背に腹は代えられない

 資料集めと合わせて、ある事をやるために実家に帰ってきた。そのあることとは、「古雑誌整理」である。今まで捨てずにおいた雑誌を、もう置き場がないから処分してくれと帰省する度に言われておったんよね。ほんで正月に帰った時に、「あんた、もうあんな少年サンデーなんか捨てたで。」とオカアに言われて、「なにぃ〜!! なんでその前にオレに一言言わへんねん!! そしたら一通り確認したのにやなあ、それこそあんなもんをせっかく今まで置いとった意味があらへんやないか!!」ってことで、今回第一次整理を行った。全く女ってもんは勝手にどんどん捨てよるからなあ。

 でも、確かにオカアが捨てたがるのも無理はないのだ。なんせ家にある本の数ってのは半端じゃない。少年サンデーたってたまにしか買っていなかったものの、まだ『うる星やつら』とか『タッチ』とか連載してた時のからあるから、軽く200冊以上はあるわけで。こんな調子でまだまだ他にもいろんな雑誌や本が、古本屋でもできるんちゃうかと思うぐらい山のようにあるのだ。特に少年サンデーなんちゅうたらただでさえかさばるからねえ。そんなもん置いといたところでどうなんねんって言われてもしゃーないのは十分わかっとる。

 何でオレがこんなに雑誌類を捨てずに置いていたのかというと、将来資料室がある家に住みたいって思ってたからなんやな。特に雑誌なんかみんな捨てまくって残すこともないやろうから、かえって置いとけば面白いんとちゃうんっていう考えの元に保存しとった。

 とか何とか思ってたら時の経つのは早いもんでアッという間にええ歳になってもうて、将来語ってる場合やなくなってもうた。資料室のある家どころか、1ルームの家賃もやっとこさやっちゅうのに。それに近年中に高速道路が通る予定があるということで実家も立ち退きを迫られる可能性があるということも心にひっかかっていた。こうしてオレのささやかな夢はしばらく実現しそうにないんで、やむなく苦渋の決断をしたわけさ。

 それにこんな転がるように年をとるんやったら、このままいくとアッと言う間に死んでまうなあって思ったから。いろいろ置いててもほとんど見れへんやろうし。でも、資料として残したかった。だから、できることなら全部コンピューターの中でデータとして取り込んでもうて、管理できたらええのにって思うねんなあ。まともにスキャナー使って取り込もうとしたら、もうそれだけで人生終わってしまいそうやから、なんか一瞬で全部データ化できるようなマシーンとか出てくれたらええのに。ドラえも〜ん! 四次元ポケットがあったらなあ・・・。

 さて、今回整理してきたのは主に『MAC POWER』『MAC LIFE』『MAC USER』『Macがいちばん!』『あちゃら』といったPC関係の雑誌。そして『FM STATION』と『TELEPAL』。

 『FM STATION』は『FMレコパル』が廃刊になったため、仕方なく買うようになっていた。当時は不快な記事が目立つ雑誌やと思いつつも、まだFMエアチェックが欠かせない生活をしていたのでしばらく2、3年は買い続けていたと思う。それをパラパラめくってみると、「ああこんな奴おったなあ、どこへ行ってもうたんやろう?」「この頃は人気すごかったのになあ、今じゃあ・・・」「いい曲作ってたのに結局ブレイクしなかったか」といったアーティストがゴロゴロいる。だから何年も残ってる人達ってのがいかにスゴいかってのがよくわかるわねえ。デビューしてからがほんまに大変なんやね。ましてヒットを出し続けるってのは驚異的なことやろうなって思う。

 ところで、『FM STATION』より以前に長年買い続けていた『FMレコパル』の方が見たかったんやけどね。いち早く処分されてしまっていた。(涙)

 『TELEPAL』は1990年と1991年の分やった。これまた今見たらとんでもなく多くの人達が消えていっとるんやなあって思った。当時の若いタレントの名前とか見ても、今じゃ見る影もないという。

 インタビュー記事なんかでも山口智子とか和久井映見が「今は結婚より仕事に夢中」なんて言うてたりして。後は矢追純一のUFO番組とか、宜保愛子の心霊特集とか、St.ジェームス・マーティンの催眠ショーとか、Mr.マリックの超魔術とか、糸井重里の徳川埋蔵金スペシャルとかいった特別番組が全盛期やったり、オレの好きな『世にも奇妙な物語』が毎週やってたり、『ワールド・プロレスリング』が夜中じゃなくて夕方にやってたり、いろいろ懐かしかったりするねえ。この辺りの番組は探せば録画したビデオもかなり残ってるはずなんやが。

 そして、何と言ってもこの当時は音楽番組冬の時代ということで、ゴールデン・タイムには『歌のトップテン』も終了して、音楽番組としては後発の『ミュージック・ステーション』しか残ってなかったんやね。そう考えたら今はよくぞここまでというぐらい復活したなあって思う。ただかなりバラエティー色が濃くなってるけどね。矢沢永吉や氷室京介がダウンタウンの番組に出たり、吉田拓郎がKinKi Kidsと一緒に司会をしたり、小田和正がSMAPと一緒に歌ったりなんてのは一昔前まではありえへんことやったからなあ。

 整理っていうのはこういう懐かしい思いに浸れるのも一つの醍醐味やったりする。そしてその時代と今現在を比較してみるとまた面白い。まあ、あんまり浸ってばっかりいたら全く片づかないんで、程々にせんといかんけどね。

 それにしても、今回参ったのは整理せないかん雑誌をオカアが持ってきた中に、かつて愛読していた某エロ本がダンボール箱いっぱいにまとめて入れられてたことやな。(爆) 思春期に、学校行ってる間にふとん干されてもうて、帰ってきたら机の上にまとめて置いてあったとか、本棚に並べられてたなんて話をよく聞いたもんやが、まさかこの歳でそんな気持ちを味わうことになろうとは・・・。いと虚し・・・。

Skeewiffの『Miniskirt』を聴きながら・・・   

2002.03.15

 

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