globe tour 2002 category trance April, Sun 7th:OSAKA-JO HALL

 オレは別にF.C.会員やチケット会員ではないので、総じて席はよくない。ネットで先行予約して運良くチケットが当たったものの、今回もやはり悪かった。

 それでも、立見とはいえ、アリーナでglobeを見る経験っていうのは初めてだったりする。そう、今回のツアーはNKホールでの『genesis of next』に引き続き、『category trance』ということで、トランス全開ライヴ(?・・・イベント?)なのだ! 踊れ!踊れ!ということで、今回のアリーナ席はオール・スタンディング。そんな期待感を持ちつつ、いざ大阪城ホールへ。

 日曜日ということで、多くの城天バンドの中を通り抜けて会場の方へ。

 着いたのはP.M.5:00前。開演直前のハズだったのだが、行けばまだ多くの人達が表で待たされていた。

 その時にザアーッと客層を見てみると、男女比率はだいたい半々ぐらいかな。主に10代後半〜20代後半って感じ。友達同士で来てる人達が目立ったな。カップル比率は気のせいか以前より少し減ったような気がした。なお、オレみたいに一人でフラフラしてる人間はやっぱり少ない。(笑)

 ただ気になったのが、派手な服装の人が減ったなあと感じた。ミーハーなファンはもう淘汰されてしまったってこと?(笑) 一般層が少しマニアックな層になりつつあるような気がしたが、これも気のせいだろうか?

 何はともあれ無事会場入り。Jブロックということで、後ろにはKブロックがあるだけやから、ステージよりかなり後ろの席である。席も立見だから、あって無いようなもの。とりあえず真ん中の方に寄って、突っ立って見ることにした。背は低い方ではないので、まあ見えないことはない。が、非常に遠い・・・。メンバーの顔は正面の大きなビジョンを通さないと、わかりそうもない。

 ライトが落ちて、『fade in2(part2)』が流れ始め、そのビジョンに「Category」と「trance」の意味について文字が流される。

 『TRANSCONTINENTAL WAY』まだ発売されていない「Lights2」からの曲にのり、サイバーなTK、女神を彷彿とさせる衣装のKEIKO、そしてインディアン・ルックのMARCの御登場!globe勢ぞろい!

 先ずは、新曲の『OVER THE RAINBOW』だ。

 う〜ん、あんまり見えん。KEIKOもMARCも元気に動いているのはわかるんやけど、遠い遠い。ハッキリ言って、まだこっちまでは熱が伝わってこないぞ〜!前の方は盛り上がってそうやけど、後ろの方はまだこのトランス・ライヴをどうやって楽しんだらいいのかあんまりわかっていない感じだ。人形のように突っ立って聴いてて、トランスが楽しめるとでも思っているのか!?

 『Love again』『angel's song』そんなことはお構いなしにライヴはどんどん突っ走って行く。

 『Come into existence』MARCの怪しいパフォーマンス炸裂。KENちゃんのギターが印象的やったね。今回はここぐらいしか見せ場もなかったし。(笑)

 『overdose』後ろの方でglobeのパフォーマンスがよく見えない人間にとって、VJっていうのは本当に救いやったね。なかなかカッコ良かったよ。映像が脳を駆け巡る。音と光とパフォーマンスが三位一体となってトランス状態へと導かれていくんやね。

 『Stop! In The Name of Love』このあたりでようやく個人的にはノレるようになってきたかなって感じ。この曲好きやからね。やっぱり好きな曲が流れるとテンションも上がってくるわ。ちゃんとハモらせてもらったし。(笑) 踊るだけじゃなくて、歌ってもみたいと感じた。気持ち良かったあ〜!

 『genesis of next』好きな曲が続く!ノってきたんじゃないの〜♪ 今回のステージはトランスってこともあって全体的にKEIKOの歌はサンプラーとダブらせてたねえ。特にこの曲は。トランス状態に入ってきた。

 『FREEDOM』おなじみの曲だ。これも大好きな曲やねんけど、正直トランス・ヴァージョンは・・・。それでも、ノリノリでこのままこの瞬間が続いてくれればなあって思ったな。

 に、しても周りのテンションがまだ低い!低すぎる!おまえら、みんなテキーラでも飲んでから来い!!って感じ。二階席を見ると、みんなルミカを振って、それなりに楽しんでるのかなって風だったが、どうなんやろう? 少なくともオレの所よりかは、globeのパフォーマンスがよく見えてるんやろうけど。(苦笑)

 まあ、周りはともかくオレ自身はようやくエンジンがかかってきたかな、と。が!!ここで一旦終わっちゃうんだ。えええええええ〜〜〜〜???? 高揚していた自分の感覚が急激に覚めていくのがわかる。なんとも言えない、消化不良の気分。この時の感覚はこの日で最悪やったな。実に間が悪いと思った。こんなところで、ストップするかあ? これはもう明らかに前の席のテンションと後ろの席のテンションとのタイムラグやな。インターネット中継してたから、後ろの方はあんまり映すんじゃない!って思ってしまった。この中継を見た人ってどれぐらいいたんだろう? あんまり見たって話は聞いてないけど。

 まさか、なんぼなんでもこれで終わりなわけは無いやろうし、みんなも手拍子でアンコール。そうこうしてるうちに前方のビジョンに文字が流れ始め・・・アーティストの聖地と呼ばれる日本武道館での追加公演が発表された。「おお〜っ」と言うどよめきが。でも、すぐさま「オレは行けそうにないなあ」って思ってしまったけどね。

 KEIKOのハミング。このメロディーは!!『GIVE YOU』から『Feel Like dance』を1コーラス。デビュー時からのファンは本当に感慨深かったのではないだろうか? トランス真っ只中で、唯一わずかながらのアコースティック。ファンサービスやったんやろうね。覚めていたけど、やっぱりFeel〜のメロディーを聴かされちゃあ、すぐにglobeの世界へすっ飛んじゃいますよ。

 続けざま、『try this shoot』のイントロが。再びトランスの世界へ!実に心地よいサウンドだあ。トランスらしいシンセの音がイイねえ。そういえばTKのパフォーマンスあんまり見てないんやけど。こんなこと普通ありえへんねんけどね。オレの場合ハッキリ言ってKEIKOよりもMARCよりもTKなんやから。しかし、今回ほどTKを見ていなかったライヴなんて過去に無かったなあ。って言うか、TKが動き回ってパフォーマンスしてるわけでもなかったんで、ほとんど見えなかったってのが正解。最初からあきらめてたかな。(苦笑) 踊るつもりで、オペラグラスも持って行かなかったし。

 そして、『What's the justice?』。オレが最も好きでカッコイイって思ってる曲。最高やね、この曲は!!ほんまに自然と体が動いてしまう。この曲はもうこのトランス・ライヴだけでしか聴けないかもなあ。サウンドと照明のシンクロも完璧で、ラストの怪しいフレーズでは頭の中をグルグルと掻き回されるようだった。KEIKOの歌のパート少ないけど、最高傑作やでこの曲は!!

 『Many Classic Moments Remix』はsongnationで出したやつやな。この曲で終わりなんかなあって思ってたら、どうやらそのようで「ありがとう、ありがとう」って言うてるがな。KEIKOが会場になんやいろいろ放り投げてるし。やや蚊帳の外って気がした。それでもKEIKOは後ろと2階にも声をかけるのを忘れていなかった。なるほど、嬉しいもんやね。よくは見えなかったが、やや涙ぐんでいたのでは? 名残惜しそうにステージから消えて行った。こりゃ、KEIKOは人気も魅力もあるわって、心底実感したな。

 globeのメンバーは引っ込んだが、巨大ビジョンが消えていなかったので、おや?まだあるのかな?とも思ったけど、場内が明るくなり、終了のアナウンスが・・・。それでも、アンコールを信じて叫んでる人もいたけど。(笑) 本当のところどうなんだ?って感じで少し気持ち悪かった。しかし、退場が始まってたからやむなくオレも流れに任せて外に出た。

 オレの周りはやっぱり一般客が多かったようで、「知ってる曲全然なかった」なんて声も聞こえてきてたし、「タダで良かったわ」なんちゅう声も聞こえてきた。だから、今回のようなglobeのライヴでは、どうやって楽しんだら良いのかわからない人達も多かったかもしれない。ファンならともかく、最近のglobe事情に疎い人達にはつまらなかったかも。席が良かったら無条件に楽しめるとは思うけど、後ろの方じゃねえ・・・。

 これが、NKホールのライヴに参加してからならもっとノリは良かったんやろうけど、なんせ大阪組はオレみたいにトランス初参戦も多かったハズ。ただ、本来ならトランスって、アーティストが見えようが見えまいが、そのサウンドと空間で十分に楽しめるハズのものやと思うんやけどね。それだけ、globeそのものに期待してた人が多かったってことかな。

 ああ、でもやっぱり前の方でガンガンに踊り狂いたかったわあ。消化不良やったもん。ライヴっていうのは、アーティストだけでなく、観客も一緒にその空間を作ってるんやなあってつくづく思った。観客側も一緒に作ってるっていう意識が持てたらもっと楽しめるのにねえ。やっぱりナマモノですよ。

 今回の全体の感想としては、短くてアッと言う間だった。で、踊れ踊れ〜っていうライヴやったから、終わってみればあんまり1曲1曲のことを覚えてなかったな。だから十分にトランスしきってたら、問題無かったんやろうけど、中途半端なノリになってしまって勿体なかった。

 帰りには、グッズ売り場によって、恒例のパンフだけ買った。しかし、ハッキリ言って買って損したわ。アナログ盤サイズっていう、デカイだけで、内容薄いのに3000円!確かにキレイではあるけど・・・。 帰ってから中を見て怒ってしまったわ!こんなことならまだ、2500円のTシャツでも買えば良かったと思った。オレはパンフは極力読みたいんやから!

 そんなパンフの中で一番印象に残ったのが、TKの言葉。

「全世界で、MACKIEの32chのミキサーを使ってると思うんだけど、僕もその中のひとりなんだよね。だけど、コンデンサー変えてるんだよね。「石」が違うんだよ。やっぱりtranceは、アウトプットの音圧で決まるのさ!」

 なるほど!どおりで!ごもっとも!って思ったわ。(笑)

 前の方で楽しんでいた人達のレポートとは全然印象が違うかもしれませんね。そういう部分でも読み比べてもらったら面白いのでは? いかに前の席で見れるのがありがたいことなのか、そして、同じチケット代でこうも違うのかということがわかるのではないでしょうか?(苦笑)

globeの『globe special live -genesis of next-』を見ながら・・・  

 

 

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