プロレス・格闘技日記より総集編09

『K-1 WORLD GP 2004 in NAGOYA』

あまり面白くなかったんで、いつものように感想を書こうっていう気になれないなあ。
試合内容そのものはどれも悪くはなかったんやけど、対戦カード的にイマイチやったかな。
K-1 vs ボクシングっていう3試合が注目カード。
結果は武蔵がレイ"マーシレス"マーサーが3-0で判定勝ち、レミー・ボンヤスキーがフランソワ・ボタに3-0で判定勝ち、アレクセイ・イグナショフがキング・アーサー・ウィリアムスにわずか1分48秒でKO勝ちと、K-1勢が強さを見せつけた。
まあK-1ルールやから勝たんとマズいけどね。
願わくばみんなイグナショフのようにKOで決着させてほしかった。 

後は"南アフリカの大巨人"ヤン"ザ・ジャイアント"ノルキヤVS"金網の白鯨"トム・エリクソンの巨漢ド突き合い対決が面白かったかな。
55秒でエリクソンがKO勝ちした。 

この前の『一撃』でフランシスコ・フィリォがレミー・ボンヤスキーにパンチ14連打でダウンを奪って判定勝ちした試合が見たいんやけどなあ。
やっぱり関西では放送しないのか・・・。

『K-1 MMA Championship ROMANEX』

さいたまスーパーアリーナで行われた『K-1 ROMANEX』を中心に久々に格闘技方面で熱く語ってみたいと思います。(笑) 
先ず放送順に感想を。

"変幻自在のトリックスター"須藤元気VS"最強一族の柔術マスター"ホイラー・グレイシー。
オレの予想ではホイラーがグレイシーのメンツをかけて勝つんちゃうかなって思ってたんやけどね。
でも結果は須藤が驚くほど気持ちいい完勝。
ホイラーを自分のペースで翻弄してグラウンドに持ち込み、起き上がろうとしたところにヒザがカウンターで頭に入ると、ボッコボコ!
グレイシー一族を相手に見事なまでのKO勝ち!
このグレイシー狩りは今後にも期待できそうやね。
やっぱり須藤は総合格闘技ルールの方がイイね!
ちなみに今日横浜アリーナで行われた『PRIDE武士道 其の参』では、美濃輪育久がハイアン・グレイシーに2-1で僅差で敗れ、五味隆典がハウフ・グレイシーにわずか6秒でTKO勝利している。
この美濃輪と五味の二人に関しても今後に期待やね! 

"剛力王"ゲーリー・グッドリッジVS"アメリカの壊し屋"ザ・プレデター。
この試合はグッドリッジが総合格闘技ルールに一日の長があるってことで勝つとは思ってた。
ザ・プレデターはZERO-ONEで活躍してるプロレスラーで、かつての名レスラー"超獣"ブルーザー・ブロディのイメージを引き継いでいるだけに、そう簡単には負けてほしくなかったんやけどね。
結果としては1分22秒でプレデターのKO負け。
パンチでふらついたプレデターの姿は哀しかった・・・。 

"青い目のサムライ"ジョシュ・バーネットVS"K-1の切り込み隊長"レネ・ローゼ。
現在キング・オブ・パンクラシストの王者である新日本プロレスのバーネットが反則大魔王のケンカ屋ローゼ相手にプロレス技で勝利するのかどうかってのが最大のみどころやったけど、そこまでに2分15秒でボコボコにして勝ってしまった。
バックドロップが決まるか見たかったのに。(笑) 
バーネットの実力は世界屈指やし、日本の(特にUWF系の)プロレスマニアでもあるからプロレスファンとしては本当に頼もしい。 

"魂の拳"ドン・フライVS"五輪を捨てた男"中尾芳広。
ガンガンド突き合うファイトを期待してたら序盤アクシデントでバッティングしてフライが大流血。
骨膜が見えてるぐらい深い傷ってことでノーコンテストとなった。
格闘技を見てるとこういうことも覚悟しながら観戦しないといけないんやけど、これからって時に非常に残念!

"K-1最強の破壊兵器"アレクセイ・イグナショフVS"プロレス界の若きエース"中邑真輔の再戦。
この試合に関しては言いたいことがたくさんある。
先ず大晦日の『Dynamite!!』での試合がなぜノーコンテストになったのかをちゃんと説明していない番組の制作者に憤慨!
しかも相変わらずカットしてたイグナショフの反則の2ラウンド目を放送せず、中邑が膝蹴りを喰らったあのシーンだけを何度も放送。
一番肝心なレフェリングのことにも特に触れていない。
中邑が入院したのも1.4東京ドームでの高山善廣戦でボロクソに蹴られたからであって、別にイグナショフにやられたからってだけじゃないからねえ。
これらのことからもわかるように、「K-1がプロレスより強い」っていうイメージを作ろうとしてまたしてもプロレスラーを格闘技のダシにしようっていう意図が読み取れる。
たぶんオレのようにヤキモキしたプロレスファンも多いやろうね。
そこでイグナショフが戦前に「プロレスラーなんて普通の人と同じだろ」なんていう暴言が火に油を注いだ。
これでもしIWGPヘビー級王者にまでなった中邑が負けるようなことになれば、プロレスの威信は地の底まで崩れ落ちることだろう。
オレはもう祈るような気持ちで中邑の勝利を予想していた。(笑) 
今回の中邑はうまかった!イグナショフに膝蹴りを出させず、素早いタックルでテイクダウンを奪うとギロチンチョークを決めに行った。
これがバーネットならもう決めれたんじゃないかって思うシーンが何度もあったから、中邑はまだまだ技術的には粗いんやと思う。
それでも2ラウンド1分51秒、中邑のギロチンチョークが決まりイグナショフがタップ!
気が付けば全く危なげない勝利だった。
これによりK-1がイグナショフを第2のミルコに仕立て上げるという目論見が失敗。(笑) 
プロレスファンの溜飲の下がる試合だった。
試合後のイグナショフのコメントは「寝るときに悔しくなると思う。本当は強くない人に負けたのだから」なんていう非常に潔くないものだった。(苦笑) 
イグナショフがそう言いたくなるのもわからないではない。
ただ中邑は「本当は強くない」んじゃなくて「これからもっと強くなる」素材やってこと。
できれば中邑が言っていた「玄米ドライバー」っていうのがどんな技なのか見たかったもんやけど。(笑) 

"中量級最強の男"B.J.ペンVS"限界知らずの万能ファイター"ドゥエイン・ラドウィック。
B.J.ペンって名前ぐらいしか知らなかったから、あのK-1 WORLD MAXで健闘してたラドウィックを子供扱いにして1分45秒で圧勝したのには驚かされた。
是非ともヴァンダレイ・シウバとの対戦が見てみたい!・・・って無理か。(笑) 

"オセアニアの英雄"サム・グレコVS"アントニオ猪木の秘蔵っ子"LYOTO。
オレはLYOTOが勝つとは思ってたんやけど、予想外に大接戦。
サム・グレコの強靱なパワーには驚かされた。
2-1でLYOTOが僅差で勝利。 

ブルー・ウルフVSトム・ハワード。
ブルー・ウルフはドルゴルスレン・スミヤバザルの弟であり朝青龍の兄貴でもある新日本プロレスのプロレスラー。
かたやトム・ハワードはZERO-ONEに参戦しているアメリカの団体UPWのプロレスラー。
プロレスラー同士なんやからプロレスやらせた方がおもろいのに。(笑) 
ブルー・ウルフが傷口への膝蹴り連打でトム・ハワード大流血。
セコンドのタオル投入でブルー・ウルフのTKO勝利。 

今回のメインエベントである"野獣"ボブ・サップVS"猪木イズム最後の継承者"藤田和之。
オレは藤田和之が勝つやろうと思っていた。
そう思った根拠ってのは特になくてオレの勘。(笑) 
どうもインタビューなんかから伝わってくるものが藤田の方が常に上のような気がしてたからねえ。
実際、藤田は最初から一方的にペースを握り、エゲつないようなサッカーボールキックをサップの頭にガンガン入れていく。
膝蹴りを顔面に入れて、パンチでボコボコにすると野獣はもはや野獣ではなかった。
サップ戦意喪失!
殴られながらタップしてギブアップの意思表示。
いじめられっこを見てるようやった。(笑) 
まさに惨敗やったね。
藤田はやっぱり強かった!
あの体重差で4点ポジションルールを受け入れた藤田はそれを見事に逆利用。
株が上がったねえ!
逆にサップは今後ヤバそうやな。
サップは現IWGPヘビー級チャンピオンってことで、この試合にもタイトルをかけるかどうかでモメたものの、新日本プロレスがプロレスの試合じゃないからということで認められなかった。
こうなってくるとサップはもっとプロレスに専念してもええんちゃうか? 

そう言えばこの前の5.3東京ドーム大会でのIWGPヘビー級選手権試合ボブ・サップVS中邑真輔と異種格闘技戦・柴田勝頼VS武蔵の試合をやってたハズの『ワールド・プロレスリング』を見逃した!
どうも放送日時が勝手に変わってたっぽい。(怒) 
この頃『プロレスリング・ノア』も時間がズレててビデオに入ってなかったってことも多いし・・・。
この前のGHCヘビー級選手権試合・小橋建太VS高山善廣もメッチャイイ試合やったのに最後の方が切れておった・・・。
ほんまに夜中に見たい番組やってるとこれやからかなわんのよ。

ノアと言えば東京ドーム初進出が決定し、なんと全日本プロレスの社長である武藤敬司が、ノアの社長三沢光晴とのここでの対決にラブコールを送っているという!
プロレス界最後の黄金・夢対決って言われてるだけに是非とも実現させてほしい! 

それとマニアックな小さな話題やけど、天龍・渕組の104歳コンビがついにプロレス界伝統のアジアタッグ王座を奪取した!
天龍が「青春の忘れ物」と言ってたこのベルト、今月13日が命日だったジャンボ鶴田に捧げるため入場テーマ曲も鶴田の入場テーマ曲を使って入場したという。
今思えばジャンボ鶴田っていうレスラーはほんまに怪物やったなあって思う。
「日本人史上最強のプロレスラーは誰?」って聞かれたら、オレは自分の大好きな天龍源一郎は元より、力道山や馬場、猪木でもなく、このジャンボ鶴田を挙げる。

『K-1 WORLD GP 2004 in ラスベガス』

失敗したことにネットでニュースを読んでたらボブ・サップがたった33秒でKO勝ちしたっていうのを目にしてしまって、事前に結果は知っていた・・・。
この前のミルコの時といいどうもタイミングが悪い。
今回はモハメッド・アリとマイク・タイソンの2ショットが世界的にもかなり話題となりそうやったね。
ボブ・サップは明日東京ドームで中邑真輔とのIWGPヘビー級選手権試合がある。
たぶんオレは中邑真輔がボブ・サップに勝って中邑をプロレス界のニュー・スターに押し上げられることやろうって予想していた。
でもテレ朝がゴールデンタイムでスペシャルも放送しないし、深夜枠でもスペシャルのしないのがわかってどうも違うような気がしてきた。
ひょっとするともう少しプロレス界の至宝であるIWGPのベルトをK-1に預けておくかもしれない。
ただしK-1のMMA大会で中邑とアレクセイ・イグナショフの再戦が既に決まっているだけにここでは中邑が勝った方が盛り上がるとは思うんやけどね。
ボブ・サップもその大会では藤田和之との対戦が決まってるから、もし防衛すればこの試合でIWGPのベルトが賭けられる可能性もあるやろうな。
明日の試合で注目のカードはもう一つ。
柴田勝頼VS武蔵の異種格闘技戦。
ルール問題で揉めてたけども結局どう落ち着いたんかなあ?
実績で言うと武蔵の方がはるかに上。新日本プロレスVSK-1の日本人対決っていうこともあってどちらも負けられない。
武蔵がガチンコ以外で勝負するとは思えないから、たぶんちゃんとした格闘技戦やとは思うんやけど見てみないことにはわからんなあ。
柴田にプロレスの凄さを見せつけてほしいところやけど、まだ今の実力では武蔵のミドルキックでも喰らってKO負けしちゃうんちゃうかな? 

『PRIDE GP 2004 開幕戦』とGHCヘビー級選手権試合小橋建太VS高山善廣の予想

今日は格闘技において大きな大会が二つある。
一つは『PRIDE GP 2004 開幕戦』がさいたまスーパーアリーナで開催。
エメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミルコ・クロコップという三強の出場は勿論注目やけど、何と言っても今回の目玉は"ハッスル柔道王"小川直也。
対戦相手はK-1で活躍してた"欧州の伊達男"ステファン・レコってことで非常に面白い顔合わせとなった!
小川直也はプロレスを背負ってPRIDEのリングに上がるというから絶対に負けられない。
小川って総合格闘技の試合では無敗やけども、まだどのぐらい真価を発揮してるのかがわからんからねえ。
それだけに今回のPRIDE GP参戦は超期待の的。
吉田秀彦や藤田和之といった大物日本人が参戦しないのが決まって盛り上がりに欠けるんちゃうかって思ってたところで、日本の一番の秘密兵器が満を持して登場。
小川には先ず初回を突破してもらってこの先ミルコやヒョードルとの戦いを見てみたいねえ!
まさか小川がレコに負けるとは思わないけども、打撃に付き合ってもうたらヤバいやろうなあ。
本人はスタンディングの関節技で決めてみせるようなことを言ってたけどね。
たぶんオレは腕ひしぎ十字固めあたりで勝つんちゃうかなあ?って思ってるんやけど。
この大会は4/27の火曜日にゴールデンタイムで放送するから仕事前にしっかりと見なければ! 

もう一つの大きな試合がプロレスリングノアの日本武道館大会。
GHCヘビー級選手権試合小橋建太VS高山善廣の一戦。
やる前から今年のベストバウト候補の試合やね。
この二人が戦ってつまらないわけがない。
おそらくすごい死闘が繰り広げられるんやろうなあ。
たぶん小橋が勝つとは思う。
そうでないと7月10日に東京ドームで行われる小橋建太VS秋山凖のメインエベントが盛り上がりに欠けちゃうしね。(笑) 
って言うよりこの一戦の価値を上げるために高山が一役買って出たということやと思うし。
とにかく是非とも熱い試合を見せてもらいたいもんやね!

『PRIDE GP 2004 開幕戦』

ゴールデンタイムにPRIDEを見るのは去年の大晦日以来2回目ってことになる。
倒れた相手をボコボコに殴ったりもするから、ゴールデンタイムでは衝撃的かもしれない。
一昔前までのことを考えると本当にドエラい時代になったもんや。(笑) 
今回、この放送を楽しむために日曜日行われたこの大会の試合結果情報をシャットアウト。
コンビニでもスポーツ新聞の見出しには目を向けないようにしていた。(笑) 
しかし、この番組の始まる直前にメールチェックをしたのが失敗やった。
e+からのメールの一つのタイトルに「ミルコ惨敗」っていう文字が・・・。
オイ!!何てことしてくれたんや!?
そう、優勝候補の"無冠の最強王"ミルコ・クロコップが"ドンキーコング"ケビン・ランデルマンにまさかの失神KO負けを喫してしまったのだった!!
PRIDEミドル級王者のヴァンダレイ・シウバがこのランデルマン勝利を予想していたけども、まさか本当にそうなるとは・・・。
ランデルマンが左フックでミルコを倒したところを飛び乗るやいなや上からガンガン顔面にパンチを降り下ろしてミルコが大の字にのびてしまった。
PRIDE三強の一角が早くも散るという大波乱。
後の二人は順当に勝利。
"ロシアン・ラストエンペラー"エメリヤーエンコ・ヒョードルは初代王者のマーク・コールマンをなんと下からの腕ひしぎ逆十字固めで勝利した。
暫定ヘビー級王者の"柔術マジシャン"アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラは粘り強さを見せていた"ニッポン最後の怪物くん"横井宏考を変形前方裸絞めでタップを奪い勝利した。 

そしてメインの"ハッスル柔道王"小川直也VS"K-1「最強の伊達男」"ステファン・レコの試合はなんと小川がレコから先にパンチでダウンを奪うとアっと言う間にマウント・ポジション。
寝たら小川の強いこと!
肩固めを決めて圧勝。わずか94秒のことだった。
その後のパフォーマンスもプロレスラーらしくマイクを持って会場にアピール。
グッズTシャツを持って5/8の横浜アリーナ『ハッスル3』の大会を存分にアピール。(笑) 
そして腰振りポーズが恥ずかしい「ハッスル!ハッスル!」をかましまくっていた。(爆) 
いやあ〜、見事に株を上げたな。
これはこの先目が離せないねえ。 

他にも"ロシアの冷徹人間凶器"セルゲイ・ハリトーノフVS"ブラジルの極悪忍者"ムリーロ・ニンジャの激しすぎるド突き合いも面白かったし、"230cm世界最大の格闘家"ジャイアント・シルバVS"角界の裏番長"戦闘竜"の異色アスリート対決も見応えがあったし、テキサスの暴れ馬"ヒース・ヒーリングVS"パンクラス初代ヘビー級王者"高橋義生もあわやヒースが落ちるのか?っていうドキドキ感があったりと、どれもアグレッシヴな試合ばかりで最高に面白い大会だった。
判定試合が全くなかったっていうのは非常に大きい。
実にスッキリした大会やったね。
K-1が総合格闘技部門にも手を出し始めて、選手の取り合いも気になるところやけど、やっぱりPRIDEのリングは今輝いておるなあと思った次第。
とはいうもののK-1MMA大会でのボブ・サップVS藤田和之とアレクセイ・イグナショフVS中邑真輔の試合も気になるけどね。

『K-1 WORLD MAX2004世界一決定トーナメント開幕戦』

録画してたビデオを見てみたら、野球が延長しておって、最後の魔裟斗VSセルカン・イルマッツの試合が1ラウンドだけで切れておった・・・。(怒) 
今回の大会もそれなりに印象に残る試合が多かったんやけどね。
山本"KID"徳郁がブルース・リーもどきのトニー・バレントにアッと言う間にチョークスリーパーを決めてしまったのも面白かったし、前回3位だったドゥエイン・ラドウィックがジョン・ウェイン・パーに3度もダウンを奪われて判定で大差で負けたのも印象的やったね。
小比類巻貴之はバウロ・バリッシャ相手に押されていたものの、最終ラウンド終了近くに膝蹴りの連打をブチ込みスタンディング・ダウンを奪っての逆転劇も良かった。
勝負強さが見えるようになってきたのが嬉しいね!
今回一番驚いたのはアルバート・クラウスVSジャダンバ・ナラントンガラグ。
モンゴル人の名前もタイ人の名前に負けないぐらい、スゴいよねえ!
朝青龍の兄貴のドルゴルスレン・スミヤバザルってのも凄いけど、ジャダンバ・ナラントンガラグって。(笑) 
このナラントンガラグが非常に打たれ強い上に、左ストレートでなんと初代王者のクラウスからダウンを奪ってしまったのだ!!
このまま行けば大番狂わせやったんやけど、ナラントンガラグがホールディングによる減点1で辛くもドロー。
延長戦でなんとかクラウスがポイントをリードして辛勝という意外な展開だった。
これからはモンゴリアン・パワーが格闘技界を席巻していくかもしれんよ? 
どうでもいいけど、セルカン・イルマッツって草なぎ剛に似てるよなあ。(爆)

『K-1 WORLD GP 2004 in SAITAMA』

一昨日出勤ギリギリまで粘って『K-1 WORLD GP 2004 in SAITAMA』を見ていたんやけど、武蔵VS曙太郎でちょうど曙が反則したところまでで気になりつつも家を出た。
このまま終わったらそれこそ去年の大阪ドームのアビディVSボタやサップVSボンヤスキーの二の舞いになってしまうってことで気になってたんやけどね。
いずれにせよああなっちゃうと武蔵がKO勝ちするしかスッキリはしない。
オレの予想では武蔵が曙のプレッシャーをうまく交わしながらローキックで膝を破壊してTKO勝ちするんちゃうかっていう予想やった。
試合は意外にも曙が一気に出ていかなかったから期待してたような展開にはならなかったねえ。
まさか元・横綱があんな反則をするとは思わなかったわ。
あれじゃあかつてのサップと一緒やがな。それでも武蔵がよく頑張ってたね!
やっぱり去年ファイナリストまで昇り詰めたってことで自覚が出てきたんやろうなあ。
明らかに変わってきたよね。
あの武蔵の頑張りがこの試合に対する救いやったね。
当然武蔵が3-0で判定勝ち。
反則が無かったとしても武蔵の勝ちやったわ。 

もう一つ気になってたのがレミー・ボンヤスキーVSアーネスト・ホーストの試合をやらなかったこと。
この大注目のカードがいつの間にか中止になってホーストVSジャビット・バイラミになっておったねえ?
こういうのはチケット買った側からしたらほんまに腹の立つことやったりするもんですわ。
3-0でホーストが判定勝ちしてたけどね。 

後の試合もまあそれなりに面白かった。
アレクセイ・イグナショフVSカーター・ウィリアムスはイグナショフが巧さを存分に見せつけておったね。
あの膝蹴りは素晴らしいわ。
イグナショフのKO勝ち。 

そしてオレがちょっとよそ見をしてるうちに決まっていたシャノン・ブリッグスVSトム・エリクソンも面白かったね。
アッと言う間にパンチ勝負でブリッグスが見事なKO勝ち。 

マイク・ベルナルドVSヤン・"ザ・ジャイアント"・ノルキヤはノルキヤがKO勝ちしてベルナルドはこのままどこまで落ちちゃうのか?っていう感じ・・・。 

ボブ・サップVSセス・ペトルゼリは前回のスミヤバザル戦同様またしても消化不良な試合になってもうたけど、それでもしゃーないなあああゆうアクシデントの場合は。
序盤いきなりサップがダウンしたシーンが見れただけでも面白かったんとちゃうやろうか。
そのボブ・サップは昨日の新日本プロレス両国国技館で佐々木健介とのIWGPヘビー級選手権試合で見事にタイトルを奪取・・・って言っても前にも書いたように十分読めてた展開やけどね。(苦笑) 
それに健介は全日本プロレスのチャンピオン・カーニバルに出場することも決定してるし、もしIWGPのベルトを持ってたとしたら、決勝で三冠ヘビー級チャンピオンの川田利明と当たる可能性もあるわけで、そんなことは普通に考えたら新日本プロレスが了承しないやろうからね。
今新日本プロレスはK-1と組んで本気でプロレス人気復興を目指してるし、K-1もMMA(総合格闘技)進出のこともあってプロレスの力を必要としている。
ここでボブ・サップをプロレスの頂点に立たしておくことは両方にとって好都合なんょね。
そして5月にはこの日天山広吉に勝った中邑真輔が東京ドームでボブ・サップと対戦することが決定している。
これはたぶん中邑をプロレス界のニュースターに押し上げるための大作戦だと思うので、おそらく中邑がサップからタイトルを奪取すると思う。
まあその方がアレクセイ・イグナショフとの再戦も盛り上がるやろうからね。
ここにきて新日本プロレスの勢力分布図が大きく変わってきた。
果たしてテレビ朝日がプロレスというソフトをどう扱うかによって格闘技界にも大きく影響が出てくるやろうね。ガチンコとファンタジーをどうバランスを取りながら格闘技界の流れを作っていくのか?
各興業のそのプロデュースの手腕ぶりにも注目していきたいと思う。 

『K-1 BEAST 2004〜新潟初上陸』

この大会の目玉はボブ・サップVSドルゴルスレン・スミヤバザル(朝青龍の兄)。
しかし、オレが一番注目していたカードはこのカードじゃない。
アレクセイ・イグナショフVSスティーヴ・ウィリアムスの総合格闘技戦だ。
最初はピーター・アーツがウィリアムスとやる予定やったのに間近になってカード変更されたねえ。
アーツが相手ならK-1 MMAルール初経験同士でどっちが勝つかはわからない面白さがあるなとは思ってたんやけど、ここでイグナショフが出てきたことでヤバい気がした。
またプロレスラーがK-1の噛ませ犬に仕立てられる危険性があったからだ。
"殺人医師"スティーヴ・ウィリアムスという選手はアマレスでは全米でかなりの実績を上げ、プロレスラーになっても三冠ヘビー級チャンピオンにまで昇り詰めた実力者。
特に"人間魚雷"テリー・ゴディ(故人)とのタッグはスタン・ハンセンとブルーザー・ブロディの超獣コンビに匹敵するぐらいの名コンビだった。
ウィリアムスの必殺技はテレビでも紹介していたように殺人バックドロップと言われる相手を引っこ抜いて脳天からほとんど垂直に落下させる非常にデンジャラスな技。
勿論、これを喰らえばK-1のどの選手も一発KO間違いない。
でも、バックドロップなんていうプロレス技を総合格闘技の中で出すのは至難の業なのは明らか。
よほどの実力差が無いと決まることは考えられない。
それよりもイグナショフの膝蹴りがバンバン決まることの方が目に見えていた。
特にアマレスの選手っていうのはタックルに行こうとするため、ガードを低くして前かがみになる習性がある。
これはもうイグナショフのような蹴りの得意な選手からすると格好の餌食。
イグナショフは大晦日での中邑真輔戦に向けてMMAルールでの練習は十分に積んできている。
それに対してウィリアムスは明らかに付け焼き刃。
しかも前々日には大阪で、前日には東京での会見後に岐阜でIWAの興業でプロレスをやってきておるっていうんやからある意味ナめとるよなあ。
まあそういうタフさがプロレスラーの証明でもあるわけやけど、今の時代はそれでは勝てへんでしょう!
ウィリアムスにはガチンコをやらせたら滅法強いっていう噂があった。
こういう触れ込みでリングに上がったプロレスラー達って結局みんなリングの上で惨敗してファンの幻想を粉々にしてしまってるんよね。
それでもその噂を信じてプロレスラーの怪物ぶりをK-1のリングの中でも見せてもらいたかった。
が、その淡い期待はアッと言う間に飛び散った。
わずか22秒の出来事だった。
ウィリアムスの構えを見た瞬間にこりゃすぐに負けると思ったもんなあ。
膝で蹴ってくれと言わんばかりの体勢・・・。
顔面に一発イイのをもらうと後はふらついてバランスが取れないようやった。
ウィリアムスが這いつくばりながらも最後まで足を取りに行こうとしてたのを見て、この前のPRIDEのミルコ・クロコップVSロン・ウォーターマンの試合を思い出したわ。
最後は半四つんばい状態のウィリアムスの頭部めがけて膝で蹴り上げ、そこでレフェリーが試合を止めた。
あまりにも無残な負け方だった・・・。
プロレスラーとしてのスティーヴ・ウィリアムスの凄さを知ってる人間にとっては予想以上にショッキングな試合やったね。
ここまで何もできないで終わっちゃうとは悔しくて仕方がない。
このたった22秒の試合について、何故にこんなに長々と書いているかというと、プロレスファンとしてほんまに悔しいからにほかならない。(苦笑) 
別にこの試合に限ったことでは無いんよ。
K-1やPRIDEの格闘技ブームの裏でプロレスがおもいっきり踏み台にされていってるのがたまらなく悔しいのだ!!
大晦日なんてプロレスラーが負けまくっておったからねえ。
かつてアントニオ猪木は「プロレスは最強の格闘技である」と言って、異種格闘技戦を行い他の格闘技を食い物にしてプロレス最強神話の幻想を築いていった。
そのツケがまわってきたって感じやね。(苦笑) 
しかもその尻拭いをさせられてるのは猪木よりもだいぶ下の世代の選手達なんやから。
高田延彦もプロレスの興業を守るために、猪木のようにプロレス最強神話を唱えておったけども、それをヒクソン・グレイシーとの敗戦によって自ら崩壊させてしまった。
以後はもうプロレスラーはカモにばかりされてきた。
だからこそ本当の意味で強いプロレスラーを目指す選手も出てくるようになったけどね。
大晦日にイグナショフと試合をした中邑真輔もその一人。
あの時は不可解な裁定によって一時は中邑がTKO負けにさせられたけども、新日本プロレス側の猛抗議の結果、後でノーコンテストになった。
K-1はどうしてもイグナショフを第2のミルコに仕立て上げたいようやね。
K-1もボブ・サップを中心に総合格闘技路線を打ち出したわけやから、K-1から離れたミルコのような存在が必要不可欠ってわけで、今回、ウィリアムスは第2のプロレスハンター誕生という筋書きを描くK-1の策略に見事にハマったことになる。
ひょっとしたらK-1ならプロレスやってるより勝っても負けても1試合だけでギャラもガバッと入るやろうし、それに目がくらんだってことも考えられなくはないけどね。
どれだけ技を喰らっても最後まで立ち上がろうという意地が見えたところが救いやったね。
あれこそプロレスラーの誇りですわ。
近いうちに中邑真輔とアレクセイ・イグナショフの再戦が行われると思うけど、今日の試合を見た限りではイグナショフが急成長してるのに対し、中邑はようやく怪我から復帰って状態なんで、またまたヤバいかもしれない。 

ボブ・サップVSスミヤバザルに関してはあんな形で終わっちゃって残念やったなあ。
なかなかイイ試合やったのにねえ。
1Rを見た段階ではどちらが勝つか予想できないぐらいの好勝負やった。
が、そのラウンドでスミヤバザルが負傷して2R開始前にセコンドからタオル投入。
サップのTKO勝利っていうなんともスッキリしない結末になってしまった。
スミヤバザルは日本デビュー戦での高阪剛戦でもけがして消化不良な形で終わっちゃってるし、どうもいまだにどんなぐらい強いのかがわからない。
ただサップとあそこまでやりあえるってのはかなり強靱な肉体であることは間違いないやろうね。
なおボブ・サップはプロレスにも本格的に進出するようで、先日天山広吉を破って王者になった佐々木健介とのIWGPヘビー級選手権試合が3/28にある。
サップってどういうわけか魔界倶楽部に入っちゃったからなあ・・・。(笑) 
テレビ朝日がプロレスの放送に関して4月から変更するらしく、通常の『ワールド・プロレスリング』が30分枠に縮小されるかわりに特番を打ち出して一般層のファン拡大を狙うらしいんよね。
となるとここでボブ・サップが王者になる可能性は非常に高いってことになる。(爆)

『K-1 WORLD MAX2004日本代表決定トーナメント』@代々木第二体育館

ミドル級の選手達の試合はいつもアグレッシヴで不完全燃焼試合も少なく、わりと安心して見ていられる。
今回の決勝はオレの予想では武田幸三VS村浜武洋で、武田が日本代表になると思っていた。
ところが両者ともKO負けしてもうたがな!
村浜は1回戦、この日レスリングでアテネ五輪代表になれなかった山本美憂、山本聖子の弟である山本"KID"徳郁と当たり、山本のトリッキーでワイルドな攻撃の前に完全にペースを乱されてしまっていた。
そして2Rにはその猛攻の前にKOされてしまった!
磨裟斗の予想では村浜が優勝するってことみたいやったけども、早くもその予想がハズれて大波乱。
山本がかなり強いのは知ってたけども、K-1ルール初参戦ってこともあるし打撃だけではキツいやろうと思ってたら恐るべしやったね。
けど左中手骨骨折で2回戦は棄権になってもうたもんやからせっかくの盛り上がりもトーンダウンしてしまった。
小比類巻貴之VS武田幸三の試合が素晴らしかっただけに余計に残念やったなあ。
あの武田が小比類巻の膝蹴りをモロに正面に喰らってKO負け。
今回は不甲斐ない試合ばかりやっていた小比類巻が這い上がって行くというドラマがあった。
決勝でもセルカン・イルマッツに3-0と完璧な判定勝ちを収めた。
小比類巻ってかつては磨裟斗をKOしたこともあるわけやし強いハズなんよね。
今後の活躍に期待したい。

『K-1 BURNING 2004〜沖縄初上陸〜』

今日危うく見逃すところだった。
まだ第1試合の天田ヒロミVSキモの途中で気がついて良かったわ。
この試合は天田が打撃のテクニックが上っていうこともあってキモを何度もダウンに追い込んでおったけどね。
それでもタフなキモが何度も立ち上がってくるのがみどころと言えばみどころやったかな・・・。
なんぼタフでもパンチを当てないことには勝てるわけないんやけどね。
キモは総合格闘技に専念しとればええねん!
結局2RにKO負け。 

いつもならここで全試合に関してコメントするんやけど、なんかあんまりそういう気にならんので今回は遠慮しておく。
別に試合が面白くなかったわけじゃなくて単に気分的な問題。
今回はK-1史上全試合がKO決着だったってこともあって今まで不甲斐なかったK-1 JAPANの試合に比べればはるかにアグレッシヴで面白いものやった。
ただカード的にメッチャ見たかったカードみたいなのは無かったからねえ。
なお3/14にはボブ・サップが総合格闘技ルールで朝青龍の兄貴であるドルゴルスレン・スミヤバザルと戦うらしい。
スミヤバザルはまだ日本で本領を発揮してないから、その真の実力が見たいところですな。 

IWGP決定トーナメント

オレはK-1より新日本プロレスの両国大会の方が気になっておったね。
中邑真輔がIWGPヘビー級王座を返上したため、8人の(棚橋を除く)歴代王者による王座決定トーナメント。
何度も言ってるようにオレは天龍源一郎のファンなので、果たして54歳の天龍がどこまで行けるかってのに注目しとったわけやけど、蝶野正洋を顔面キックでTKOし、棚橋弘至をグーパンチでボコボコにして見事に決勝まで勝ち上がったようだ。
対するは佐々木健介と永田裕志を倒して勝ち上がった天山広吉ってことで予想通りの筋書きではあったけどね。
当然天山が優勝して王座に返り咲いたけども、天龍が相変わらず"昭和の怪物"ぶりを発揮してくれていたってのが嬉しかったわ。
ほんまは天龍VS高山善廣ってのが見たかったんやけどなあ。まさか高山が棚橋に負けるとはねえ・・・。
とにかく早く『ワールド・プロレスリング』でチェックしてみたいわ。
そうそうGHCジュニアヘビー級選手権試合の獣神サンダーライガーVS百田光雄の試合も見てみたい。(笑) 
百田が力道山の息子でまだ現役でやってるっていうのを知ってる人達ももう少ないんやろうなあ。

川田利明VS天龍源一郎戦への想い

今日、夕方にチケットぴあまで行ってきた。
と言うのも1/18(日)の全日本プロレスを観に行くことにしたからだ。
正直今の経済状態ではプロレス観戦もつらいのだが、今回は特別。
安い席でもいいからどうしても行きたいと思ったんよね。
それは川田利明と天龍源一郎の三冠ヘビー級選手権試合がメインエベントだから。
この試合にはオレにとってメチャメチャ意味があるねんなあ。
天龍という選手はオレが最も好きなプロレスラーで、"ミスター・プロレス"とか"史上最強の53歳"と言われているオッサンである。
その天龍の弟子にあたるのが三冠王者の川田だ。
天龍イズムを最も受け継いでいるレスラーで、天龍に次いで好きなレスラーである。
この師弟対決はジャイアント馬場がまだ生きている頃に実現していれば東京ドームのメインを張れるぐらいの好カードだった。
二度と見れなかったかもしれなかったカード。
どうしても見たくて見たくてオレの夢の中で実現して大感動したことがあった。(笑) 
馬場の死後、三沢光晴らの選手大量離脱による全日本プロレス崩壊の危機を救うために、ある意味全日本とは絶縁の身となっていた天龍が電撃再入社することになったため、このカードは後に実現するんやけど既に意味合いが違ってはいたんよね。
だから旬とは全く言えないけども、それでもこの二人にとてつもない思い入れがあるオレにとっては極上のカードなのだ。
このオレの今の境遇にこのカードが大阪で行われるというタイミングに運命的なものを感じずにはいられなかったんよね。
だからどうしても観に行きたかった。
今回を逃したらもう二度と観れない可能性は非常に高いしね。
プロレスは人生の縮図である。
オレはこの二人の試合に今のオレを投影してきっと何か大事なものを感じられそうな気がする。
それに単純にもっと元気がほしい!
オレももっと頑張らなきゃ!って思わしてくれるのもプロレスの良さだ。
だからおもいっきり堪能してきたいと思う。
なお、2/1に大阪城ホールでPRIDEがあるんやけど、こちらは経済的に断念。
エメリヤーエンコ・ヒョードルVSアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラという頂上対決なら是非とも観たかったんやけどなあ。

2004.01.18全日本プロレス@大阪府立体育会館生観戦!!

今日は前に言っていたように全日本プロレスの大阪府立体育館大会に行ってきた。
詳しいことはもう『プロレスは人生の縮図である!!』のコーナーでレポを書くつもり。
と言いながら前回生観戦した7/13のレポと7/16のノア生観戦のレポは結局書かずじまいやったわけですが・・・。
まあ今回のは近いうちにサラっと書いちゃうつもりです。
年末年始の5大興業に関しても徐々に執筆中なんで大変やけどね。
シリーズ最終戦の今日はメインが三冠ヘビー級選手権試合・川田利明VS天龍源一郎。
セミファイナルが世界ダッグ選手権試合・武藤敬司、嵐VS小島聡、カズ・ハヤシ。
ハッキリ言って見るべき試合はこの2試合だけと言ってもええぐらいやったなあ。
変わってしまったねえ、全日も。
客入りもノアに比べたらやっぱり寂しいもんなあ。
試合の質自体もメジャー感が無くなってしまったような気がする。
初代タイガーマスクの佐山聡が今ザ・マスク・オブ・タイガーって言って全日のリングに上がってるんやけどね。
とは言え格好は初代タイガーマスクそのもの。
ただなんせデブになっちゃってるんよ!(苦笑) 
昔ながらの機敏な動きも見れるには見れるけど、デブのタイガーってねえ・・・。
イメージ壊れるがな。(苦笑) 
今日は大阪プロレスのタイガースマスクとタッグを組んでいた。

第1試合にはえべっさんとくいしんぼう仮面も出ておったので確実に笑いをとってたね。(笑) 
大阪プロレスはサイコーにおもろい♪ 
まあ比較的冷静に観戦してたんやけど、メインはもうさすがに思い入れありまくりでおもいっきり天龍を応援してきたがな。
こんなん言うたらなんやけど、今日は絶対天龍が負けるのはわかっていたしね。
来月54歳にもなろうかっていうオッサンですよ。
さすがにもう弟子とはいえ川田に勝つのは説得力が無い。
新日本プロレスの1.4東京ドームでは中西学に負けてるし、もうすぐIWGP暫定王者決定トーナメントにも出場して蝶野戦が決まってるってことで、ここで全日本の至宝である三冠ベルトを持ちだすことになるような結末は考えられなかった。
だからオレはこの師弟対決の中身と天龍の見事な負けっぷりを観に行ったわけである。
正直言って天龍の動きが年々鈍くなっているのは感じられる。
それでもあの動きは53歳とは思えない!
川田をコーナーのトップロープに乗せてスパイダー・ジャーマンで放り投げるんやから、恐るべきオッサンだ!
さすが昭和の怪物。
あの高山善廣も「(あの年齢でリングに上がってても)天龍さんだけは許せる。」って言ってるぐらいやからねえ。
まさに日本一強い53歳だ。(笑) 
なんか凄かったなあ、予想通りゴツゴツしたファイトで。
長年天龍という選手をず〜っと見てきてるけど、よくまあモチベーションを高く持っていられるなあって思うんよね。
プロレスって燃えられる相手に恵まれなかったら作品として成功しないからねえ。
それをどんな相手とでもイイ試合をやってのけてしまうんやからやっぱり"ミスター・プロレス"やわ。
最後は天龍の最近の得意技である垂直落下式ブレーンバスターを逆に川田からやられて負けてしまった。
もしこのカードが馬場の生きていた頃に実現できていればなあってほんまに思ったねえ。
勝った川田はこの次橋本真也との防衛戦をマイク・アピールしていた。
川田もほんまに成長したよなあ。
今またノアの小橋建太や三沢光晴、秋山凖といった選手達と戦わせたら面白いやろうなあ。 

今日はやっぱりプロレスを観に行って良かった!
これを書いてる今でもあの天龍が自らに気合いを入れる必死の形相が目にこびりついて離れない。
オレも負けずに頑張らねば!って思ったわ。

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