングを・・・』を挙げときましょうか。

 洋画は見るけど、邦画は見ないっていう人、多いかもしれない。オレはけっこう邦画も見てるとは思うんやけど、ハッキリ言ってつまらないものが多い。『TSUTAYAN』の10段階評価にしても、洋画の10段階と邦画の10段階では、同レベルに置いていないかもしれない。邦画って最初からそんなに期待感がないから、ちょっとでも面白いとなんか面白い映画だったような気がしてしまうというところが無きにしもあらず。それでも面白い映画もあるわけで、そういう良い作品を見ないのは、同じ日本人として勿体ない話。

 さあ、そんな日本映画でも個人的にイチ押しなのは『逆噴射家族』。ブッとんでます。あの『ゴーマニズム宣言』の小林よしのりが原案をしてたと思う。好きやねえ、パワフルで。なんだかようわからん映画やけど、最高!

 と、まあいろいろ言ってきましたが、オレが最初に見た映画は、小学校一年生の時の『東映まんがまつり』。こういう人、けっこう多いんじゃないかな? 『地球防衛軍』っていう東宝怪獣映画をメインに、『新・巨人の星』『家なき子』『ルパン三世』『まんが日本昔ばなし』っていうラインナップだったと記憶している。

 それでもあんまり映画って見るタチじゃなかった。テレビでもね。本当によく見るようになったのは、浪人時代かも。(笑) それも窮地に立たされていた二浪目ぐらいから。アホみたいに勉強していた中、唯一の楽しみのように、TVでやけどチェックして見まくっていくようになった。

 週1〜3本ぐらいのペースで見続けてるから、そりゃ『TSUTAYAN』コーナーも作れるっていう話ですわ。毎週微妙にリニューアルしてるんやけど、誰も気づかないやろうなあ。(苦笑)

 『TSUTAYAN』コーナーでは、★と一言コメントのバランスのニュアンスを感じ取ってもらえるとありがたいな。「妙に残る」ってなってるのは、案外見ておいて損はないかもしれない。良くも悪くも、なんか残っちゃってるわけだから。じわじわとボディブローのように効いてくるタイプの映画。

 これだけもう、たくさんの映画を見続けているとかなり目が肥えてしまって、評価も自ずと厳しくなってきちゃいます。ほんで、ついつい作り手側に回って見てしまうことが多くなってしまった。「あっ、今ここで伏線をハリよったな」とか、「こういう展開に持ってきたら、後はこいつを死ぬように持っていかんとしゃーないやろうな」とか見えてきちゃって、純粋に楽しめなかったり。このカットはどうやって撮ったんだろうと思って、「ちょっと今のところ巻き戻してみてもいい?」なんて隣で見ている彼女に言ったことも何度かある。(笑)

 きっとオレが、こういう人を楽しませることに憧れを抱いてるからなんだろうなあ。

 映画は、日常生活だけでは得られないような感情を呼び起こさせてくれます。それによって、自分の中で何かが変わる可能性だって十分あるわけで。実際、映画に刺激されて、曲を作りたいっていう衝動にかられることも多いし。

 自分の中の大事な気持ちを忘れないためにも、常に映画は見て行きたいと思う。映画話で盛り上がれることも多いから、コミュニケーション上でも非常にありがたいもんですよ。

 いやあ、映画って・・・・やめておこう。このオチだけは。(笑)

サントラ『MUSIC FROM THE MOTION PICTURE go life begins at 3am.』を聴きながら・・・   

2002.04.23

 

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