日記より感想総集編07

『ラスト サムライ』

主演はトム・クルーズなのか渡辺謙なのかどっちかわからなかったなあ。(笑) 
思えば去年の元旦もトム・クルーズ主演の『マイノリティ・リポート』を観に行ったんやったなあ。
なんせ渡辺謙の演技が凄いと言う噂で持ちきりのこの映画、ほんまに凄かった!
この演技を『天と地と』でも観たかったなあ。
そう考えたらよく病気から復活してきてくれたなあって感慨深いものがある。
渡辺謙がやたら評判イイけどトム・クルーズもかなり頑張ってたで。
この映画に向けて素手の格闘、乗馬、二刀流の剣術などのために約一年間にわたり毎日数時間もトレーニングしたらしい。
その成果は見事に出ておるよね。
真田広之も『たそがれ清兵衛』以来のちょんまげで出てるでがんす。(爆) 
他に小雪、中村七之助、菅田俊、福本清三、原田眞人、小山田シンといった日本人俳優が出演している。
巷ではかなり評判の良い映画やってんけど、過度に期待はしないようにしていた。
最初はこんなもんかなあって思ってたら、後半グッと持って行かれてしまった!
何とも言葉にしがたい今までに観てきた映画には感じなかった複雑な感動で涙が出そうになってしまった。
隣の女性もハンカチを手にしていたし、館内でもあちこちからすすり泣く声が聞こえてきてたしね。
いやあ、何やろうあの形容しがたい感動は。
侍の話なんで当然「武士道」っていう考え方が全編に渡って盛り込まれてるわけで、客観的に観ていて「自己犠牲的な精神」ってもんを感じなくもない。
元々オレは自己犠牲を美徳とする精神には懐疑的やし、(明治維新当時とは時代背景が違うとはいえ)天皇制のようなものにも否定的な人間だ。
にも関わらずここまで命がけで得体のしれない信念を貫こうとする人達の生き様に胸が打たれてしまった。
今の世から見たら愚かにも感じてしまうことだったりするんやけどね。
それでも忘れてはいけない何かを感じちゃってグッと来たねえ。
ようやくここで本当に日本を理解しようと努力した映画が出てきてくれた。
ここまで違和感を感じなかった映画は初やろうね。
ハリウッドからの目を通して、日本人が忘れかけていた精神だったり、日本の美しさだったりを改めて気付かせてくれた素晴らしい映画だ。
それは監督のエドワード・ズウィックが日本の歴史を大学で学んでいたぐらい日本に興味を持っていたことが大きいと思う。
しかもチャンバラ映画が好きだったっていうこともあってこれまたこれまでに無いような迫力の殺陣が数多く見られる楽しさもあった。
「えっ?ヒール・ホールドなんてあり?」なんていうシーンもあったし。(笑) 
そして主役のトム・クルーズが日本の文化や日本人に対して尊敬の念を抱いてくれているのが良かった。
だから日米がお互いの文化を尊敬し合いながら作ったっていうのが映画を見ていてもよく伝わってくるねんなあ。
まさにオレにとってはMY BESTである『マトリックス』に匹敵するぐらいイイ映画だった。
これはもうオレの中でも最高の褒め言葉と思ってもらっていい。
文句無しの★10コ!!
絶対観るべし!!

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』

出演は『シザー・ハンズ』や『スリーピー・ホロウ』のジョニー・デップ、『ベッカムに恋して』のキーラ・ナイトレイ、『ロード・オブ・ザ・リング』のオーランド・ブルームら。
元はと言うとディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」がこの映画のベースになってるんだそうな。
公開当時はイマドキ海賊映画かいな?なんて感じであんまり興味も湧かなかったんやけどね。
評判は良かったし、大作やってことは知ってたけども。
それでもどんなもんかチェックはしておかないとと思って観てみたら意外や意外なかなか面白かった。
海賊をテーマにした非常にわかりやすいアクション娯楽大作やね。
テンポも良くて退屈しない。
それこそアトラクションのような映画やったなあ。
特に感動するとか後々まで心に残るようなタイプの映画では無いけども、楽しくてスッキリする映画ですわ。
見所としてはやっぱりジョニー・デップの演技かなあ。
彼を見てると役者やなあって感心してしまうんよね。
親子で楽しめそうやね。
★8つ。 

『ギャング・オブ・ニューヨーク』

『タクシー・ドライバー』のマーティン・スコセッシが監督。
そして主演にレオナルド・ディカプリオ、ヒロインにキャメロン・ディアスを配役。
正直言ってそんなに期待してなかったし、興味のあるストーリーでも無かった。
それでもスコセッシとディカプリオ、キャメロンっていう組み合わせはちょっと興味があったからね。
見てみるとこれがなかなか見応えがあるんだわ。
決してオレの好きなタイプじゃないけどね。
でも登場人物それぞれの微妙な心理ってのが演技を通して見れて面白いんよね。
一応レオとキャメロンの濡れ場もあるけど、それはあんまり期待しないように。(爆) 
心に残るタイプの映画ではあると思うんで、観ておいても損はしないかな。
★7つ。 

『ブロンド・ライフ』

主演は『トゥーム・レイダー』のアンジェリーナ・ジョリー。
一週間後に死ぬと予言されたTVレポーターの話。
後一週間の命と思った時に夢や恋愛や仕事や家族ってもんを含めて本当の自分というものをもう一度見つめ直すんよね。
言ってみれば『僕の生きる道』のアメリカ女性版みたいな。(笑) 
同じく今現在自分の人生を強く見つめ直そうとしているオレにとってはタイムリーな映画やった。
いかなる状況においても自分らしく生きなきゃ意味が無いんよね。
果たして彼女はどういう道を選ぶのか?普通に楽しめる映画ですわ。
★7つ。 

『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』

もう観れるようになったかと思うと嬉しいねえ。
キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの3人がドタバタと暴れまくっております。
前作より弾けた感じがしたなあ。
前作の方が映画的で、今回はなんとなくマンガ的。
CGの使い方とかアクションが特にね。これはこれで面白い。
そして何と言っても色の使い方が印象的。
ちょっとした小道具にまで気が配られていてかなり画面がカラフルに彩られている。
さてストーリーはと言うと・・・まあまあ面白かった。
前作ほどスリリングでは無かったけども、デミ・ムーアが肉体派女優っぷりを発揮してるのが見所かもねえ。
今回は女の友情がポイントになってたように思う。
一番面白かったのはルーシー・リューと親父さんとのやりとりがメチャメチャ笑えた!
相変わらず音楽の使い方が良かったと言うか、面白い選曲をしてくるなあって思った。
この映画のサントラ盤は公開前に既に買っておったんやけどね。
中にMC HAMMER(MCハマー)の『U CAN'T TOUCH THIS』とかBON JOVI(ボン・ジョヴィ)の『LIVIN' ON A PRAYER』とかどんなところで使ってるんやろうって思ってたんやけど、謎が解けた。(謎笑) 
たぶんまた次回作もあることとは思うけど、この3人もいつまでも若いわけじゃないし後1作ぐらいかなあ?(笑)
個性的な3人ではあるけども、この3人みたいなキャラの女性には魅かれないなあ。(笑) 
強い女性って苦手なのかもねえ?
女優さんとして見ても、個人的にはこの3人が綺麗やなあとかは特に思わない。
勿論輝いておるなあとは思うけどね。
★7つ。 

『es [エス]』

前から気にはなってたんやけどね。
報酬4000マルク目当てに模擬刑務所で看守役と囚人役に分かれて2週間の心理実験を行う話。
主演はモーリッツ・ブライプトロイっていう『ラン・ローラ・ラン』に出てた人。
いやあ、この映画は見ててスッキリするタイプの映画じゃなくて、どっと疲れるタイプの映画。
思ってた以上に凄い映画やったな。
好き嫌い抜きにして間違いなく後々まで印象に残る映画。
あんまりどうこう言わずにとにかく見てほしいって感じですわ。
一つ疑問に思ったのが最近はチ○チ○映っててもボカシを入れないんか?ってことやね。(笑) 
おもいっきり見えとるんですが。
大きいのも小さいのも。(爆) 
おっ立ってなけりゃ許されるんだろうか?(爆)(爆) 
★8つ。 

『バンガー・シスターズ』

ゴールディ・ホーン、スーザン・サランドン、ジェフリー・ラッシュのアカデミー賞受賞3大スターが共演してることで話題。
後は若手女優のエリカ・クリステンセンやスーザン・サランドンの実娘エヴァ・アムッリが出演。
キャッチ・コピーに「"遠い火の炎"に囚われてはいけない。しかし、それを消し去ってはいけない。」ってあるように、過去に囚われたゴールディ演じるスゼットと過去を消し去ったスーザン演じるヴィニーのバンガー・シスターズの話。みなさん演技が達者やからそれだけでも安心して楽しく見れるわ。(笑) 
しかし昔グルーピーやったってことで、その時ヤったロックスター達のペニス写真を収集してたというのが笑えるけどコワい。
アレやコレやケチつけられて品定めなんかされた日にゃあ・・・。(笑) 
そんなこと女でもするんやろうか?って思ったがな。(笑) 
しかしこの映画見てしみじみ思ったね。
「現実」を見るってことはどういうこっちゃろう?ってね。
自分らしい生き方をするってのは難しいことだったりするんかなあ?なんてことも思ったり。
でも結局はやっぱり自分らしく生きていかなきゃ意味が無いってところに行き着くんよね。
実に自分にとってタイムリーな時にこの映画を見たような気がした。
どんなに凹むようなことがあっても自分らしさを失ってはいかんよね。
普通に楽しめる映画ですな。
★7つ。

『マトリックス レボリューションズ』

平日やというのにけっこう長蛇の列ができておったなあ。
オレは前から3番目に並んでたから余裕でド真ん中のイイ席を確保できた。 

さてこれを観るにあたって直前に『マトリックス リローデッド』のDVDを観ていた。
映画館に次いで2回目やったわけやけど、改めて発見することも多くてより理解を深めるにはほんまに良かったわ。
リローデッドは巷の評判はあまり良くなかった。
「面白くなかった」とか「意味がよくわからない」とか「ダレた」とかといった意見をよく耳にした。
オレ自身も一つ一つのセリフに付いていくのにかなり必死こいたから気持ちはわからなくもない。
でも見直してみてやっぱりこのマトリックスの世界観ってもんのデカさに感心したね。
アクションが凄いのは勿論やけども、なかなか哲学的で奥が深い。
リピーターを生む作品ですわ。
前にも頭が悪かったら全然楽しめないんちゃうやろうか?っていう話をしたけども、それも改めてそう思った。(爆) 
マトリックスを楽しむには先ず「現代の神話」を作ろうとしたとでも解釈しておいたらイイと思う。
そしてキーになるのが「原因と結果」「目的と選択」そして「愛」ってことなんちゃうかな?
このことに注意してセリフを理解して行けばだいぶ面白く感じられるハズなんやけどねえ? 

ここからレボリューションズの感想を書くけど、まだ観ていない人もいるやろうから書ける範囲で抑えておこう。
リローデッドがイマイチやった印象が強かったのと、レボリューションズが面白かったという話をあまり耳にしないこともあってそれほどは期待していなかった。
でもいざ蓋を開けてみると時間を忘れてこのマトリックスの世界にのめり込んでしまったね。
相変わらず一筋縄にはいかないセリフが多かったけども、それでも直前にリローデッドを観ていた分、かなり楽に付いていけた。
アクションシーンも最初から見所満載。
でもクライマックスのザイオン総攻撃のシーンは『めざましテレビ』の軽部さんや『とくダネ!』の笠井さんがスゴいスゴいとは言ってたけど、予想をはるかに上回る大迫力だった!!
アレはほんまにスッゲエーーーーーー!!!!!
エージェント・スミスなんか今回裏の主役と言ってもええぐらいやったしね。
レボリューションズは絶対映画館じゃないとダメ!!
完全にやられた。
すごいよミフネさん!いやあアレはもう拍手もんですよ。
ここまでの想像力を映像にしてみせる力ってのは井筒のオッサンがなんて言おうが(爆)素晴らしい!!
音も大迫力やったしねえ。
それに意外にもいろんなところで感動してしまったよ。
オレはひょっとしたらマトリックスはリローデッド、レボリューションズで期待を裏切られて大コケしてしまうんとちゃうやろうか?なんて不安があったんやけどね。
いやいやどうして、今回この壮大なスケールを感じることができてほんまに良かったですわ。
ただラストにはやや不満もあるねんなあ。
テレビでいち早く観た人達の感想を聞いてたら「よくわかんない」みたいな感想をまたしてもしてた人達がかなり多かったけども・・・どうやろうねえ?(謎) 
だからと言ってつまらない映画やとは思わないでほしいですな。
オレはもう大々的に支持します!!
う〜ん、オレの中ではパート1は超えてないけど★10コにしちゃえ!! 

それにしてもスケールも大きかったが、パーセフォニー役のモニカ・ベルッチの乳も大きかったなあ・・・ってこんなオチでいいんかい?!(爆)

『ベッカムに恋して』

この映画のことを最初に知ったのは『東京ラブ・シネマ』っていう月9ドラマの中。
ほんまに存在する映画やったんやね。
メディアミックスっていう形で紹介されたことになるか。
イギリス映画なんやけど監督がケニア生まれのグリンダ・チャーダっていう女性で、そのスタンスが窺い知れるような映画やったね。
女性らしさであるとか文化や人種の違いからくる様々な問題が重要な要素として盛り込まれていた。
主演はバーミンダ・ナーグラっていうイングランド レスターのパンジャブ系家庭に生まれた女優。
プロフィールを見ると'75年生まれってことでけっこう年取ってることに驚いた。
顔は童顔やし体形はわりと幼児体形やからなあ。(笑) 
彼女の親友役は『穴』に出てたキーラ・ナイトレイで'83年生まれやから二人の間って実際にはかなりの歳の開きがあったってことになる。
それでも画面の中では全くそんなことを感じさせない。
他にもインド系の俳優さんがたくさん出演していて一瞬どこの映画だろう?なんて思ってしまうこともあった。(笑) 
ストーリーはけっこう面白かったね。
「インドの文化ってそんな感じなの?」っていうのも見てていろいろ知ることもあって面白かった。
どこでもいまだに人種問題って根深いんやなあって思う反面、こういう映画が登場してきたってだけでも徐々に変わってきてるのかも?なんていうふうにも思った。
変わらなきゃいかんからね。
音楽の使い方も非常に面白かったし、サントラも聴いてみたくなったなあ。
なかなか楽しめる映画やと思う。
別にそれほどサッカーそのものがメインの映画じゃないから、スポーツ映画とは考えない方がええやろうね。
★7つ。 

『the EYE【アイ】』

前にも書いたように早く観たいと言っていたホラー映画。
香港とタイの合作映画。
ブラインド・ホラーなんてキャッチコピーが付いているのはヒロインが元は盲目だったことに関係してるんやろうね。
2歳の時に失明し、20歳で待望の角膜移植手術をしたら、他の人達には見えないものまで見えるようになってしまったという話ですわ。
このヒロインのマンを演じているのがマレーシア出身の女優アンジェリカ・リー。
劇中でのイメージは中谷美紀みたいな雰囲気を醸し出しておったなあ。
でもインタビューしてるところを見てるともっと明るくてこっちの方が美人やなあと思った。
まあ明るい役柄じゃないんやから当然と言えば当然なんやけどね。(笑) 
果たして怖い怖いという噂は本当なのか?
なんせトム・クルーズがこの映画のリメイク権を買い取ったのは有名な話。
DVD特典の中には試写会の様子なんかも入ってて、画面に目を背けたり、途中で恐怖に耐えられなくなって外に出てしまう女性達が何人もおったけどね。
ハッキリ言って怖くなかったね。
だからそこまで恐怖を感じる女性達っていうのが理解できなかった。
でもストーリーはかなりよくできていて、そこら辺のただ怖がらすだけの映画とは違った。
ホラー映画という感覚じゃなくても十分楽しめるのがこの作品の強み。
実話を元にしてるっていうのはどうやら、手術をして見えるようになった患者が一週間後に自殺してしまったというのを膨らませただけっぽい。
当初昼間にでも霊が出てくるのを怖がってもらえるだろうか?なんて思ってたらしいけども、オレなんかは『本当にあった呪いのビデオ』なんかで見てもゾッとしたもんやから、これはやっぱり非常に効果はあるわなあ。
言われてみればそういうのって新鮮かもって思ったね。
かなりCGは駆使されていてお金や時間もかかってるんやろうなあ。
一番のポイントは今までこの世の普通の人や物さえ見れなかった人が、普通の人には見えない人(霊)までもが見えるようになったっていうところやわね。
この発想がとても面白いと思う。
トム・クルーズが買い取りたくなる理由も頷けるってもんですわ。
★8つ。

『ココニイルコト』

真中瞳主演の映画で評判イイようなこと聞いてたからチェックしてみてんけどね。
なんか最初はかったるい映画やなあなんて思ったけどもだんだん面白くなって来た。
真中瞳ってなかなかスタイルイイしキレイやがななんて思ってみたり。(笑) 
他にとりたてて大物が出てるってわけでもないけど、まあほんのりイイ映画やったって感じかな。
大阪が舞台なのも親近感があったしね。
昔阪急ブレーブスのファンだったオレとしてはこんな人ほんまにおるんかいなあ?
なんて思ってしまったけど。(謎) 
この中に出てくる阪急ブレーブスの命日の10月23日っていうのはオレの誕生日やわね。(笑) 
あっ、全然野球映画なんかじゃないんで。(爆) 
★7つ。

『呪怨』『呪怨2』のビデオ版

劇場版じゃなくてビデオ版の『呪怨』と『呪怨2』を見てみた。
こっちの方が怖いって薦められたからね。
監督は劇場版と同じく清水崇。
考えたらこのビデオ版が評判良かったから映画も作れたわけで。
同じ話をリメイクしてるんやなかってんなあ。
観た感想としては確かに劇場版よりかは怖い。
それでもメッチャ怖いってことはなかったけども。
それよりも話が面白かったね!
劇場版に比べて無駄が無いんだわ。
伽椰子と年雄の登場シーンも劇場版よりインパクトがあったし。
もはやホラー映画の常連にもなった柳ユーレイもイイ味を出してるしねえ。
『呪怨2』は中途半端に終わっていた前作からの続きで「伽椰子」の話から始まる。
多少笑っちゃうところはあったものの、こちらもそれなりに楽しめた。
オレが映画の感想で言ってた「何で警察がもっと動こうとしないのか?」っていう疑問の答えもこっちにあったし。
この感じだとなんぼでも作れそうやで。(笑) 
果たしてハリウッド版ではどんな『呪怨』を見せてくれるのか期待してみたいね♪
ビデオ版を観てない人はオレからもオススメします!
まだ観てない人もビデオ版から観ることをオススメ!
ビデオなので評価対象じゃないけど★8つ。(笑)

『ボイス』

韓国のホラー映画。監督はあちらのホラーでは有名らしいアン・ビョンギ。
最初にCMで見た時はなかなかの衝撃やったよねえ。
特にあの子供の演技が「悪魔的」とか「行き過ぎた演技」とか言われて子供が怖がるっていう抗議が殺到して差し替えたといういわくつきだったりする。
でも不思議なことにこの映画が面白かったという評判は聞かなかった。
レンタルも近い時期に出た『呪怨』ほど人気もないらしく、新作なのにいつでも借りれる状態。だから期待は全然してなかったんよね。
それでもこの作品もハリウッドでリメイクされるらしいし、コリアン・ホラーってのがジャパニーズ・ホラーの恐怖に勝るのか確認してみたかった。
ハッキリ言おう。
全然怖くない!!
先日怖くなかったと書いた『呪怨』以上に怖くなかった。
何が良かったかと聞かれれば真っ先にヒロインのハ・ジウォンが可愛かったのが良かったと言うだろう。(笑) 
ヒロインの親友役のキム・ユミもなかなか綺麗やったし、ジニという女子高生役のチェ・ジヨンなんかもなかなかのもの。
やっぱりホラー映画に美女は欠かせない。(笑) 
ブッサイクな女にギャーギャーギャーギャー悲鳴あげられてもねえ、そんな顔が映画館の大画面で広がった日にゃあたまらんもんなあ。(爆) 
別の意味で怖いわ。(爆)(爆) 
映画全体としては『リング』を初めいろんな過去のホラーのエッセンスが散りばめてあるのがよくわかる。
ストーリーもまあまあ飽きない程度には面白かったかな。
一番この映画で貢献してるのはやっぱり何と言ってもあの子役ウン・ソウの演技やね!
子供であの無気味な顔が演じられるのはたいしたもの。
少々ブチャイクな子供やからちょっと憎たらしかったりして。(爆) 
インタビューを見てたらごくごく普通の女の子やねんけどねえ。
あの演技はたいしたもの。
かつての安達祐実を彷佛させたわ。(笑) 
★6つかな。 

『アバウト・ア・ボーイ』

『ブリジット・ジョーンズの日記』男性版なんて言われている。
原作は『ハイ・フィデリティ』のニック・ホーンビィのベストセラー。
主演はヒュー・グラントで、他にトニ・コレット、レイチェル・ワイズら。
いきなり『クイズ$ミリオネア」のイギリス版がテレビで流れている。
ジョン・ボン・ジョヴィが言った「人間は孤島じゃない」っていうのがそのクイズの答えなんやけど、これがこの映画の中で最後にどう響くのかってのがテーマってところかな。
39歳独身男やのに、毎日働かなくても親父が遺してくれた印税だけで生活できるという羨ましい御身分。
しかし無職の男なんて本気で女性を好きになった時にどうにもならんよね。
気持ちはよくわかる。
オレだって似たようなもんやって思うもんなあ。
いつ職を失ってもおかしくないしね。(苦笑) 
オシャレには余念が無いけど中身は空っぽ。
こんな彼が一人の12歳の少年と関わりをもつわけだ。
ちなみにオレは中身はあると思うけどオシャレじゃない。(爆) 
ストーリーは全体的にはコメディータッチやけど、少しホロッと感動できる部分もあり(オレはそんなでもなかったけど)、まるであの性春映画『アメリカン・パイ』の監督作品とは思えない。(爆) 
子役のニコラス・ホルトもなかなか頑張ってたねえ。
全体としてはまあまあ良かったって感じかな。
★7つ。 

『インプラント』

『スクリーム』のウェス・クレイブンpresentsってことで借りてみたけどこれがまあ久々の大失敗。
全然面白く無かった!
SFエイリアンものかなあ?って思っておったんやけど、どうもホラー映画やったみたい…。
これがまあ特別怖いわけでもないし、「だから結局何なん?」っていう最悪のパターン。
ストーリーも別にとりたてて面白いところも無かったし、出演者に特に魅力を感じることもなく、もうどうしようもない駄作ちゃうん。
★5つ。

『猟奇的な彼女』

韓国映画。
率直なことを言うとなんぼ可愛かろうが正義感が強かろうが、こんな彼女は嫌だ。(爆) 
酒癖が悪い上に暴力的…。
オレには絶対無理。(笑) 
そういう意味ではこの映画の主人公キョヌのような男がこういう女性には合ってるなあと思う。
勿論ストーリーを追って行くうちにかわいらしく見えてくるんやけどね。
演じてるチョン・ジヒョンはこの役が一番素に近い役やっていうんやから引いてまうよね。(爆) 
全体的にコミカルではあるけども、トータルで見るとなかなかロマンティックなラブストーリーだと思う。
こんな恋愛もできたら楽しそうやしね。
評判が高いのも頷ける。
実は原作をさらに延長してラブストーリー映画としてのクオリティーをアップさせたみたいやね。
組み立て方も良かったと思うし是非オススメできると思う。
観終わってとってもほんわかした甘酸っぱい気分になれた。(笑) 
★8つ。 

『呪怨』

監督は『富江re-birth』の清水崇。
この人オレより若い!(汗) 
出演は奥菜恵、伊東美咲、上原美佐、市川由衣、津田寛治などといった面々。
何かの映画を観に行った時に映画館でこの映画の予告編が流れておって、かなりインパクトがあったから早く観たかった!
しかし聞こえてくる噂は恐くなかったとかつまらなかったとかそんな声が多くて期待感は既に無くなっていた。(汗) 
それでもハリウッドでリメイクされるってんでやっぱりチェックしないわけにはいかんよね。
かくして勧められたように夜中に部屋を真っ暗にして、たった一人で見ることにした。
感想は…ほんまに全然恐くなかった。
その原因がわかった。
あの予告編を見たせいだ。
あれに恐い部分が全て凝縮されておったのだ!
アレはいかん!!
見せ過ぎやで。
そりゃ、あんな予告編見たらみんな興味わくやろうけど、種明かしし過ぎ!!
観ながらツッコミまくってもうたで。
さっきまでちゃんと服着ておったのに何で急にブリーフ一丁の白塗りになって出てくるんや?とか、この人は一体何でこうなってもうて結局どうなったんや?とか、ここまできたらなんぼなんでも警察ももっと動くやろう?!とか、伽椰子が電話のプッシュホンを押しながら「アアアアアアアアアアアアアア………」って言ってるところを想像したりね。(爆) 
あの喉を鳴らす声はオレも得意だったりする。(笑) 
後は伽椰子役の女優さん(藤貴子)があのカクカクした動きを練習してるところをどうしても想像しちゃって笑ってもうた。(爆) 
こりゃどうもオレのひねくれた性格も災いしていたようだ。(爆)(爆) 
監督は日本家屋にできる闇の部分に想像をふくらませて「あるある」的なリアリティーのある恐怖を演出してみせたみたいやけどね。
残念ながら恐くはなかったなあ。
ただストーリーはつまらなかったというわけでもないのでそれなりに楽しめた。
ラストは結局どういう意味なんかよくわからんかったんやけど、オレだけやろうか?
どうもホラー映画ってラストがスッキリしないのが多いんよね。
『女優霊』を観た時はエラい恐い日本映画がついに出て来たかって感じやって、それから『リング』とか『回路』みたいな恐怖演出の凝った日本映画が出てくるようになってきたわけやけども、どれもこれもラストが納得いかん。
特に最近は続編を意識したものも多いしなあ。
でも『呪怨2』もとりあえず観たい。(笑) 

『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に続くアン・ライス原作のホラーシリーズ第2弾。
実は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』が個人的に全然面白く無かったんよね。
好きな人はかなり好きな作品らしいけども。
ブラッド・ピットがトム・クルーズの演技を食って出世したって言われている作品ですわ。
今回トム・クルーズが演じていたレスタトというヴァンパイアの役を『シューティング・フィッシュ』のスチュアート・タウンゼントが演じている。
あんまり期待せずに観たこの作品…やっぱりあんまり面白くない。
出来がどうのこうの以前にあんまりオレの趣味じゃないのかもしれない。
それでも斬新なシーンはいくつかあった。
ヴァンパイアが大観衆の前でLIVEをするというシーンはなかなか面白い。
音楽もなかなかラウドなロック・アーティストが参加していて楽しめた。
KOЯN(コーン)のジョナサン・デイヴィスと元オインゴ・ボインゴのキーボーディストであるリチャード・ギブスが共作してるし、MARILYN MANSON(マリリン・マンソン)とかLINKIN PARK(リンキンパーク)のCHESTER BENNINGTON(チェスター・ベニングトン)とか参加してるしね。
それに何と言っても今は亡きR&Bシンガーのアリーヤが凶悪なヴァンパイアの女王アカーシャを演じているのが最大のみどころ。
アリーヤが見たくて借りてきたと言ってもいい。(笑) 
なかなか好演していた。
ただ思っていたよりかはそんなにセクシーじゃなかったけど。(笑) 
実際は役と正反対で凄く優しい人やったらしいね。
キャストやスタッフがみんな口を揃えて言っておったわ。
ほんまに残念!
この分だとまたいずれこのシリーズの映画化はありそうな気配やね。
この作品気が付けば音楽映画として見てたような気もする。(笑) 
オススメは全くしません。
★6つ。 

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

フランク・アバグネイルJr.という16歳から21歳までに400万ドル稼いだっていう詐欺師の実話をあのスティーブン・スピルバーグ監督が映画化。
何と言ってもレオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスが共演してるってことで話題だった。
率直な感想としては普通に楽しめたね。
ラストも実話ってのを考えた場合面白いところに落ち着いたなあって思うし。
こういう詐欺が成功出来たのは今みたいに情報化社会じゃなかった60年代の話やからやろうね。
★7つ。 

『ディナーラッシュ』

ボブ・ジラルディ監督が人気イタリア料理店を舞台にして一夜の出来事をドタバタと描いた映画。
ミニシアター系では只今レンタルN0.1ということで借りてみた…が失敗したことに吹き替え版の方を借りてきてしまった…。
多少やっぱり違和感が…。(汗) 
このことがどれだけ影響があったかは微妙。
こういうほとんど舞台が変わらないタイプの映画ってけっこう好きなんやけどね。
厨房のバタバタ具合やカウンターなんかは自分にも無関係じゃないんでわりと見ててこっちもピリピリしてしまったわ。(笑) 
ラストはまあこんなもんかなって感じではあったけども、全体的にこの映画をどう楽しんでええもんやら困惑してる自分がおったね。
普通に黙って見てりゃおもろいんかと言うとそうでもないし。
結局まあまあ面白かったっていうレベル。
★7つ。 

『カンパニー・マン』

監督はあの大傑作『CUBE』のビンチェンゾ・ナタリ監督。
主演は『エニグマ』や『ザ・インターネット』にも出ていたジェレミー・ノーザム。
ヒロインは今『キル・ビル』のCMで「ヤッチマィナー!!」ってのがやけに引っかかる(爆)ルーシー・リュー。
オレとしては近未来SF映画を観る感覚で楽しんでおったんやけど、どうやら監督としては今までに無かったスパイ映画ってことを強調したいらしい。
まあそういった要素を含んだサスペンス映画っていったところかな。
さすがにあの『CUBE』を作っただけあっていろいろ細かい仕掛けをしてはるなあ、と。
ストーリーも面白かったしね。
ただ『CUBE』レベルの面白さを期待しちゃったらハズすかも。
全体のトーンとしては地味。低予算らしいし派手なシーンもごく一部。
それだけに脚本で自信を持って勝負してるようにも思う。
演技もみなさん素晴らしいしね。だいたいそうちゃうかなあ?と思ってた通りやったけど、なかなか複雑なストーリー展開で楽しめた。
★7つ。

『ボウリング・フォー・コロンバイン』

アカデミー賞長編ドキュメンタリー大賞を受賞したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画。
公開当初からすごく気になってたんよね。
1999年4月20日コロンバイン高校で18才の少年2人が生徒12名、教師1名を射殺し自らも命を絶った。
この銃乱射事件を元にアメリカの銃社会のみならず、アメリカ社会に根差しているもっと大きな問題を探るべく突撃取材ジャーナリストのムーア監督がユーモアと皮肉を交えながら作った作品。
アカデミー賞の受賞コメントで拍手とブーイングの渦巻く中イラクに爆撃をしたブッシュに対し「恥を知れ!恥を!!」と言ってのけたあの光景がいまだに忘れられない。
いやあ、この映画文句無しに面白かった!!
日本人にとって銃っていうのは全然身近じゃないってこともあって、アメリカってのはなんて恐ろしい所だろうっていうイメージがあった。
銃による年間犠牲者数ドイツ381、フランス、255、カナダ165、イギリス68、オーストラリア65、日本39という数字に対し、アメリカではなんと11,127件!!当のアメリカ人でなくてもビックリするっちゅうねん!これが面白いことに日本みたいに銃を規制しているからっていうことじゃないことがわかる。
なぜならカナダでは銃も弾丸も誰でも簡単にウォルマートのようなスーパーで入手でき、その所持率はおよそ700万挺程だというにも関わらずこの件数。
しかも戸締まりすらしないで外出するんだそうな?!
カナダの少年はバイオレンス映画も好んで見るし、アメリカよりも失業率も高く、人種も白人ばかりというわけでなくてアメリカと同じように混在している。
この違いは何やねん?と。
こういう一つ一つの疑問を解明するべく、いろんな所に取材しに行くわけだ。
中には青少年の悪影響の元凶のようにされたロック・アーティストのマリリン・マンソンや、コロンバイン高校の卒業生であり放送禁止用語連発のお下劣アニメ『サウスパーク』の原作者マット・ストーン、そして俳優で元全米ライフル協会会長チャールトン・ヘストンといった人達までいる。
非常にわかりやすいし、面白い切り口の映画やなあって思った。  

ムーア監督は映画の中では触れてないけども、インタビューの中で日本が人口1億2000万人もいるのに事件がたった39件、12件の年もあればもっと以前にはゼロの年もあったということに非常に衝撃を受けたんだそうな。
アメリカ人にはどうしてそんなことが可能なのか理解に苦しむという。
日本人だって怒りを感じたりケンカもするだろうし、仕事に不満を持つ人もいれば学校嫌いの生徒もいる。
なのに決して銃を撃ったりしない。
じゃあなぜアメリカ人は銃を撃つのか?
最終的な解決手段に暴力で訴えるのか?
どうすれば暴力に訴えず日本人のようになれるのか?
監督は他人の痛みは自分の痛みと認識する「思いやる心」が、アメリカの個人主義的社会に欠如していると指摘。
日本の社会構造にも随分関心を持ったようだ。 

監督は結局「恐怖心」っていうものがキーワードのように言ってるねえ。
恐怖の文化。
銃を持つ人間は臆病で弱いからだと。
その恐怖心を植え付けてる大きな要因は「メディア」で、年々殺人事件の件数は減ってきてるにも関わらず、ニュースで取り上げる率は逆に高くなっており、その結果「恐怖」を売り物にしていると語る。
この映画を見ていて、銃による事件は少ないとは言え、最近の日本もアメリカと同じような傾向に走ってきているように思えて仕方なくなってきたねえ。
「恐怖心」と「メディア」っていうのは全くもって他人事では無い。
毎日毎日物騒で暗いニュースが続くし、よりショッキングな事件が一つ取り上げられると必ずそれに誘発されたかのような事件が発生する。
そしてまた報道で大騒ぎした結果、社会現象のような感覚に陥る悪循環。
これがブラウン管の向こうだけの感覚ならともかく身近で頻繁に起こるようになると危機感を覚えずにはいられない。
特に大都市に住んでいるといつどんな事件に巻き込まれるとも限らない。
これはオレが大阪に住むようになって本当に肌身を持って感じたね。
ドラッグをやってたり、銃を持ってる人にも会ったりしたこともあるわけですよ、実際。
若い奴のひったくりなんて日常茶飯事。
特にオレが住んでる地域は大阪でも最も柄の悪い地域で、ホームレスやヤ○ザも多いし、放火や強盗、空き巣など犯罪にも枚挙に暇が無い。
それでもって働いてる所は『警視庁24時』でもよく出てくる夜の繁華街。
油断してたらどんな目に合うかもわからない。
マナーだっておそらく日本一悪いだろう。
いつもどこかでピリピリしている。
アメリカ人も一人一人は良い人なのにどうして組織立つと凶行に走るのかと監督も言ってるけど、コレって大阪人にも当てはまりそうやで。(苦笑) 
今の日本で銃規制ってものが無かったら、間違いなく悲惨な事件がいっぱい起こってると思うね。 

ところでこの映画が非常に見やすかったのは監督が「ユーモア」を大事にする人だったからにほかならない。
マーク・トウェインの「笑いという攻撃には誰もが屈する」という言葉が大好きらしい。
これってよくわかるんよねえ。
人と人との関係においてバランスを取るのに最も有効なものやと思うからね。
ユーモアのある人ってキツい内容のことを言っててもどこか憎めなかったりするもんだ。
第一こういう人は一緒にいても楽しい。
もっともムーアの場合は正義感から来る怒りを持続するためのエネルギーがユーモアであるみたいやけどね。

この映画を見てブッシュが何故あんなに好戦的なのか、ちょっとわかったような気がする。
是非とも多くの人達に見ていろいろ感じてもらいたい映画!
必見であり、オススメです!!
★9つ。

『シンドラーのリスト』

言うまでもなくあのスティーブン・スピルバーグ監督のアカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。
今さら何で?って思われるかもしれない。
今までたまたま観る機会が無かったんよね。
チェックしなきゃいかんと思いつつ、白黒作品ってことと、2巻組ってことで長いってことと、有名な俳優も出てないってことと、ユダヤ人虐殺を扱っているから重そうやし覚悟して見ないといかんなあっていうのがあったもんで、なかなか手にできなかった。
スピルバーグ本人がユダヤ人っていうこともあってか、十年の構想をもって作られたというこの作品は気合いが入っていた。
原作はトーマス・キニーリの小説らしいんやけど実話らしい。
なんか昔の映画でも見てる感じやったけどね。
白黒っていうのを抜きにしても。
妙に昔の美談っぽいかった。
何で白黒にする必要性があったんやろうなあ?
もしオレが先に『戦場のピアニスト』を観ていなかったら、もっと感動したのかもしれない。
この作品も感動はしたのはしたけど、どうも『シンドラーのリスト』にはラストシーンにドラマ臭さがあってかえって淡々とした『戦場のピアニスト』ほど迫ってこなかったんよね。
話としてはすごく残るけども。
でも必見の映画であることには違いない。
こういう映画はみんな見ないといかんよ!
★7つ。 

『女子寮潜入大作戦!ソロリティボーイズ』

ちょっと変わってるけど学園青春コメディドラマにはちがいない。
簡単に言うと男子寮生徒の3人がわけあって女装し、イケてない女子寮に入ってある事件の究明をする作戦を立てるって話。
そのイケてない女子寮"D・O・G"にいる女性達ってのが、毎晩のようにバカ騒ぎをやってる隣の男子寮"K・O・K"のたらしこみパーティーにイラつかされておるんよね。
この女子寮の生徒がどうイケてないかと言うと頭のカタい寮長を初め、体がデッカいことを気にしていたり、変な喋り方だったり、暗かったり、何かコンプレックスを持ってる子たちで、いろいろイジメられておった。
内心では彼氏が欲しいと思ってるんやけど、男の子からもバカにされて相手にしてもらえない。
で、そんな女子寮に隣のK・O・Kから女装した男子3人が潜入するわけだ。
普通ならどう見てもオカマにしか見えないけども、まあ映画ということで強引にも女として扱われるように進行させている。(爆) 
このことによって今までバカにする側にいた彼らも、バカにされ続けてた彼女達にも感情の変化が表れるわけやね。
その成長具合を楽しむ映画ってことである意味よくあるパターンの映画ですわ。
お約束のようなバカバカしいシーンも満載で普通に楽しめたね。
ディルドーを持ってチャンバラするシーンは『アンツ・イン・ザ・パンツ!』とカブったけど。
あっちはそんなにみんなオモチャを使う割合が高いんかねえ?(爆) 
★7つ。

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