TM NETWORK tribute LIVE 2003.5.28.WEDNESDAY Osaka Kouseinenkin Kaikan

 2003年5月28日(水)『TM NETWORK tribute LIVE』大阪厚生年金会館大ホール2日目。昨日とダブることが多いんで、今日はちょっと視点を変えたレポートにした方がええやろうね。初日のレポを読んでない方は、そちらからどうぞ。

 もうさすがに迷走の心配もないということで(笑)、チャリで10分前には会場に到着。そしてパンフも買う必要ないし、トイレをすませてそそくさと座席の方へ。今日は1Fやけど中に入ってガックリ。ほんまに後ろの方やったもんなあ。1Fの奥の方って2Fのせり出した客席の真下になってるから、屋根が低くて上から押しつぶされそうな感じで気分的に窮屈な感じがしてならない。

 後ろの方にはミキサー卓やら機材があっていろいろ制御するところがあるんやけど、わりとその近くでステージから向かってやや左寄り。

 やっぱり昨日見てるから段取りわかってるわけやん? その辺でテンションって随分変わるもんやな、と。会場の雰囲気も昨日来てた人達が多かったようで、なんかそわそわした感じより安心した空気が充満してたように思ったね。

 特に昨日のうちにレポも書き上げちゃったってことで、既におなかいっぱいの気分もあり〜の。(笑)

 昨日はあんまり気がつかなかったけど、今日会場を見渡した限りでは(1Fのみ)、圧倒的に女性が多かったわ。7〜8割ぐらいは女性。globeの場合だとだいたい半分半分ぐらいだったりするからなあ。これが小室哲哉のいる正規のTM NETWORKだったらもうちょっと男性の比率も上がったかもしれんけどね。

 この日は開演時間から5分も遅れなかったんちゃうかな? 『GIVE YOU A BEAT』が流れる中、昨日と同様、左前方に木根尚登、左後方のシンセブースに浅倉大介、右後方のドラムセットに阿部薫、右前方に葛城哲哉がスタンバイ。そして曲が終わり宇都宮隆の登場で場内女性の声がキャーキャー乱れ飛ぶ。(笑)

 ♪JUST WILD HEAVEN〜!の一声。『WILD HEAVEN』。ウツってやっぱりフロントマンとして華があるよねえ!あの立ってるだけでも絵になるってのがやっぱりキャリアかなあって思うなあ。勿論、天性のオーラみたいなんもあるんやろうけど。ロングのジャケットがよく似合ってる。そりゃ女もキャーキャー言うわって話ですわ。(笑) しかし、今日はウツ早くもこの曲で歌詞を間違えて客席からも笑いが。しかもその時に木根さんの方を向いて、互いに顔を見合わせてたのがメッチャウケた!ちなみにオレの座席はちょうど木根さんの一直線上だった。前の席が空いてたんでかなり見やすかった。

 続けて『GET WILD '89』。大ちゃん昨日より♪ゲゲゲッ・・・は遊んでたね。人さし指を突き上げてよう頑張ってたよ。(笑) 少し余裕が出てきたんかな?(笑) やっぱりこの曲はダンサブルで気持ちええわ。昨日よりもルミカライトを持ってる人も多かったかもなあ。後ろの方から見てたんで、みんなが前後に振ってるのを見てても綺麗やったわ。ちなみにオレはあ〜ゆうアクションでみんなと一緒にノるのが好きじゃないので(笑)、けっこう自分勝手に揺れて楽しんでますが。オレの前の列のおね〜ちゃんが16ビートに合わせてクイックイッ腰を振ってるのが妙に笑えた。(笑)

 『Don't Let Me Cry (一千一秒物語)』。イントロに合わせてみんなパンッパパンッ!の手拍子。やっぱり座席の位置によってもかなりLIVEの印象って変わるねえ。ライト一つとっても角度で見え方が全然ちゃうもんなあ。昨日は上から見下ろした形であんまりよくわかってなかったけど、今日改めて正面から見るとなかなかたくさんの種類のライトを使っていることがよくわかった。今回のLIVEって別にたいそうな仕掛けも無いし、バンド主体って感じやからねえ。だから演出はライトぐらいのもんで。上には星っぽい演出に使うようなヒランヤみたいな(誰か知ってるか?(爆))形のライトがボウリングのピンを逆に置いた時のように10コ吊り下げられていて、左右には逆三角形のスタジアムを照らしたりするような感じのライトが置いてあった。考えてみればTMってライトに関しては常に最先端を行ってたもんなあ。今ではそういったハイテクのノウハウが存分にglobeで活かされてるって感じ。

 ここでウツが御挨拶。「TM NETWORK tribute LIVEへようこそ!・・・ようこそ。(笑) 今回のLIVEの主旨はみなさんも御存知だと思いますが、あっ、これはやりそうだなとか、これもやっちゃうの?みたいな感じで楽しんでもらえたらと思ってます。」まあ昨日と同じようなつかみで。(笑) でもやっぱり昨日の方がドッとウケてたけどね。

 『BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)』。正面から延びて回っている光の中からはウルトラマンが変身しながら出てきそうな感じだった。(ウソ) こういう宇宙的な曲ってものすごくライトの美しさが得も言われぬ空間を作りだす。転調の落ち具合もカッコイイけど、最後のウツのファルセットがキマるとほんまにカッコイイ。木根さんのハモリも余裕って感じ。これ『ザ・ベストテン』で聴いた時はまだ粗がいっぱい見えたもんなのに、やっぱりみなさんうまくなってはるわ。(笑)

 続いて『Fool On The Planet (蒼く揺れる惑星に立って)』。昨日同様歌詞が胸に沁みた。演奏の一つ一つに説得力があると思ったわ。なんかこの曲を歌ってるウツを見てたらまだ少年って感じもしたなあ。十分オッサンやのに。(爆) あの松本孝弘がウツのために書いた曲『少年』を思い出してしまった。声がやっぱりオッサンの声とちゃうもんねえ。綺麗な声ですわ。

 『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』ではやっぱり大ちゃんの弾くアナログ・シンセRoland Jupiter-8の音色が気持ち良かったなあ。昨日ほどヘビーに感じなかったのは何でやろうなあ?みんな余裕があったってことか?

 さてここで昨日と同様、ステージの前にイスが用意されて、ウツと木根さんだけ残ったてトークの始まり始まり。

木根「あのさあ、歌詞間違えた時に僕の方見ないでくれる? 1回俺の顔見たでしょ?」

ウツ「そう言えば見たような気がする。(笑) 木根が歌詞間違えてるなあって。」(爆)

木根「俺のせいにしないでくれる?」(爆)

 というわけで、帰ってきたフォークパビリオ〜ン!

木根「これ別に僕のトークライヴじゃないんで。」(笑)

ウツ「まあ皆さん座って下さい。」ということでみんな着席。

木根「ちなみに6/29大阪心斎橋KNAVEって所でLIVEやりますんで。」

ウツ「またそうやって自分の宣伝をする。ほんとにもう"ちょこざい"な奴だなあ。」(爆)

木根「あの〜、こんなにいっぱい来ないで下さいね。みんな入れないから。」(爆)

ウツ「"ちゃうちゃう" 梅田かずお(うめだかずお)です。」(笑)

木根「園場凌(そのばしのぎ)です。」(爆)

ウツ「あの〜、これってその場で考えるからやっぱりウケる時とウケない時があるよねえ。」(笑)

 "ちゃうちゃう"ってのはたぶん"違う違う"を大阪弁で言ったものだと思われ。(笑) でもこれって『EXPO』ツアーの大阪城ホールLIVEの時も言ってなかったかなあ?(笑)

ウツ「"そのばしのぎ"なんてそのまんまじゃないか。僕なんかもっと深いよ〜!梅田ってのは普通じゃない?かずおってのは楳図かずおとかけてるわけ。」(笑)

木根「ああ何か梅田かずおなんて本当にいる人の名前かと思っちゃったら。・・・あっ、"梅田"っていうのはあの梅田ね。」

ウツ「今ごろわかったの?」(爆)

 念のために言っておくと"梅田"ってのは大阪の梅田のことで、楳図かずおってのは『漂流教室』や『まことちゃん』などで有名な漫画家ね。

木根「まあ今回はTM NETWORKをコピーするというコンセプトで始まったLIVEですけど、あの頃に忠実にコピーするのは難しいですよ〜!微妙に歌詞を間違えたりね。」(笑)

木根「後は演奏もあまりうまくやっちゃいけない。あの時はまだ未熟だったから。」(爆)

木根「今回はこの人がいなければできませんでした。何か中止になったらなったで大変みたいですよ。残務処理が。」(爆)

 残務処理とは勿論globeの東京ドーム公演中止のことである。(笑)

ウツ「それでは呼びましょう。浅倉大介!」

 ピアニカを後ろ手に持って登場してきた大ちゃんに拍手喝采。ちなみにこの日も昨日と同じ玉虫みたいな衣装やったけど(笑)、今日はツッコミは無し。ステージに向かって真ん中のウツの右隣に座る大ちゃん。

浅倉「"そのばしのぎ"っていうのが後からじわじわきちゃって、今とっても面白いんですけど。(笑)」(笑)

浅倉「今回とっても楽しみだったんですけど、とっても大きなプレッシャーを感じながら頑張ってます!」(笑)

木根「ごめんねえ。いろいろ残務処理が大変らしくて。」(笑)

浅倉「それにしてもこうやってまた10年後にフォーク・パビリオンをやることになるとは思ってませんでしたよ〜!」昨日と同じことを言っている。(笑)

木根「そう言えば2、3回歌ったよねえ?」

浅倉「あの時は絶対に断れない先輩が3人いましたから・・・。」

ウツ「そっか。・・・あっ、俺もか!?」(爆) 頷く大ちゃん。(笑)

 変な間が開いてから・・・

ウツ「じゃあ、曲行こうか。」(笑)

 ウツと木根さんがそそくさとアコギを持ち、大ちゃんはピアニカをスタンバイ。

木根「今日はどんな感じで?」

ウツ「今日は"カプリシャス"な感じで。」

ウツ「最近一緒に仕事してなくてちょっと離れてたもんだから、ツーと言えばカーじゃなくなってるんで、時々わけわからないんですよね。」(爆)

 そう言って始まった曲は『五番街のマリー』。勿論オレは"カプリシャス"と聞いてすぐにわかったけど。(笑) 個人的には昨日の『異邦人』より今日の『五番街のマリー』の方が気持ち良かった。木根さんのハモリも抜群!なんかアルフィーを思い出してしまったよ。(笑) AAAのステージとかね。

 演奏が終わって、

木根「ちなみに"カプリシャス"って言うのはこの『五番街のマリー』を歌ってるのがペドロ&カプリシャスという人達でね。まあこんなこと別に覚えて帰らなくてもいいですけどね。」(爆)

木根「それにしてもその日の曲を何やるかっていうのはこの人(ウツを指さして)がここに入ってからその日の気分で決めるんですよ。気分で決められたら左右の二人はたまったもんじゃないですよ!」(爆)

木根「というわけで、フォーク・パビリオンもいよいよ・・・」

ウツ「もう佳境に入っちゃうの!?」

木根「この後もいろいろあるんだから段取りを考えないと。」

ウツ「段取りなんか無いじゃん。」(爆)

木根「そう言えばフォーク・パビリオンだけじゃなくて、ヘビメタ・パビリオンなんてのもあったんだから!ヘビメタよりマシでしょ? みんな見たいのかな?」

 「見たい!」という声があちこちから飛ぶ。

木根「『EXPO』来た人?」

 やっぱりたくさんいるねえ。勿論オレも手を上げた。

木根「ヘビメタ見たい人?」

 たくさんいる。(笑)

ウツ「じゃあ、俺ベース弾くの?」(爆)

木根「そう。あのかつらかぶってね。」

ウツ「じゃあ、べーやんが歌うの?」(爆)

 な〜んてことを言いながら、ギターの葛Gとドラムのべーやんを順に呼び込む。べーやんは例によってサイコロトーク用のサイコロを持って登場。いきなりステージの下の段でサイコロを振る。(笑) それを見てたオレの付近にいた女性が「あれってあの為にあんな風になってるの?」なんて言っていたが、そんなわけないから。(爆)

木根「このコーナーは『ごきげんよう』じゃなくて『ごきげんだよ』ってコーナーなんだよね。で、今日は誰に振ってもらおうかな?・・・葛Gに振ってもらおうか。」

 で、葛Gがサイコロを振った。そのサイコロを猿のように取りに行くべーやんの姿がウケる。(笑) 出た目は「驚いた話」。それを見たウツが「ドキッ!」とすぐにリアクション。会場も御一緒に「ドキッ!」(笑)

 この一人喋りをうまく書くのって難しい。(笑) 葛Gの喋り声って低くてよく響き通る声で男っぽくもあり、つくづくカッコイイ。そんな葛Gの話は・・・溝があってそこにアリがいっぱいおったんやとな。まるで絨毯のように。そこに何か足を突っ込みたくなったんやとさ。気持ちはわかるわね。(笑) で、そこに足を置いてみたんやと。そしたらアッと言う間にグワーッと足からアリが這い上がってきて、気がついたらもう口の中まで入って来てたんやと。まるで『ハムナプトラ』のスカラベのように。そこでビックリして「ウワーッ!」って大きな声を上げて急いでシャワーに入ったんだそうな。しかもパジャマを着たまま。えっ?パジャマ?その「ウワーッ!」っていう大声で葛Gの家族は泥棒が来たと思ってビックリして見に来たら、そこで見たのは葛Gがパジャマを着たままシャワーを浴びてる姿だったという。(爆)

ウツ「普通、起きたら気がつくよねえ?」(笑)

木根「そこまでさあ、いかないと気がつかないってすごいよねえ!」(笑)

ウツ「そう言えばさあ、風呂で思い出したんだけどさあ、風呂場でこけちゃったんだよね。それで頭を打たないようにと思ってこけたら、こうゆう風にうまくお尻から着地したの!」と言ってモジモジ君でコの字作るが如く両手両足を伸ばしてペタンと座ってみせた。(爆)

ウツ「おおーっ!自分でもすごいと思ったよ!9.85ぐらい。」(笑)

阿部「そう言えばここに本物の『ごきげんよう』に出た人が一人いるんだよね。」

 みんなが木根さんの方を見て会場も拍手。オレ、それ全然知らなかったわ・・・。

木根「あれねえ、一週間録りだから大変なんだよね。小堺さんも丸一日中収録してるから本当に大変!だから全然"ごきげんよう"じゃないの!」(爆)

木根「今日は話もこれだけ広がったってことで、これからもみんなで頑張って行きましょう!このコーナー無くなってたら他の会場の人達可哀想だよねえ。」(笑)

 ってことで今日の5人による演奏は『永遠のパスポート』。キーボード・エレピが用意されて大ちゃんはそこに立つ。楽しそうだ。この曲は2ndアルバム『CHILDHOOD'S END』からの曲。好きやったなあ。なんかほんわかとした曲でTMの中ではこういう感じのは珍しいかもしれない。サビのメロディーが特にイイ♪

 さてこれから後は一気に行きまっせ!

 『1/2の助走』はゆったりとしたキネバラ。

 『Girl』のあのイントロのサウンドはLIVEで聴くとなんか新鮮な気がした。歌詞もええよねえ。十代の頃のピュアな恋心が蘇ってくるというか。(笑)

 『Spanish Blue (遥か君を離れて)』でコルドバやセビリアの情景に思いを馳せる。

 そしてウツと木根さんがステージから消えると、大ちゃんにスポットが当たる。キーボードソロということで『VAMPIRE HUNTER D』だ。葛Gのギターとべーやんのドラムも絡んで聴き応えあり!暗闇の中のライトがまぶしくて鮮やか。懐かしいねえ!菊池秀行原作の人気小説をオリジナル・アニメ・ビデオ化した時に、小室哲哉が初めてサウンドトラックというものを担当したんよね。ちなみにテーマ曲はTM NETWORKの『YOUR SONG』だった。

 そして宇宙との交信を思わせるSEが流れSFチックな『KISS YOU 〜世界は宇宙と恋におちる〜』。会場がドッと沸く!この曲では当時LIVEでウツのセクシーなパフォーマンスで失神する女性が続出したんよね。(笑) ツアーパンフの中で大ちゃんは80年代のTMの曲の中ではこの曲が一番思い出深いと言っている。ロックのテイストもあり、ニューロマの進行形でもあり、ラップの要素まで含まれていて、当時の日本の音楽シーンでこれほど斬新な音楽は他に無かったと。

 続いて『Come on Let's Dance』!会場のボルテージがどんどん上がってくるのがわかる!オレがTM NETWORKっていうものに本格的に魅了されたきっかけの曲。メロディーが力強いよねえ!躍動感があるしTM NETWORKそのものの勢いも感じることができた。特にこの曲の入っていた『GORILLA』にはそういう曲がたくさん入ってたね。

 続けてこれまた『GORILLA』に収録の『You Can Dance』!イントロのシークエンスと同時にウツが下のステージに飛び出すと会場も沸きに沸く!テンポが早いしバンドとしての勢いも感じられてフィジカルな曲だ。走り回って上の客席を見上げることも忘れない。会場のみんなも昔のTMのLIVEに来たような錯覚に陥ってたかもしれない。みんな若返ったんちゃうやろうか?(笑)

 そして『Love Train』では会場のライトを明るく全開に!『Love Train』はTMNリニューアル後の曲ってことで、わりと新しさを感じちゃうんやけどね。しかもTM最大のヒット曲。オレにとっては必要以上にポップだったことで、すぐに飽きてしまったけど、とりあえずこういうLIVEではやっておかんといかんか。(笑) みんな♪Love Train〜って言うのに合わせながら指をさしておったけども、オレはこういうの好きじゃないんでやっぱり勝手に揺れてるだけですが。(笑)

 最後は絶対ハズせない『Self Control (方舟に曳かれて)』。クライマックスを締めるのにはうってつけの曲やね。♪Self Control〜の大合唱が会場に鳴り響く。日頃のストレスを発散だあ〜!ウツも間奏の時にべーやんのところに行って水を飲ませたり、大ちゃんや葛Gのところに行って一緒にノったりして、楽しい雰囲気を演出してくれる。これこそTMのLIVEって感じ♪

 曲が終わって大歓声と拍手の中「どうもありがとう〜!」と手を振りながらステージから消えていくメンバー。さてここで当然みんなのアンコール。それなりに待たされると、メンバー再び登場。やっぱりグッズのTシ.ャツに着替えて購買意欲を煽ることを忘れない。(笑)

 会場が真っ暗になってウツにスポットが当たる。『SEVEN DAYS WAR』だ。オレも高校の学園祭で歌ったんよね、たった一人アカペラで。(笑) さすがにこんな多くの人の前では無かったけども、大観衆の前で自分の歌声だけが響くのって快感やねんなあ。そんなことを思い出していた。

 さて昨日はここで終わってしまったから、スカされたと感じる人も多くて再度延々アンコールの大合唱が続いてしまったわけやけど、今日はその辺を反省したのかすかさずウツが人さし指を1本立てた。もう1曲の合図!!ラッキーーーー!!二日分チケットを取っておいて良かったで♪その曲とは意外や意外『All-Right All-Night (No Tears No Blood)』だった!あんまりアンコールに向いてる曲だとは思ってなかったからねえ。驚いたけど懐かしかった!歌詞には重い部分もあるけども、TMらしいポジティヴで明るく疾走感のある曲だ。当時この曲を聴いて、早口言葉みたいな歌やなあって思ったけどね。(笑) それぐらい当時としては日本語の乗せ方としても珍しい曲やったね。途中で木根さんと葛Gがギターで絡むんやけど、木根さんがサイズを間違えて「アラッ?」って葛Gと顔を見合わせていたのには笑った。(爆)

 演奏が終わるとバックに『CASTLE IN THE CLOUDS』が流れる。みんなピックやら何やら客席に投げてたなあ。最後はステージの前の方に5人全員集まり、みんなで手をつないで礼をしてはけて行った。さすがに今日はちゃんとアンコールの曲が増えていたということで、みんなあっさりと帰って行く。それはもうあっさりしすぎているぐらいに。(苦笑) よく考えたら昔のTM NETWORKなんかアンコールはしないっていうのが鉄則やったんやからねえ。

 とりあえずオレもそそくさと仕事へと向かったがな・・・。せっかくのストレス発散が台無しに・・・。(苦笑)

 さて、今回は小室哲哉のいないTM NETWORKのLIVEという、ある意味かなり興味深いLIVEやったけども、これはこれで全く問題なしに楽しめたね。やっぱり青春時代に数えきれないぐらい聴いた曲ばっかりやったからなあ。思い入れだらけやったし。LIVEではガラッとアレンジを変えることが多かったTMが原曲を忠実に再現したLIVEっていうのも珍しいことやったし、全く古さを感じさせなかったのが曲の持つ強さやわね。それを再確認できたのが良かったよなあ。何よりTMファミリーのみなさんが素晴らしいよね!良き音楽仲間って感じで。べーやんなんかあのTMデビューのきっかけとなったフレッシュ・サウンズ・コンテストの『1974』でドラムを叩いたっていうんやから、後に一緒にやるようになったのも何かの縁なんやろうし、おもろいよなあ。大ちゃんにしても昔はYAMAHAのインストラクターなんかやってたのに、TMNの『RHYTHM RED』ツアーでお呼びがかかったのがきっかけで今があるわけやし。葛Gなんかは「TMは電源抜いたら終わりでしょ」みたいなコンピューターやデジタルと対極に位置することを誇りにしていたにも関わらず、現場で「コンピュータもデジタルも操ってるのは人間なんだ」っていう人間の才能というものを目の当たりにしたことで、考えが急転回して付き合い続けてるっていうのもほんまに面白い。

 この次TM NETWORKとしてはファンクラブ会員限定のイベントが苗場であるらしい。オレは行けませんが・・・。来年が20周年やから、そのプレイベントってことでDVDにも収録予定やと。今回のツアーのは無いんかい!?大ちゃんがやってるのは貴重でしょう!!この前夜祭的ツアーのDVD化を激しく希望!!それとも苗場のイベントで同じような曲ばっかりやるんやろうか?

 来年、果たして20周年記念イベントがどういう形で行われるのかは見当もつかないけど、絶対に参加したいですな!!

TMNの『NAOTO KINE PRESENTS TMN BLUE』を聴きながら・・・   

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