2003.01.01〜01.31

1/1

明けましておめでとうございます!!
今年も宜しくお願いいたします!! 

2003年元旦ということで、本来なら今年一年の抱負を語らんといかんところなんやろうけどね。今日はいきなり『マイノリティ・リポート』の感想。(笑) 
ちなみに明日は猪木祭の感想やから、抱負は明後日かそれ以降ということで。(爆) 
元旦は映画が安くて1000円。
そんなもんやから、家族連れで観に行こうとする人達も多いし、映画館は正月から混む。
去年は観たい映画が観れなかったっていう苦い経験をしたからねえ。
だからオレも早めに行ってんけどね。
9時前には映画館に行った。
ネットで調べたら初回9時半から上映ってことになってたんやけど、なんとまあ今日は初回上映なしで、チケット販売が10時からやった!
『マイノリティ・リポート』は12時25分から上映ってことで、これはもうオレにとって完全な計画倒れ。
「1時間しか寝てないのに、冗談やないでえ〜!」って思ったけど、ここまで来て引き下がるわけにはいかない。
既に長蛇の列ができてたところに並んで待ったがな。
本読みながら。
オレは何かあっても時間つぶせるように常に本を持ち歩いてるんで、ほんまに今日は助かったわ。
今年の正月映画は人気の高いのが多いし割れるやろうなあと思ってたけど、ほんまに割れとったな。
ハリポタにギャング・オブ・ニューヨークにゴジラ&ハム太郎にK-19にと人それぞれ。
だから今年は観やすかったかもしれんなあ。 

しかしほとんど寝てないのに、映画観てる間に眠ってしまわないか心配やったねえ。
なんせ年越してからのサイト挨拶巡回にえらい時間がかかってしまって、結局朝までかかっちゃったから・・・。

とにかくチケットを買って一安心。
なお大阪は毎月第一水曜日が映画の日やってんけど、2003年から毎月曜日に関係なく1日が映画の日になるらしい。
「う〜ん、これから上映時間までどうしようか?家に帰ってBBSのレスでもするかあ?それとも明日返さなきゃいけないビデオでも見るかあ?でもそうするとなんか寝てしまいそうやからなあ・・・。」と、迷ったあげくその辺でブラブラと時間をつぶすことにした。
家が映画館から近いわけでも無いしね。
元旦やし店という店が閉まってたから時間つぶすのも苦労したねえ。
TSUTAYAとコンビニとゲーセンでなんとかしたけどね。
しかし眠かったわ。 

ところがいざ『マイノリティ・リポート』が始まるとオレはすっかり引き込まれちゃって、眠気なんか吹っ飛んじゃったね。
オレの好きな近未来SF映画ってこともあって、その創造された世界にすっかり魅了されていた。
ただ噂で聞いていたほど「これぞスティーブン・スピルバーグ!」っていう感じには思わなくて、スピルバーグ監督の『A.I.』のトーンと、今回主演のトム・クルーズが主演だった『バニラ・スカイ』のトーンが合わさったような印象を受けたなあ。
まさにスピルバーグ+トム・クルーズって感じ。
『ブレード・ランナー』の原作者フィリップ・K・ディックの短編を基に、トム・クルーズがスピルバーグに企画を持ち寄ったという。
たしかにあの近未来SFの流れを組んでるよねえ。
この手の映画では未来都市の映像をどう見せるかっていうのもポイントやけど、いやあ〜ええもん見せてもらったわ。
ワタクシ、えらくこの映画気に入りました。(笑) 
ストーリーも面白かったしね。
観るなら絶対に映画館で観ておくべき映画。
ただ万人が面白いと思う映画でもないかな。
やっぱり理解しづらいっていう人もおるやろうし、現にオレの後ろの席から寝息が聞こえてきとったもんなあ。(苦笑) 
この作品には水野晴夫も首を傾げてたけど。(笑) 
それでもオレは奮発して★9つあげちゃうわ。
DVDが出たら絶対欲しいね。
やっぱりオレはこの手の映画が大好き! 

ところでみなさん、「ヤカモト」っていう名前聞いたことありますか?(謎爆) 

2003.01.01 INNER CIRCLE『BAD BOYS』を聴きながら・・・。

1/2

昨日言っていた通り、今日は大晦日にやっていた『INOKI BOM-BA-YE 2002 〜猪木軍 vs K-1 vs PRIDE 全面対抗戦完全決着〜』の感想。
もはや紅白歌合戦はアウト・オブ・眼中である。(笑) 
本当ならこれを書くにあたってもう1回映像でいろいろ確認するところなんやけど、永久保存版で録画していたハズのビデオが、チャンネル間違いでミスっとった・・・。(涙) 
まあリアルタイムで観ておったからええんやけど、悔しいったらありゃしない。
いつまでも嘆いていても仕方がないので、放送順に見ていくとしよう。

先ずPRIDEの番人ゲーリー・グッドリッジVSマイク・ベルナルド
この試合はベルナルドのK-1グランプリ・ラスベガス大会の雪辱戦。
正直言ってここで二人の再戦なんか別に見たいとは思わなかった。
もうええやん、別の時にしてくれよっていうのが本音やったんやけど、そんな気持ちをこの二人のファイトが吹き飛ばしてくれた。
試合開始早々にグッドリッジがラッシュしてしかけたし、まさかまたもや悪夢の再現か?ってな雰囲気も一瞬漂った。
しかし、この日のベルナルドは気持ちで負けてなかったね。
右ストレートでカウント8のダウンを奪い、さらに右ストレートで完璧なダウンを奪ってKO勝ち!
ベルナルド復活!・・・って盛り上がったんやけど、よう考えたらグッドリッジにKO負けしたこと自体おかしなこと。
K-1ルールで技術のない剛腕だけのグッドリッジになんか勝ってあたりまえなのだ。
この勝利を基に今年のK-1で活躍できるかどうかがキーとなるわけで、ベルナルドに関してはこれからですな。

その次に放送されたのが、吉田秀彦VS佐竹雅昭
今回佐竹は総合格闘技から引退表明をしている。
だからなんとしてもいい結果を出したかったところなんやけど、試合は驚くほど呆気なく終わってしまった。
佐竹は後ろ回し蹴りを出したくらいで、後はタックルにきた佐竹の首を取ってそのまま腰を落とし、道衣でガッチリフォールドしフロント・ネックロックが完璧に決まった。
こうなると佐竹は為す術もなくタップするしかなかった。
吉田、佐竹を秒殺!
たった50秒。
しかも柔道技無し。
これはこれでインパクトあったから良かったんちゃうかな。
今後ますます吉田から目が離せなくなってきたわ。 

その次は借金王・安田忠夫VSヤン"ザ・ジャイアント"ノルキヤ
2001年は圧倒的不利と言われていたジェロム・レ・バンナから劇的な勝利を奪い、見事に猪木祭の主役となった安田やったけど、2002年はもう古舘伊知郎が実況で言ったように「あのジェロム・レ・バンナからの勝利は一体何だったのか!?」に集約されとるよねえ。(苦笑) 
安田って器用じゃないし、精神的にも強くないからイヤな予感はしてたんやけど、ほんまに不甲斐なかった。
まあ相撲出身のプロレスラーがあの場所に出てきてるってことだけでも評価すべきことではあるんやけどね。
あの形でのセコンドのタオル投入によるTKO負けは情けなさすぎ!
これで安田のステイタスはまた下がっちゃったな。
バンナがK-1で負傷してなかったら再戦してたんやろうけど、全然その必要もなかったね・・・。 

そしてここでアントニオ猪木が神輿に乗って登場!(爆) 
Dynamite!ではスカイダイビングで登場した猪木。
今回も驚くような入場を考えていると言っていたのがこれかい!?なんかマヌケで笑ってしまった。
今回はどんな猪木劇場が始まるのかと思いきや、足相撲・・・。
例によって紅白仮面を負かし、女の子には負け(かわいかったけど、タレントさんなんかな?)、マーク・コールマンに勝ってみせるといういかにも猪木らしい演出。
その猪木が猪木イズム最後の伝承者・藤田和之を呼び込む。
個人的には一番興味のあった藤田和之VSミルコ・クロコップ
古舘はロボコップVSターミネーターみたいなこと言ってたねえ。(笑) 
番組は脳梗塞で倒れたブライアン・ジョンストンと藤田との友情をドラマチックに演出していた。
去年は安田と娘との絆をドラマチックに演出しとったけどね。
しかし、ブライアンが元気で戦ってた時をよく知ってるだけにあの姿を見るのはつらかったなあ。
自分一人で歩けてるだけで奇跡やね。
藤田にはなんとしても勝ってもらいたかった。
が・・・勝負は非情やったね。
ミルコは驚くべきほど完璧に藤田の動きを封じ込めた。
立って良し寝て良し。
ミルコのローキックは確実に藤田の太ももをとらえ、内出血もひどかった。
藤田のタックルはと言えば1度だけ絶好のチャンスに追い込んだテイクダウンを取ったものの、それから先が続かず、以後は完全にミルコに見切られてしまう。逆に藤田がタックルにきたところをネックロック状態で捕えて押しつぶし、グランドで頭部へのヒザ蹴りをガンガン決めていく。
もう観てられんかったわ。
判定になったら藤田の負けは目に見えていた。
ここで勝つには完璧なダウンを奪うか、ギブアップを取るかしかない。
でも時間は無常に過ぎていったね。
終わった。
藤田3-0の判定負け。
完敗!!
ミルコはもう驚くべき早さで総合格闘技においても進歩していた。
永田に勝ち、シウバと引き分け、桜庭、藤田と連破したんやからもう文句のつけようがない。
ほんまにふてぶてしくなったもんや。
銭ゲバと化して評判の悪いミルコやけど、今後はホースト、サップ、ノゲイラあたりとの勝負を観てみたい。 

このイベントのメインを飾ったのは2002年プロレスでもPRIDEでも恐れ知らずのド迫力ファイトで勝っても負けてもグ〜ンと評価を上げた高山善廣VS2002年社会現象にまでなったMVP男ボブ・サップ
いやあ、サップいきなりアメフトスタイルでっせ。
高山もプロレスラーとしての意地があるから、よけるような真似はするわけないからね。
いきなり殴り合い。
高山はサップに得意の膝蹴りをブチ込もうと試みるけども、サップの圧力でバランスがとれず、力任せのタックルでテイクダウンを奪われる。
サップが上からエゲつないパンチを高山の顔面へブチ込んでいくと、ほんまにもう顔が潰れるんちゃうか!?って思ったもんねえ。
高山、鼻血を吹きだしながらすごい顔してたがな。
たまらず横になって顔面を守ろうとした高山の右腕を取ったと思いきや、なんとサップが一気に腕ひしぎ逆十字固め!
これが完全に決まったんやから驚きである。
誰がサップのこんな勝ち方を予想できただろうか?
ビーストはまさにインテリジェント・モンスターだった!!
2分16秒の壮絶な試合やったね。
高山の負けっぷりの良さは、あの腫れ上がって完全にふさがってしまった右目を見たらよくわかる。
試合やるごとに変形していっとるで・・・。
それなのに早くも1/4新日本プロレス東京ドーム大会高阪剛との試合が・・・って大丈夫かオイ!?
それに引き換えサップは何のダメージも無く1/19『WRESSLE-1』東京ドーム大会に出場が決まっている。

この日は他にも試合があったんやけど、ダイジェストすら放送されなかったなあ。
クイントン"ランペイジ"ジャクソンVSシリル・アビディの再戦も観たかったのに。
アビディがジャクソンに3−0で判定負けしたということで、返り討ちにあった。
オイオイ! 

後は新日本プロレスの中邑真輔のデビュー2戦目は、ダニエル・グレイシー相手に腕ひしぎ逆十字固めで敗れ、滑川康仁VSヴァリッジ・イズマイウは3-0 でイズマイウの判定勝利。 

このイベントを総括すると、ハッキリ言ってプロデューサーの猪木が大口を叩くほど、紅白に対抗できるカードがそろったとは到底思えない。
再戦って確かにドラマはあるかもしれん。
でも新鮮味は無い!!
藤田VSミルコぐらい、前回の内容だけでは見えにくい試合ならともかくやねえ、あまりにも急場しのぎのカードが並んだとしか思えないわ。
いっつもいっつも口ばっかりやであのオッサン。
あの自己顕示欲旺盛すぎるところがどうにもこうにも嫌いだったりする。
って、まあアゴおじさんの悪口はこのぐらいにして(笑)、格闘技好きやからこうやって大晦日に大イベントが観れるってのはほんまに嬉しいこと。
石井館長辞任で今後いろいろあろうかと思うけども、是非ともこれからも毎年こういった格闘技イベントを続けていってほしいと思う。 

そうそう、紅白歌合戦の白組応援に全日本プロレスの武藤敬司が出とったハズやけど、一体彼はどんなことをやっておったんでしょう?(笑) 

2003.01.02 佐竹雅昭の入場テーマ曲である伊福部昭『闘志・天翔〜霸王・佐竹雅昭のテーマ』を聴きながら・・・。

1/3

今年の抱負を語ろうかと思ったけど、今日は映画の感想を4本。

1本目は『スパイダーマン』
これ公開前は全然興味が無かったんやけど、いざ公開されるとけっこう巷での評判も良く、これは観ておかないといけないかなんて思ってるうちに、もうレンタルされるようになっちゃったという。
最近けっこう話題作がすぐに観れて嬉しい限り。
この『スパイダーマン』は昔にやったB級な『スパイダーマン』のイメージも無く、素晴らしいエンターテインメント作品に仕上がっていた。主演は『サイダーハウス・ルール』や『カラー・オブ・ハート』のトビー・マグワイア
彼がスパイダーマンを演じるというのも意外やったけどね。
イメージ的にあんまり強くて逞しい感じがなかったから。でも作品を観てみると、彼のそういう部分がかえって良かったりするねんなあ。
ヒロインは『チアーズ』や『ガールズ・ルール! 100% おんなのこ主義』のキルスティン・ダンスト
彼女もなかなかの魅力を発揮しておったね。
後は『7月4日に生まれて』や『イングリッシュ・ペイシェント』のウィレム・デフォーが重要な役で出てくるんやけど、あまり詳しくは言わないでおこう。
とにかくアクションがどうこうと言うより、ストーリーが飽きさせない。
かなり痛快な映画。
期待以上に良かったわ。
ほんで明らかに2を作ることを予期させる終わり方をしてるしね。
続編も非常に楽しみ。
ヒーローアクション映画と捉えるより、大きく娯楽映画で捉えた方が楽しめるやろうね。
オレ的なツボとしては、スパイダーマンが小遣い稼ぎに地下プロレスに出るんやけど、そこに出てきたレスラーどこかで見たことあるなあって思ったんよね。
ほんならトップロープからのエルボー・ドロップのフォームで誰かわかったわ。
日本でも天龍源一郎と名勝負をやったランディー・サベージやがな!
まだあのマッチョぶりは健在やってんなあ。
それと歌手のメイシー・グレイが実際に歌うシーンで出演してるのもミソ。
なかなかこの映画オススメできますよ。
★8つ。 

2本目は『マルホランド・ドライブ』
監督は『ツイン・ピークス』や『ストレイト・ストーリー』で知られる奇才デイヴィッド・リンチ
予想はしてたけど、かなり抽象的で正直言ってサッパリ意味がわからんのやけど・・・。
ありゃあ、1度観たぐらいじゃどうにもこうにもならんなあ。
なんなんだああああああ、誰か説明してくれえええええ!
DVD特典に監督のインタビューも入ってるんやけど、これがまた言うことが抽象的というか、「あんたらが感じるままに」みたいなことを言うんよ。
だから何???
リンチの作品って『ツイン・ピークス』も『ワイルド・アット・ハート』も『ブルー・ベルベット』も『ロスト・ハイウェイ』も全部そういう部分があるよねえ。
印象的なシーンはいっぱいあるけど、結局それが何を意味するのか確信めいたものが無いんだわ。
このマルホランド・ドライブの主演は『ザ・リング』主演のナオミ・ワッツ
見所は彼女とローラ・エレナ・ハリングとのレズシーン!(オイ!) 
さらにわけわからんねんけど、ナオミ・ワッツが泣きながらオ○ったりするシーンもあるねんなあ。
で、一番わからんのがこの映画に出てくるおじさんとおばさん。
何だったんだあの人達(?)は???まるで謎だらけの映画やけど、アカデミー賞候補作品やってんからねえ。
ちょいとお手上げ。
不思議と魅かれるものはあるから、また機会があれば観直してみたいと思う。
★6つ。 

4本目は『アメリカン・サマー・ストーリー アメリカン・パイ2』
1作目『アメリカン・パイ』がなかなか面白かったから借りてきたんやけど、いわば性春コメディ映画ですな。(笑) 
前作と全く同じメンバーを揃えた完全なる続編。
いやあ、かなり笑わせてもらった。
前作にもまして、それぞれのキャラクターがいきいきしてきたように思ったね。
この作品、若手出演者がいっぱい出てくるんやけど、みんなそれぞれイイ味を出している。
特に主役のジェイソン・ビッグスや彼の父親役のユージン・レヴィが面白すぎ。
他にもクリス・クラインタラ・リードナターシャ・リオンミーナ・スヴァーリなどなどいっぱい出てる。
アリソン・ハニガンっていう若手女優がいるんやけど彼女は特に前作よりキュートに見えた。
普通に見たらそんなにべっぴんでもないんやけどね。
役柄ってのが不思議と彼女を魅力的に見せていくねんな。
これって、誰でも磨けば光るってことちゃうん?(笑) 
しかし、ローションと瞬間接着剤を間違えたりした日にゃあ、えらいことになっちゃうよねえ。(謎) 
ああ、若いってええよなあ。
DVD特典を見るかぎり、チームワークもバッチリのようで、撮影の楽しさがこっちまでよく伝わってきたわ。
★7つ。 

2003.01.03 michelle branch『Everywhere』を聴きながら・・・。

1/4

なんか正月休みがアっと言う間に過ぎてしまった。
今夜もう出勤ですがな。
うちのオーナーほんまは最初来週から開けるようなことを言うとったのに。
そしたらオレ9連休やってんけどなあ。
なんかこの中途半端さがごっつイヤ。
ああ憂鬱。
家で『新春ワールドプロレスリング』のスペシャルが見たかったあ〜〜。
暇やとは思うんやけど、正月たいして遊ぶ所が無いって言って、飲みたくてウズウズしてる人達が意外と来ちゃうこともあるから油断はできない。
後、ヤ○ザとかね・・・。
新年早々ヤ○ザは勘弁してほしいわあ。
エネルギーが奪われていきそうな気がする。 

今日はちょっと去年のうちの店をふり返ってみようか。
世の中不景気な話ばっかりやけど、大阪ミナミの夜の風景もすっかり不景気な空気に包まれてしまっている。
特に平日はひどい。
夜遅くまで飲み歩いてる人達が減り、もうそこらじゅうキャッチの男ばっかり。
それがどうにもこうにも雰囲気が悪くなるんよね。
綺麗なお姉ちゃんとかがいっぱい声かけてくるんならまだしも、あんなホストみたいなんばっかりしつこく声かけられても鬱陶しいだけやし、それに決して柄も良くない。
誘い方も卑猥なこと言う奴おるしねえ。
無料案内所もどんどん増えていっそういかがわしい雰囲気が漂うようになった。
マナーの悪い奴も多いし嫌いやね。 

不景気具合がわかるのはお客さんの酒の飲み方でもわかる。
先ず金持ちの象徴ドンペリを下ろす人達がほとんどいなくなってしまった。
石井館長も今回の件で当分来ないやろうしねえ。(苦笑) 
なんせすっかりボトルを下ろす人達が少なくなった。
下ろしたとしても安い焼酎の類が激増!
以前、うちの店は焼酎なんか置いてなかったんやけどねえ。
あまりにも焼酎ばっかり言う人が多いからやむを得ず入れたところ、メッチャ増殖してしまった・・・。
原価が安いもんやから、あまり高くするわけにもいかんからねえ。
店側としてはかなり痛い。
後はボトルを下ろさずカクテルやビールとかいったショットの人達が増えた。
これが増えるとオレへの仕事の負担が一気にかかってくるのでかなわん。
給料上がらずとも仕事量はどんどん増えるという。
ただでさえサービス残業が多くなったっちゅうのに・・・。
しかも暇やと早く店を閉めるようにもなっちゃったんで、時間が拘束されていて最低限確保していた給料も減る一方となってしまった。
つらい状況が続いている。
うちの店20年も続いてるから相当頑張ってるとは思うけどね。
今年、来年あたりでどうかな?ってとこちゃうやろうか・・・って新年早々えらい暗い話しとるなあ。(笑) 
ただいつになっても歌うことは気持ちイイと思ってる人達が多いのは確か。
そして、明らかにカラオケで歌うのより生バンドで歌うことの方がはるかに気持ちイイってわかってもらえるから、ここまで長く続いてるんやと思うわ。
けどうちの店の場合ギターをやってるオーナーの力が大きいから、もっと他のバンドの人達もいろんな面で頑張ってもらわんことにはあかんのやろうけど・・・。 

オレはと言うとglobeの人気が低迷してるせいで、MARCの出番は減っちゃったな。
Sugar Soul feat. Kenjiの『Garden』でのKenji役もボチボチやし。
今後新しく曲も入りそうな気配は無いし、オレ本人がソロで歌うことも無いからあんまり刺激は無さそう。
やりたくてやってるわけじゃないから別にかまわんのやけど。
まあ、なんにせよいつまでもここでこうやってるわけにもいかんしね。(謎) 
正直、愛着と言うより惰性で働いてる部分の方がはるかに大きい。
お金と時間のバランスを考えて働いてるのであって、特にやり甲斐を感じてるわけでもない。
ただ、音楽と常に身近にいられるってことと、本当にいろんな人達を観察することができるっていうのが大きな刺激となってる部分ではある。
それもまあ約7年半も働いてきたわけやから、もうそろそろええかってなもんやけどね。(謎) 
何はともあれこのまま同じような生活を繰り返してばかりはいられない。
今年のテーマは「変化と深化」ということで。 

2003.01.04 Sugar Soul feat. Kenji『Garden』を聴きながら・・・。

1/5

ああ〜、メチャメチャ寒い!
急にすごく冷え込んだ。
チャリでの初出勤がたまらんかったねえ。
鼻呼吸を心がけてるんやけど、その時も空気が冷たすぎて鼻の中が痛くてかなわん。
かなわんと言えば、新年早々のお客さんの歌もヘタクソすぎてかなわんかったけどね。(苦笑) 

さて、今日は『新春ワールド・プロレスリング 史上空前の闘魂バトル2大王座決着戦SP!!』の感想。
1/4の新日本プロレスの東京ドーム興業は毎年恒例のことで、今年もその日のうちに放送があったもんやから仕事行くのイヤやってんけどね。(笑) 
この日は2大タイトルマッチの放送と「新日本プロレス激動の30年愛と憎しみのBEST30」という懐かし映像の放送。
おっと、そういえば例によってアゴおじさんのアレがあったわ。(苦笑) 
今回はジュビロ磐田のゴン中山が花束贈呈し、ビンタを喰らってたね。
しかもゴン来月の猪木の還暦祝いに先駆けて♪ハッピバースデーまで歌ってたわ・・・。 

先ずはかの猪木ベルトNWFヘビー級王座決定戦藤田和之を破った高山善廣VS安田忠夫を秒殺した高阪剛との戦い
御存知高山は大晦日にボブ・サップと激戦を繰り広げたばかり。
大丈夫なんか!?って思ったけど、さすがプロレスラーやね。タフだわ。
この試合なかなか面白かった。
高阪は前田日明の弟子やけど、ハッキリ言ってプロレスラーじゃない。
元リングス、そしてUFC戦士ということで、総合格闘技のファイター。
だから試合は自ずと限りなく格闘技に近いものになった。
高阪のネチネチとしたまるで人体あやとりでもするかのような寝技がめまぐるしく展開され、高山大苦戦!
いつ負けてもおかしくなかったけど、1発の投げっぱなしジャーマンが完全に流れを変えた。
得意のヒザ蹴りを1発ブチ込み、2発目に行こうとしたところを高阪が三角絞めにとる。
そこを離れて上からニー・ドロップでグシャッと顔面を押しつぶす。
意識朦朧となって立ち上がる高阪に、すかさずランニングしてのヒザ蹴りを顔面にブチ込んでカバー!
カウント3が入った。
NWFヘビー級チャンピオン・高山善廣の誕生。
けど、高山ってIWGPヘビー級選手権試合で永田に負けてるし、GHCヘビー級チャンピオンになっても三沢光晴に取られたし、猪木祭ではボブ・サップに完敗したしってことで、これからもっともっと結果を出していかんとベルトの価値も上がらんよね。
だいたいIWGPっていう立派なベルトがあるにもかかわらず、ここで復活させたわけわからんベルトなんやから。 

もう1試合はメインのIWGPヘビー級選手権試合永田裕志VSジョシュ・バーネット
ジョシュ・バーネットはUFCのチャンピオンで、あのサップの調教師なんて言われてるぐらいメチャメチャ強い選手なんやけどね。
それなのにプロレスオタクのマンガオタク。
『北斗の拳』が好きで決めゼリフも「オマエハモウ、シンデイル!」(笑) 
初参戦でタイトルマッチという破格の扱い。
永田も先日の乱闘の際、フロント・ネックロックで一瞬にして落とされ、リング上で失神するという醜態を晒している。
今回は永田負けるんちゃうか?なんて思ってたんやけどね。
ゴングが鳴るといきなりバーネットのハイキックが永田に決まった!
一瞬「もう終わりかい!?」って思ってしまったわ。
その後も寝て良し立って良しのバーネットに苦戦し続ける永田。
なんせバーネットの体ってものすごく格闘技向きの体つき。
手足のリーチが長い。
そんなバーネットを打ち崩したのが秋山直伝ワンハンド・クラッチ・エクスプロイダー。
脳天から真っ逆さまに落ちたバーネットがフラフラになって立ち上がったところを、側頭部めがけてニールキックでカカトをブチ込んだ。
カウント3!
が入ると同時にナガタロックを仕掛けたバーネット・・・どうやら一瞬記憶が飛んだらしく、自分が負けたことに気がついていなかった。
やっぱりこの辺がプロレスのキャリアの差ってことになるわけやね。
思えば一昨年の猪木祭でミルコ・クロコップにKO負けし、続けて去年の1.4ではノアの秋山準とのGHCヘビー級選手権試合に敗れ、厳しい始まりやったけど、よくまあここまで強いチャンピオンに成長したもんやわ。
7度目の防衛に成功。
ところで中途半端な芸能人をリングサイドに並べるの止めようや!
なんか妙に冷静に観てる奴とかしら〜っとしてて腹立ってくるねん!
豪華な顔触れやったら華にもなるけど、あんな中途半端な有名人はかえって邪魔! 

その他の試合は通常の『ワールド・プロレスリング』の枠内でやるらしい。
で、「完全ランキング!秘蔵名場面ベスト30」のベスト10を見てみると、
第10位『猪木失神事件』・・・アントニオ猪木VSハルク・ホーガン
第9位『平成の夢対決』・・・蝶野正洋VS三沢光晴
第8位『腕折り事件』・・・アントニオ猪木VSタイガー・ジェット・シン
第7位『Uインター対抗戦』・・・武藤敬司VS高田延彦
第6位『巌流島決戦』・・・アントニオ猪木VSマサ斎藤
第5位『飛龍革命』・・・藤波辰巳VSアントニオ猪木
第4位『永遠のヒーロー』・・・タイガーマスクVSダイナマイト・キッド
第3位『革命戦士長州力』・・・長州力VS藤波辰巳、長州力VSアントニオ猪木
第2位『猪木引退』・・・アントニオ猪木VSドン・フライ
第1位『視聴率46%究極の戦い』・・・アントニオ猪木VSモハメド・アリ
なるほどね、って感じですか。
オレ的には第16位『格闘王・前田日明』・・・前田日明VS藤波辰巳の試合なんかが強烈に印象に残ってるけどね。
「幻の禁断映像初公開」ってことで、なんとお蔵入りになっていた前田日明VSアンドレ・ザ・ジャイアントの試合まで公開するサービスっぷり!
この試合って裏ビデオのように出回ってるからねえ。
あまりにも不可解なガチンコ試合ってことで放送中止になったっていういわくつきの試合。
オレは実はネットで観たことがあるんやけど、メッチャ貴重な映像ですわ。 

第17位『大仁田vs真鍋アナ』の大仁田劇場は今見ても爆笑! 

後はランク外やけど、佐々木健介VS川田利明とか長州力VS天龍源一郎とかね。
全日本贔屓のオレとしては非常に面白かった試合ですな。 

というわけで、今年も懲りずにプロレスを見続けて行きます!! 

2003.01.05 前田日明の入場テーマ曲だったCAMEL『CAPTURED』を聴きながら・・・。

1/6

年始年末ってけっこういろんな映画やってたよねえ。
特に深夜。
毎年けっこうこれで重宝してたんやけど、今年はもうなんかやたらオレが今までに観た映画ばっかりやっとったなあ。
『メリーに首ったけ』『ゴーストバスターズ』『ラッシュアワー』『ブレイブハート』『普通じゃない』『ロスト・イン・スペース』『バスケットボール・ダイアリーズ』『メッセージ・イン・ア・ボトル』『危険な情事』『さよならゲーム』『黒い家』『オースティン・パワーズ・デラックス』『プラクティカル・マジック』『フル・モンティ』『カラーパープル』『スティング』『ホワイトアウト』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』『リーサル・ウェポン4』『キングコング対ゴジラ』などなど。
別にもう1回観たわけじゃないんやけどね。
「あああれもこれも見たやつばっかりやんけ〜!!」って残念に思いながらテレパルを開いていた記憶が。
ただたまたまレンタルしてたビデオを見終わると、ちょうど始まった映画があって、それを結局最後まで観てしまった。
その作品は『タイムトラベラー きのうから来た恋人』
この作品はかなり好きなコメディ映画で、今回2回目やったけどまたしても笑わせてもらった。
主演は『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』や『悪いことしましょ』のブレンダン・フレイザー
そしてヒロインは『クルーレス』や『エクセス・バゲッジ』のアリシア・シルバーストーン
実は外人女優では個人的に一番好きかも。(笑) 
メッチャ美人とか言うよりなんかキュートなんよね。
最近そういえばあんまり見てないなあ。
この映画はとある家族がロスに原爆が落ちたと勘違いして、地下シェルターに35年間潜り続けていたっていうところから始まるんやけどね。
メッチャ笑えます。
なかなかステキな映画ですわ。
たしか★8つぐらいにしてたと思うんやけどね。
絶対オススメ! 

もう1作、これは今回始めて観たんやけど『ロリータ』っていう作品をやってたんで観た。
かつてスタンブリー・キューブリック監督がナボコフの小説を映画化したんやけど、こちらは『危険な情事』エイドリアン・ライン監督のリメイク版
この『ロリータ』の小説が元で、いわゆる「ロリコン(ロリータ・コンプレックス)」って言葉ができたんやと思うんやけど、大学教授が小娘にすっかり心を奪われちゃうわけだ。
なんでこの映画をチェックしたかと言うと、先日観てこの日記にも書いたけど、『ガールズ・ガールズ』っていう映画の主役ドミニク・スウェインがこの映画のヒロインやったから。
『ガールズ・ガールズ』のドミニクも魅力的やったけど、この『ロリータ』でも確かに魅力的に演じてたねえ。
ただオッサンがどんどん小娘にハマっていくのを見ると、どうも援助交際を思いだしてしまっていかんが。(爆)
その点『レオン』なんかは同じロリコン映画でも(爆)、そういう露骨ないやらしさは感じなかったわねえ。
勿論同じ小娘でもキャラが全然違うからなんやけど。
『ロリータ』の方はまさに小悪魔。
だからもうあのオッサンが中学生か高校生ぐらいの小娘にメロメロになって行くのを見ると、情けなくてしゃーないねんなあ。
大人みたいに擦り切れていなく、子供みたいに幼すぎない微妙に色気を発し始める時期の女性に魅力を感じるってことなんかな。
正直言ってイマイチその心情というか性向というか理解しきれない部分があるものの、全くわからんというわけでもないかな。
でもまあスタイリッシュでいろいろ残る映画やったわ。
また機会があればキューブリックの方も観て比べてみたいもんやね。
★7つ。 

2003.01.06 MISSING PERSONS『WALKING L.A.』を聴きながら・・・。

1/7

なんか2003年になってから、いろいろツイてないことが次々と・・・。 

ちょっと精神的にトーンダウン。
あんまり日記の気分でもないので、久々に更新した『我思フ、故ニ我在リ』のテキストでも読んで下さい。(笑) 
URLはhttp://jinn.fc2web.com/wareomou/wareomou027.html 
2003年の抱負なんぞも書いております。 

ところでオレ今年の日記でしばらく間違えて2002年の日付にしておったわ・・・。
なんか頭も冴えてないようです。(苦笑) 

2003.01.07 garbage『Dumb』を聴きながら・・・。

1/8

実家から送ってもらったおせち料理、黒豆だけ余っちゃってるんですが。(笑) 
この前『めざましテレビ』中野美奈子アナが、「黒豆と数の子は余りやすいですね」なんて言って、黒豆をレーズンのかわりに使用したケーキなんか紹介しとった。
たしかに見た目の色的には問題ないけど、果たしてうまいんかい?
ちなみに数の子はあの歯ごたえとか好きでアっと言う間に食べちゃいました。
そういえば今年は伊達巻がなかったなあ。
それが物足らなかった。
まあ正月におせち料理が食えるだけでもありがたいもんやけどね。
今年は実家に帰らなかったので、お雑煮とぜんざいが食えなかったなあ・・・。 

ところで、昨日の『とくダネ!』で気になったネタがある。
最近40代以上の独身男性が増えているという。
その比率はなんぼって言ってたか忘れたけど昔は百何十人に一人だかだったのが、今は6人に一人!?
これってスゴいんちゃうん!
そりゃあ少子化も進むわってな話である。
このまま行くとマジで将来エラいことになるで。
番組で取材してた男性達は、みんなそれなりの地位に就いていて収入も安定しており、社内の評判も良くて離婚歴もなく、結婚したら良い旦那さんになるだろうなあなんて言われてる人達ばかり。
なぜそんな人達が結婚しないのかと言うと、独りでいる方が自由で自分の時間を楽しめるからってのが大きな理由。
う〜ん、たしかに!結婚はしてないけども、同棲経験のあるオレとしましてはよくわかるわ。
今けっこう気楽やもんねえ。
ただねえ、独りだと幸せ感みたいなもんがなかなか味わえないねんなあ。
すぐそばに喜びを分かち合える相手がいないってのは、一度甘い経験をした者にとってはかなり寂しいところやね。
そういう気持ちを紛らわすためにペットを飼ったり、仕事にのめりこむんだそうな。
後は親のことが気になって同居してるってのもあるらしい。
なんにせよ、都合よく自分の時間を持たせてくれる女性を見つけたいけどもなかなかそうはいかないってことみたい。
結婚して子供ができてってなってくると、やっぱりそんな気楽にはいかんよねえ。
それだけ自分の時間にこだわらなくちゃいけないってのは、たぶん女性といるだけじゃ癒されたり救われたりっていう精神的充足感が満たせないってことなんやろうな。
だいたい趣味・嗜好・価値観がバッチリ合うってことの方が稀有なこととはいえ、違いすぎてもつらいものがある。
後は、生活パターンのズレとかね。
必ずしも自分の活動時間とうまく合わせて行動できるわけでもないし。
家事にしたって自分一人なら誰からもゴチャゴチャ言われずに自分の好きな時にやればいい。
一緒にいるとどうしてもちょっとしたことで摩擦が生じるもんである。
そんなこんなでこのオレにしてもあんまり結婚願望は無い。
ただ40代になって独りっていうのは寂しいかなあって思うねんなあ。
やっぱり子供は欲しいからねえ。
何にもしてやれてない親にもせめて孫の顔を見せてやるぐらいの孝行はしたいし。
まあ結婚なんて勢いとタイミングなんやろうなあ。
とりあえず、しばらくは有り得ないね。
相手もおらんし、こんな不安定な生活じゃ自分一人生きていくので精一杯やわ。
それにまだまだやりたいこともあるし。
結婚ってオレの中では「守りに入る」ってイメージがあるから、やっぱり精神的にも経済的にも準備がいる。
思うに独りだろうが、結婚しようが、自分の心の中が問題やわね。
現在の独身貴族の中には、何が幸せなんかわからないっていう人達もけっこう多いらしいからね。
オレはたとえ老後独りで突っ走ることになろうとも、なんらかの夢なり使命感なり持ち続けていたいなあ。
それでのたれ死ぬなら本望でしょ。
よく考えたら老後突っ走る老人なんてほとんどおらんよね。(笑) 
たいがい寝たきりやっちゅうねん。(オイ!) 
けど、万が一子供ができちゃったりしたら、結婚することになるかもね。
もっとも避妊しないでコトに及ぶなんてことは絶対に無いんで、その可能性はかなり低いとは思うけど。(爆) 

2003.01.08 Keiko Lee『HUMAN NATURE』を聴きながら・・・。

1/9

今日は岩井俊二特集第2弾。
先ずは『FRIED DRAGON FISH』
これってテレビでやったんやねえ。
『La Cuicine』って番組の最終回でやったらしい。
放送後かなり反響があったようで、さすが岩井俊二ってことか。
主演は芳本美代子
ミッチョンやね、懐かしい。
ミッチョンって言っても代表作なんか全然浮かんでこない。
だいたいほんまはCharaを使いたかったっていう話らしいし。
でもこの作品の中でのミッチョンは素晴らしかった!
プーっていうなんともハジけた感じのキャラが、共演の浅野忠信演じるナツロウの冷め具合との対比が利いててええんよね。
ちょっぴりせつないラブストーリーなんやろうけど、あんまり感情移入するほどのことはなかった。
ただこういう話も面白いかなっていう具合。
なんせミッチョンと浅野の両方のキャラが共に極端なもんで、正直言って「おまえら何者やねん!?」って感じでつかみにくかったんよね。
そこが面白い部分ではあるわけやけど。
ストーリーはそこそこ楽しめた。
★6つって感じです。 

続いて短編作品の『undo』
この作品は山口智子演じる「緊迫性緊縛症候群」の萌実とそれを見守りながら暮らす豊川悦司演じる由紀夫との複雑な気持ちにさせられるラブストーリー。
先に言っちゃうと、全然面白くなかった。
これはオレの好みじゃないわ。
イマイチ理解にも苦しんだ。
だいたい「緊迫性緊縛症候群」って何よ。
一種のSMですか?
どうもようわからん。
映像美っていうものは感じれたけどね。
一番印象に残ったシーンは、山口智子とトヨエツのキスシーン。
歯の矯正器具をハズした山口智子の歯を、トヨエツが舌で舐めまわすのがやけにエロかった。
★5つ。 

続いて『PiCNiC』
Charaと浅野忠信が結婚するきっかけになった作品やね。
これは不思議な魅力のある映画やったなあ。
浅野忠信演じるツムジとChara演じるココと橋爪こういち演じるサトルの三人が精神病院を抜け出して塀の上を旅するんやけどね。
強烈にインパクトのあった場面が2つある。
先ずツムジが殺したと言う先生の幽霊。
だってその先生チ○チ○丸出しシーンでモザイクなし!!
その○ン○ンというのがまるでアスパラガスみたいな感じで、それがエノキダケ状に生えている異様なもんやった。
そこからとめどなく放尿。
あれがビンビンになったらどうなるんやろうなあなんて考えながら見てしまった。(爆)・・・なんて言ったらどんな映画やねん?って思うかもしれへんけど、まあそれは実際に見て確認してほしいですな。
もう1シーンは一緒に塀の上を旅したサトルが、転落して体がボキボキになるシーン。
彼は死んでしまったのか?
この二つのシーンは脳裏に焼き付いたね。
後はラストシーンもカツーンと入ってきます。
それでもストーリー的には★6つやな。 

最後は岩井俊二は監督じゃなくて原作って形なんやけど、石井竜也が監督した『ACRI』
石井竜也は言うまでもなく元・米米CLUBのカールスモーキー石井のことね。
ストーリーは人魚伝説を基にしていてなかなか興味深い出だし。
これにも浅野忠信出てまっせ。
彼のすごいところは、そこにおるだけで絵になっちゃう存在感やろうなあ。
立ってるだけでもええみたいな。
押しつけがましくない存在感を発揮するところが不思議な魅力だったりする。
今回紹介してる3作品でも強くそれを思ったね。
他には藤竜也江口洋介吉野公佳山下徹大といった面々が出演。
しかし、この映画はテーマはけっこう面白いと思うんやけど、なんか作品としてはイマイチやねんなあ。
人魚をホモ=アクエリアスっていう人類の別の進化の形として生物的に捉えてストーリーを展開してたところなんかはなかなか面白かったんやけどねえ・・・。
これ、岩井俊二が監督したらもっと良くなったんちゃうの?って正直思ったな。
結局見所は吉野公佳の裸身だけってことか。(オイ!) 
それにしてもアーティストがメガホンを取るといろいろ言われるから大変やねえ。(苦笑) 
実際、面白くないからいろいろ言われるんやろうけども。
桑田佳祐の『稲村ジェーン』なんかひどかったもんなあ。
そういえば石井竜也の『河童』っておもろいんかなあ?
テレビでやってる時に中途半端につけっぱなしにしてた記憶があるにはあるけど、全く中身が出てこない・・・。『ACRI』に関しては★6つということで。 

今回は主に短編やったわけやけど、個人的にはイマイチやったかなあ。
やっぱり先に『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』といった作品を観てしまってるから、どうしても弱く感じてしまったわ。 

2003.01.09 Lily Chou-Chou『飛べない翼』を聴きながら・・・。

1/10

今日はえべっさんやなあ。
忘れてたわ。
十日えびす」のことね。
毎年えべっさんの日ってけっこう暇やねんなあ。
今宮戎神社ってミナミからも近いから、いろんな商売の人達が毎年飾ってる福笹を新しいのと取り替えに行くわけやけど、帰りにどこかに寄るとそこに福を置いてしまうってことで、どこにも寄らず真っ直ぐ帰るのがならわしとなっている。
だから、うちの店に来る人達も当然少ないんだわ。
神社周辺ではさぞいっぱいの出店が並んでることやろうなあ。
オレは一度しか行ったことないけど、その時に目を引いたのがえべっさんの腰振り人形。
よくサンタクロースのであるやん?
あれのえべっさんヴァージョン。
欲しいと思ってしまった。(笑) 
買わなかったけどね。なんか見てて愉快な気持ちになれそうやったから、ええなあと思ったけどアレってけっこうバカにならん値段やったんよね。 

さて、格闘技ファンとして衝撃の事件発生!
ニュースでもやってたから知ってる人も多いやろうけど、PRIDEを主催するイベント会社DSEの森下直人社長が首吊り自殺をしてしまった!
これにはほんまにビックリした。
だってPRIDEを世界一の総合格闘技イベントにするって言うて、PRIDEグランプリ開催に関する熱の入った記者会見を開いたばっかりやったのに。
その8時間後の出来事やって言うんやからねえ・・・。
女性とのトラブルにしたって、勢い任せに自殺っていうのは激情家にも程があるで。
かなり謎。
これねえ、石井館長のK-1辞任に続いての出来事やからかなりマズい。
この2人が去年の真夏の大格闘技イベント「Dynamyte!」のプロデューサーやったわけやからね。
ようやくここ最近格闘技ブームって言われるまでの状況になってきて、大晦日の猪木祭の視聴率も16.5%と裏紅白番組歴代2位っていう快挙やったっていうのに、今年は幸先悪いなあ。
イメージも悪くなるがな。
ここは今月19日の『WRESTLE-1』の第2弾に頑張ってもらわんといかんな。
ちょうど今ハルク・ホーガンが来日してて、契約交渉の詰めに入ってるらしい。
ホーガンの来日って'94年の新日本プロレスの東京ドーム大会でのホーガン、ムタVSヘル・レイザース以来9年ぶりやからねえ。
楽しみやなあ。
他の参加選手としては、ボブ・サップは決定。
後は武藤敬司とWWE入りが噂されるビル・ゴールドバーグとがタッグを組むことが決定している。
その他は全く未定やねんけど、後10日しか無いんですが・・・。
前回もカードが出揃ったのが前日やったもんなあ。
それでも成功したし、今回も大丈夫やと信じたいけど、東京ドームの器は大きいでっせ。 

他に興味深いこととして、今日のNOAH日本武道館大会で三沢光晴、蝶野正洋VS小橋建太、田上明っていうスペシャルなカードが組まれた。
NOAHの社長・三沢と新日本プロレスの現場監督・蝶野の越境タッグが実現。
オレの予想ではまた時間切れ引き分けちゃうん?ってところやってんけどね。
それかせいぜい三沢のエルボーで田上が取られるか。
蝶野としては、今後新日本のリングに三沢や小橋を上げるような布石をうっておきたいところ。
結果、意外なことに小橋が三沢からラリアット2連発からの垂直落下式ブレーン・バスターで勝利したらしい。
これで噂されていた三沢VS小橋のGHCベルト挑戦は決まったも同然やね。
それから小橋や田上が新日本のリングに上がる時が来るのか、注目やな。 

2003.01.10 小橋建太の入場テーマ曲である鈴木修『GRAND SWORD』を聴きながら・・・。

1/11

新年が始まったということで、新しいドラマがまた次々と始まった。
去年はつまらんドラマが多かったけど、果たして今年はどうか?
その中でオレがどのドラマをチェックすることにしたかを書いておこう。
先ず定番月9ドラマ『いつもふたりで』
松たかこ坂口憲二長谷川京子柏原崇平山綾佐藤仁美西村雅彦となかなか面白い組み合わせ。
が、柏原君が頚肩腕症候群で降板!
なんてこった。
『白線流し』を見てからなんかけっこう好きなんやけど残念やわ。
彼とCHEMISTRYの堂珍君がダブるのはオレだけか?(笑) 
代役はあの『真珠夫人』で一躍有名になった葛山信吾
オレ的には『仮面ライダークウガ』の一条刑事の方が馴染み深いねんけどね。(笑) 
ちなみに何年も前に彼が浅倉大介のプロデュース(正確に言うと浅倉大介のソロワークで浅倉大介 expd. 葛山信吾)で『RAINY HEART 〜どしゃ降りの想い出の中』っていう曲でCDを出してるのを一体どれだけの人が知ってるだろうか?
藤木直人よりかはだいぶうまいよ。(爆) 
第1話を見た限りではそこそこ面白そうということで、とりあえずキープ。 

続いて火曜日10時の『僕の生きる道』
草なぎ剛主演で他のめぼしい有名な出演者は矢田亜希子大杉漣小日向文世ぐらいかな。
これはなかなか面白い。
なんとなく生きてたら、突然余命1年と言われる恐怖感!
これは非常に興味深いテーマやわ。
しかも教師っていう立場がこれから面白くなりそうな予感をさせてくれるねえ。
暗いドラマやけどこれまた面白そうってことでキープ。 

続いては木曜10時の『美女か野獣』
松嶋菜々子福山雅治という面白い顔合わせ。
福山はお得意の軟派キャラ(笑)やけど、松嶋はバリバリのヤリ手でプライドの高い女を演じてる。
これがヤな女なんだわ。
『やまとなでしこ』と通じるものを感じたな。
ちなみにあのドラマの桜子さんやったっけ?
もうボロクソに言うてた記憶があるわ。(笑) 
この先のストーリー展開としては当然この2人がくっついていくことになるんやろうけど、これまたなかなか面白そうかななんて思ったのでキープ。 

以上は全部オレの贔屓にしてるフジテレビのドラマ。
でも今回オレが一番期待してるのは、以前にもここに書いたTBSのドラマ『高校教師』だ!
あの真田広之と桜井幸子のコンビのエピソードをふまえた上でのストーリー。
今回は藤木直人上戸彩のコンビ。
どちらもなかなかいい味出してるけど、藤木直人のモノローグは真田広之より明らかにヘタクソなのが残念。
そして今回も京本政樹が出演。
相変わらず怪しげだ。
あの準備室には秘密があることバレバレ。(爆) 
他にはソニン眞鍋かをり成宮寛貴蒼井優なんかが出てるねえ。
またこれからドロドロしていくんやろうなあ。
もう既にそのニオイはプンプンしとるねえ。(笑) 
前作のように救いとなる赤井英和みたいなキャラがおらんのが気になるけども。
また最後は2人とも心中かなあ。
野島伸司ってよく作品の中で人を殺しちゃうから・・・。
特にラスト。
とにかく毎週忘れないようにタイマーをセットしないといかんよね。
他のドラマはともかくこの『高校教師』だけは!
果たして前作の衝撃を超える作品になるだろうか!? 

以上4作品が今シーズンのチェックドラマに決定。
この中で途中脱落するドラマは出てくるかな? 

2003.01.11 浅倉大介 expd. 葛山信吾『RAINY HEART 〜どしゃ降りの想い出の中』を聴きながら・・・。

1/12

今日、深作欣二監督が前立腺ガンで亡くなった。
『バトル・ロワイアル』が61作目として撮影中やったわけやけど、ついに力尽きたかって感じやね。
72歳なら十分頑張らはったんちゃうかな。
深作監督と言えば『仁義なき戦い』『蒲田行進曲』『バトル・ロワイアル』といった名作があるわけやけど、オレも多くの人達が口にすると思われるこの3作品は印象深い。
特に『バトル・ロワイアル』の衝撃は凄かったね。
他にも『魔界転生』『里見八犬伝』『青春の門』なんかが好きかな。
なかなかエネルギッシュな映画を作る人っていうイメージがあった。
『バトル・ロワイアル』にも感心があったので、なんとしても最後に一花咲かせてもらいたかったけどね。
ただ『バトル・ロワイアル』に続編を作る必要があったのかっていう疑問もあった。
だから余計に興味もあったわけで。
実は『バトル・ロワイアル』を観た後に感想テキストを書いてたんよね。
まだこのサイトを起ち上げる前の話。
結局お蔵入りにしちゃってたんやけど、これを機にここへ引っ張り出してやろうかと思った次第。(笑) 
以下がその『バトル・ロワイアル』感想。 

危うい映画だと思った。
良くも悪くも。
見終わってDragon Ash『静かな日々の階段を』が胸の中でカンカンと鳴り響く。
私は何とも言いようのないやるせなさでいっぱいの息苦しさに支配されていた。
そんなもやもやの中ををリズムが弾けて次々と隙間を作り、晴れやかにしていくような感じがした。 

R-15指定ということで、一時は上映中止を求める国会議員まで出るということで、かえってより注目を浴びることになったこの作品だが、私もこの目でそんな規制が必要になる程のものなのか是非観てみたいと思っていた。 

内容はと言うと、BR法という法律によってクラスメイト同士が三日以内に最後の一人になるまで殺し続けるという・・・。
これだけ聞けば私の嫌いなインモラルなバイオレンス映画かもという危惧はあった。
ただクラスメイト同士が殺し合わねばならないシチュエーションをシミュレートしているとしたら、やはり興味がそそられる。
開けてはいけないパンドラの箱を開けるかのようなテーマだ。
不謹慎な言い方かもしれないが、この少年犯罪全盛の御時世にはピッタリのテーマではないか。
一見真面目そうな子が何かの拍子にキレて人を刺したり、イジメを苦に不登校や自殺に走ったり、教師は教師で援助交際や猥褻行為で捕まったりといった問題が、毎日のように報じられる現代において、果たして今の学校って私の学生時代とは随分変わっているのではないか?と思えて仕方がなかったりする。
私の子供時代に比べ、今では離婚家庭は全然珍しくないし、いわゆる「鍵っ子」なんて死語になるほどの少子化も進み、遊びをとりまく環境も含めコミュニケーションの形体も大きく変わってきている。
それ故のひずみを感じることも少なくはない。
補導センターで警察の人達の話をいろいろ聞いていた時にもよく感じたことだった。
どう考えても今の時代にしか出てこない映画なのだ。 

この映画は、最近ではすっかり希薄に感じられる愛、友情、信頼、社会、命といった問題の脆さを突きつけてみせている。
特にキレる若者の象徴であろう、ただひたすら殺しを楽しんでいるような安藤政信演じる桐山の存在は気になった。
自暴自棄でしか今を生きていけない・・・そうすることでしかアイデンティティを持てないってことなんだろうな。
不可解ながらも、実際社会において増殖してそうな感じさえした。 

全体的にコミュニケーションの不和という問題が根差している。
コミュニケーション上生じる感情を「殺す」と「殺される」という行為で究極に掘り下げてみせたということか。
そうすることによって一瞬にして真の人間関係が暴き出されることになるのだ。
何でこうなっちゃうんだろう?っていうやるせなさ、虚しさに充ち満ちた映画だ。
この映画は観る側がバカだったら、本当にバイオレンス・エンターテインメント映画に成り下がってしまうかもしれない。
でも、私は自分が学生時代に経験した様々な複雑な感情をもう一度呼び起こされた。
そして「おまえはどうだった!?」と喉元に刃を突きつけられたような感じがした。
まあ「そんなアホな」というシーンも少なくはないのだが、なかなか役者の皆さん頑張っていらっしゃる。
主役の藤原竜也とヒロインの前田亜季の演技は言わずもがな素晴らしいし、脇の柴咲コウも強烈な印象を残している。
そしてビートたけしの存在感たるや演技がどうこう言う以前に存在自体すごく説得力がある。
また山本太郎がイイ味を出していて、いい役者に成長したと感心した。
あのダンス甲子園で「メロリンキュ〜〜〜〜〜!」をやってた男がよくぞここまでと思ったら感慨深いものがある。 

思うに監督のパワフルさがおもいっきり画面から溢れ出ている映画だった。
賛否両論分かれるだろうけど、私はこの映画を悪い映画だとは思わなかった。
素直に面白かった。
とにかく観ていろいろ感じたり考えてみるべきである。
特に十代の人達が観るべき映画だと思った。
だからR-15なんて言語道断である!
そもそも映画やゲームに影響されてキレるバカを作っているのはこの社会であって、「臭いモノに蓋」なんてのは最悪の回避法だ。
愛とは?教育とは?モラルとは?コミュニケーションとは?命とは?そして自分とは?
こういったことを一人一人意識できないようにしてしまっている現実社会にこそ問題があるってことを忘れてはいけない。
だからこういう映画が出てきてしまうのだ。 

2003.01.12 ユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団『バッハ:G線上のアリア』を聴きながら・・・。

1/13

成人の日ってことですが、めでたく成人された方々、おめでとうございます。
「20歳になったから酒と煙草をやめようかな」なんていうアホなジョークを飛ばしてる人もおるんやろうね。(笑) 
やめちゃいなさい!(爆) 
成人式にはみんな行ったんかな?
オレはとっくの昔の話やねんけど(苦笑)、成人式には行かなかったんで、実は一体どんなもんなんだかわかってはいない。
たしか市民会館なんかで行われる式典に出るんじゃなかったっけ?
よく聞く話ではみんな昔の友達と会えるから行くって言うよねえ。
当時のオレは全然誰とも会いたくない身分だった。
なんてったって浪人生やったからなあ。
しかも二浪目ということで、今まさに崖っ縁って状況やった。
たしか成人式の日は早稲田の模擬試験を予備校で受けとったわ。
それで帰りの電車の中で着物を着た女やらスーツを着た男やらが楽しそうに談笑しながらおるのをいっぱい見かけてやたらと虚しい気持ちになったのを覚えている。
成人式が来る度にこのことを思いだすんやから、オレにとってはとっても苦い日だったりする。
しかし成人の日が1月15日でなくなったのがいまだにしっくりきてないわ。
元に戻そうよ。(笑) 
ところで、毎年問題になってる成人式での乱痴気騒ぎやけど、今年もまた多少はあるみたいやな。
あのイマドキおまえらビーバップ・ハイスクールか横浜銀蝿か?みたいな恥ずかしい格好で暴れてる奴等・・・ほんまに恥ずかしいで・・・。
あんなん20世紀の遺物やと思ってたらそうでもなかったんやねえ。(苦笑) 
別にどんな格好でもちゃんとしとったらかまわんが。もう成人なんやからマスコミも堂々とモザイクなしで全国に流してやりゃあええんよ、ほんまに。
まあまだ中には未成年もいるかもってことで隠してるんやろうけど甘いわ。
だいたい20歳になったからって別にコロッと大人になるわけじゃないからねえ。(笑) アホな大人はいつまでもいろんなことに気がつかないでアホなままやったりもするから。
だから20歳になってどうこうっていうのは社会的な基準でしかないしね。
でもこれをきっかけとして、いち早く就職した人達に比べてノンビリしていた学生達も否応なしに社会の一員として自覚を持たされて行くことになるわけだ。
そのことにも関係する話で、昨日の『発掘!あるある大事典』で「年金」をテーマにやってたけど、もう見ていてほんまに息がつまりそうやった。
ハッキリ言って、この制度なんとかせんことにはマジで将来ドエラいことになってまうで!
老人だらけになるやろうしなあ・・・ほんまにゾッとするわ。
どう考えても現状の制度で自分の老後まで維持できるわけがない。
これからの日本の未来は下向きなイメージしか浮かんでこないんやけど、なんとかならんもんかねえ・・・。
あらゆる面に関してもっともっと頭を使っていかないと、にっちもさっちもいかんようになる。
老人になってもなんらかの「価値生産」を生み出せるような社会にしていかないと!
政治家のジジイは自分らはもうすぐ死ぬからと思って、目先のことばっかりでこの日本の将来の責任を持った仕事をしないかもしれない。
だから年金危機にある40代以下の世代の人間がもっともっと頑張らんとあかんよね。
なんか気分が重くなっちゃったわ。(苦笑) 

2003.01.13 安室奈美恵『Concentration 20 [make you alright]』を聴きながら・・・。

1/14

去年のクリスマス・イブNHK-FMで放送された『TM NETWORK SPECIAL』をネット仲間の白静龍さんがテープを送ってくれたことで聴くことができました。
ありがとう!
司会DJは大のTMファンの中村貴子さん。
ゲストは3人揃ってのTMということで、久々にあの懐かしい雑談トークが聴けた。
今回の放送はTMの過去・現在・未来を大解剖という企画で、TMの歴史を2時間でふり返っていた。
なかなか面白い話がいっぱい聴けたねえ!
けっこう知っていたエピソードではあったけども、本人達の口から聞くとより面白い。
鳴り物入りでデビューしてキャンペーンも一切せずに『金曜日のライオン』でおもいっきり売れるつもりだったとか、TMはコンセプトとしてYMOとアルフィーを足して2で割った三人組だったとか、アルバム『CAROL』がミリオンセラーになったのはつい最近の話だとか・・・いろいろ。
ああ、改めてTMは偉大だったなあって感じたわ。(笑) 
ただけっこうみんな記憶力がええ加減やねえ。
哲ちゃんもアルバム『Self Control』を3枚目のアルバムやなんて言うてたし。
4枚目やっちゅうねん!
それに対して誰もツッコまないのが歯痒かった。(笑) 
『DREAMS OF CHRISTMAS』なんか作ったことすら忘れていたらしい。
もっとすごいのがウツと木根さんもビックリしたと言う「(TM)終了したっけ?」っていう哲ちゃんの言葉。(爆)
もうメチャクチャですなあ。
貴子さんも「青春の1ページが終わったと涙した私たちはどうするんですか〜!?」なんて言ってたけど。(笑)
しかし印象的だったのが『FOOL ON THE PLANET』を聴いて、「この時はすごい丁寧に作っていたよねえ。」っていう言葉。
今ではコンピューターでちょちょいのちょいで修正できちゃうけど、この時代はヘタしたら全部録り直し。
だから作り込んでいたって話しなんやけど、ほんまにその通り!
TKプロデューサー時代全盛期になって非常に不満だったのがこの部分。
「もっと作り込んでほしい!」っていう思いやった。
それは今でもほんまに思うこと。
いやあ、なかなか懐かしい気持ちに戻れたねえ!
TMも3人集まれば全然変わらんよなあって改めて思った。
この仲間感覚がなんとも楽しいのである。 

さて今後のTM NETWORKの活動として気になるのがやっぱりLIVE。
とりあえず来月EPICのイベントで生TMを拝めるけども、ちゃんとしたLIVEもどうやらやってくれそうな気配。
花粉が飛び回りそうな頃を匂わせてたけど、果たしてどうなるだろうか? 
だいたいglobeのアジアツアーも延期になったまま情報が入ってこないしねえ。
大丈夫かいな?って心配になってくるんやけど。
いずれにせよTMもglobeもチケット争奪戦が大変やろうなあ。
それに今月からTK関連のCD発売がメッチャ多いんだわ。
先ず夏ごろから延期に次ぐ延期でようやく発売となるglobeのオルゴールのアルバムが1/29に出る。
続いて2/5にTM NETWORKのレア・コレクションとも言うべき2枚組アルバム『キヲクトキロク』が出る。
けど、その2枚目の方がネット販売のプログレアルバムだった『Major Turn-Round』っていうのが納得のいかないところやけどね。
どうせならアナログ盤にしか入ってなかったヴァージョンを入れて欲しかったわ。
でも『GET WILD DECADE RUN ('99Version)』『Get Wild (Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE)』っていうまだ音源化されてなかった『Get Wild』が聴けるのがほんまに嬉しいかぎり。
哲ちゃんにとって『Get Wild』とは思い入れのある曲と言うより、生涯挙げなきゃいけない曲のうちの1曲ってことみたいやけどね。 

そして3/19にTKのソロアルバムが2枚も出ちゃう!
『TK 1998』で前フリして以来無期延期になっていた『TK Piano Album』がついに出るかっていう。
そしてシンセソロのアルバム『TK Ambient Collection (instrumental)』
これらのソロ作品は個人的にはけっこう期待してるから買わないわけにはいかない。 

そして、YOSHIKI加入後初、新生globeのニュー・アルバムが3/26に出る。
しかもこの同じ日にTM NETWORKのトリビュートアルバムも出るらしい!
誰が参加してるのか気になるところやけど、若手アーティストが中心らしいからB'zやaccess、渡辺美里、FENCE OF DEFENSE、T.M.Revolutionなどといった人達は参加しなさそうやなあ。
globeも1曲ぐらい参加してほしいんやけど。(笑) 
そういえばラジオの中でフォロワーの人達に関してもコメントしてたなあ。
哲ちゃんが「冗談ではまあパクリやがってなんてことも言いますけど・・・」って言うと木根さんがすかさず
「まあ、冗談じゃないですけどね。」すると哲ちゃんが
「よくまあそこまで一緒のをみたいなことってのはありますけど〜。」そして木根さん
「Am→F→G7→C返せみたいな感じで。」ってウツも貴子さんも大笑い。
実際哲ちゃんが言ってたように作曲家の中にかなり多いと思うわ。
メジャーシーンはほんまに小室哲哉以前以後で大きく変わったなあって思う。 

話がそれたけどとにかく出費が大変やってことですわ。(笑) 
話のそれついでに、日曜日『笑っていいとも!増刊号』を観てたら、元dosKABAちゃんが出てたやないの!
これにはビックリしたわ。
今はSMAPの振付師をやってるんやね。
このオレでさえ知らないうちに自然消滅していたdos・・・。
なんかtaecoとasamiを含めてちょっぴりせつない気分になったのはオレだけだろうか?(笑) 

2003.01.14 TM NETWORK『Fool On The Planet (蒼く揺れる惑星に立って)』を聴きながら・・・。

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今日は邦画を4本感想を言っちゃう。
でも中身は薄いと思われ・・・。
どれもこれもあんまりコメント書けるような作品じゃないもんやから、薄っぺらいのをたくさん紹介しようと思ったわけなんだな。(笑) 

先ず1本目は『害虫』
この作品は現在『黄泉がえり』が非常に泣ける映画として話題となっている塩田明彦監督の映画。
主演は宮崎あおい
その他は蒼井優沢木哲りょう田辺誠一雨宮良、そしてたまのドラマー石川浩司(笑)。
塩田明彦監督は前にもここで紹介した『月光の囁き』という作品がデビュー作。
この作品がなんかジンワリとしたインパクトのある映画やってんけど、今回観た『害虫』にも共通のトーンは感じるかな。
でも正直言ってストーリー展開があまり面白くない。
なんか登場人物の個々のキャラクターで持っているとしか思えない映画やった。
しかもみんなそんなに強い個性は感じないんよね。
さすがにたまの石川さんは強烈やけど。
だってあれでホームレスやられた日にゃあねえ。(爆) 
それでも主演の宮崎あおいや共演の蒼井優らの存在感と瑞々しさは特筆もの!
彼女らのピュアな感じが魅力的な映画やね。
ただ役の中の宮崎あおいの冷めっぷりときたらなんだかなあって気がしなくもないけども。
宮崎あおいはこの作品で新人賞ももらってたっけな。
りょうが宮崎あおいの母親役やねんけど、りょうってもうそんな歳やったっけ!?
あんまりオレと歳は離れていなかったような気がするんやけどなあ・・・。(汗) 
どちらかと言うと暗めの映画で、観終わって「結局何なん?」って思ってしまった。
あんまりオレの好みではなかったな。
★6つ。 

2本目は『溺れる魚』
この映画はとにかくキャスティングが面白い。
主役のダメ刑事2人組は渡り鳥シリーズのエースの錠のファンという白州役・椎名桔平と女装趣味の秋吉役・窪塚洋介
他には仲間由紀恵IZAM伊武雅刀渡辺謙宍戸錠野際陽子など。
特に映画の後半は予想だにしないぶっ飛んだ展開になるところが最大のみどころ。
それがハチャメチャすぎてかなり笑える。
特に野際陽子にはやられた!
そこだけでも是非観てほしい映画。
逆に言うと、そのあたりぐらいしか面白くなかった映画(トホホ・・・)。
人によってはすごく面白いって言うかもしれないけどね。
オレ的には結局★6つの映画やったなあ。
ただもう1回観てもええかなとは思う作品ではある。 

3本目は『PARTY7』
なんせ永瀬正敏浅野忠信が共演してるんやから期待せずにはおれへんでしょ!
でもそれが間違いだった。(笑) 
他の出演者は原田芳雄堀部圭亮岡田義徳小林明美我修院達也などなど。
雰囲気的には面白いような感じはするんだわ。
ハチャメチャでねえ。
でもあまり自分の中で楽しめてる実感が無いという・・・。
なかなか型破りでパワフルな映画やけどね。
また機会があればもう一回観直してみようかな。
そうすれば面白いと思うかも?ちなみに冒頭のウンコ話のやりとりは好きです。(笑) 
★6つ。 

4本目は『Stereo Future』
これまた永瀬正敏主演。
ちょっと変わった作品やね。
なんか途中ちょっと混乱したりしたけど。
他の出演者は桃生亜希子麻生久美子竹中直人緒川たまき、それに電気GROOVEのピエール瀧
この映画って超近未来っていう設定やってんねえ。
全然気がつかへんかった。(汗) 
永瀬が酸素バーみたい所でバイトしててんけど、あれって似たようなんがたしかミナミにもあったと思うんやけどなあ???
結局この映画は自分の人生や恋愛においてあれこれ考えたらここに行き着きましたみたいな感じですか。
最初から最後までなんとなく観てしまったっていう気がして仕方ない。
ただ桃生亜希子と麻生久美子は魅力的やったなあ。
こういった女性もええかなあなんて思ってしまった。(笑) 
後はピエール瀧がすごい自然体なのに感心してしまった。
作品としてはなんかイマイチやったかなあ。
★6つ。 

結果的に今回紹介した4作品とも★6つになっちゃった。
どれもこれも何かもう一つ足らないんよ。
オレ的には★7つ以上の映画ならそこそこオススメもできるかなってな感じやねんけどね。 

2003.01.15 TMN VS 電気GROOVE『RHYTHM RED BEAT BLACK [Version 300000000000]』を聴きながら・・・。

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先日の成人式で着物を着た人達も多いと思う。
女性の和服姿ってたまにはええよねえ!
艶やかでまた洋服とは違った色気が楽しめるし・・・って勿論人にもよるけどね。
男なら一度は悪代官気分で帯を引っ張って女性をコマのように回してやりたいと思ったことがあるはず。(爆) 
ちなみにオレは今のところまだやったことなかったように思うんやけど。(笑) 
「良いではないか、良いではないか」
「あれ〜、ごむたいな〜!」
・・・いいよねえ。(笑) 
おっと、オレが着物に触れたのはこういう話をするためじゃなかった。
着物って高いから成人式のために買うなんて言ってもほんまにバカにならんよねえ。
レンタルするなんていう人も多いのかな?
あるいは母親から譲ってもらったとかね。
着物業界もこの不景気下、ほんまに大変やと思う。
だから成人式の時ぐらいは売れないと非常に困ってしまうわけやね。
何でこんなことを言うのかというと、オレの実家が染色業をやってるから。
京都と言えば西陣織友禅染め清水焼京人形京扇子といった伝統工芸で有名やけど、うちの場合は京都府北部出身とあって丹後ちりめんの染め物。
小さな工場で白地の反物を染める仕事を長年やっている。
社長はうちの父親のお兄さんで、社員全員合わせても10人いなかったと思う。
でも数年前に工場を閉めてしまった・・・。
すっかり仕事が無くなってしまったようなのだ。
今ではうちの父親と兄弟で細々と仕事してるって感じみたい。
だいたいオレの高校時代から着物業界は景気が悪いって言ってたんやから、それを思えばけっこう持ちこたえた方やと思うわ。
京都やから周りにもそういう親の友達はちょいちょいおったけど、みんな「今大変やろう〜?」なんて言いあってたもんだ。 

そんなこともあって、オレ的には日本女性の着物は断然支持します! 
やっぱり一生の想い出になるような写真の1枚でも撮っておいたらええんちゃうって思うね。
できれば屋外の日本の美を感じる空間で撮って欲しいなあ。
雪や桜、紅葉なんかの季節感が入ってると最高なんやけど。
この辺が京都育ちなんかも知れへんね。
情緒や趣のある風景っていうのをいっぱい見てきたから。 

ところで男も着た方がええんかな。
オレはせいぜい浴衣程度しか着たことないけどね。
成人式は日記で書いたように出席しなかったし、卒業式はステージ衣装やったし。(笑) 
前にhitomi『SAMURAI DRIVE』で着てたステージ衣装みたいな和洋折衷のファッションが流行ってきたらもっと面白いのにって思うなあ。
さすがにあのまんまじゃド派手すぎてなかなか街中は歩けんやろうけど。(笑) 

2003.01.16 小室哲哉『KIMONO BEAT』を聴きながら・・・。

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仮面ライダーの背中にチャックがあるのって知ってた?それ知った時さあ、俺凄くショックだったんだよねえ。」この台詞は昨日のドラマ『美女か野獣』福山雅治が、上司の圧力に屈してサッカーの八百長報道をやめようとしていた松嶋菜々子に言ったもの。
サッカー少年達の夢を踏みにじるようなことをした人間を放っておいても平気なのか?っていう問いでもあるわけやね。
この後、松嶋菜々子が弁護士の葛山信吾に向かっていう台詞が笑った。
「ねえ、仮面ライダーって観たことある?」
すると葛山が
「いいや。観たことないけど。」
・・・・オイオイオイオイおまえ仮面ライダークウガに一条刑事役でおもいっきり出とったやないか!!
あそこの台詞がウルトラマンじゃなくて仮面ライダーだったところからして、あの台詞は意図的だったと思えて仕方がない。
絶対にそうだ。(笑) 
松嶋菜々子は結局、真実を報道するわけやけど、その理由が「私も仮面ライダーが本当にいると思ってたから。」というもの。

本題に入ろう。(笑) 
子供の時、仮面ライダーやウルトラマンが本当にいると思っていたかどうかという話。
このサイトにも『オタックNo.1』なんていうコーナー作ってるぐらいやから、大好きなことは間違いない。
ハッキリ言って今でも好きなものは好きである。
じゃあ、小さいころは本当にいると思ってただろうか?
・・・思ってたよなあ。(笑) 
『怪獣図解入門』なる本や『帰ってきたウルトラマン』の絵本をボロボロになるまで見ていた記憶がある。
すごいよねえ、子供の時のあのしつこいぐらいの好奇心って!
とことん純粋に真っ直ぐに好きやった。
今じゃ絶対あんな気持ちにはなられへんもんなあ。
どこかで絶対に存在するもんやと思っていた・・・と言うか信じたいと思っていたと言ったほうが正解かな。
実は子供ながらに作り物だったことを感じとってたんだわ。
何故なら『怪獣図解入門』に円谷英二監督ウルトラマンカネゴンが並んでる写真が載ってたんやもん・・・。コレはいかんでしょ!!
子供の夢が丸つぶれ。
ウルトラマンと怪獣が実は人間と同じ大きさやったっていうことにもショックやったけどね。
でもその写真の現実には目をそらしておったよなあ。(爆) 
なんとしてもどこかに本当にいると思いたかったんだわ。
それでオレも将来ウルトラマンになりたいなんて思ったもんである。(爆)(爆) 
ノートに自分で考えたウルトラマンや怪獣を基に、ものすごい空想にふけりながらウルトラマンごっこをやっていた記憶があるわ。
まあず〜っとこの手のヒーローものは好きやったわけやけど、そのうちこういうのを見続けてると幼稚やなあとバカにされ始めることになる。
「やっぱり今はウルトラマンよりヤマトやで。」みたいな話になっていくんやけど、よくよく考えたらそんなもん目くそ鼻くそやがな。(笑) 
ちなみにオレ『宇宙戦艦ヤマト』は好きじゃなくてあんまり観てなかったけどね。
なお、仮面ライダーの話から始まったのにウルトラマンに走ってしまうのはオレがウルトラマン派だから仕方のない話。(笑) 
ちなみに『美女か野獣』にはタイムレンジャーのタイムレッド役だった永井大も出ています。
オレはタイムピンクやってた勝村美香が美人でけっこう好きやったなあ。(笑) 
最近では特撮もの出身の俳優や女優がいきなりバリバリイマドキのドラマに出れるようになって、えらい時代は変わったもんである。
一昔前まではヒーローやってても犯人役で出てきたり、ヒロインやってても映画や写真集で脱いだりと悲しい末路が待っておったのにねえ。 

2003.01.17 『仮面ライダー』の主題歌だった藤浩一、メール・ハーモニー『レッツゴー!!ライダーキック』を聴きながら・・・。

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昨日で阪神・淡路大震災から丸8年が経過。
あの日のことは忘れもしない。
朝の5時46分やったよね。
オレは京都の実家で二段ベッドの上の方でおもいっきり寝ておった。
すると部屋がとんでもない揺れ方をしたわけだ!
地震はしょっちゅうあったんで、全然珍しくはなかったんやけど、この時の揺れときたらもう洒落にならんかった!
CDの棚はひっくり返るわ本棚はひん曲がりビデオテープは落ちるわエラい部屋が荒れてしもた。
ひょっとして家が壊れるかも!?と思ったのは後にも先にもあの時だけ。
この地震は絶対ケガ人が出てるハズと思い、慌ててテレビをつけてみてビックリ!
神戸の街がまるで映画のシーンのようにメチャメチャに!!
至る所で火を噴き上げ、高速道路は倒壊していた。
「うわ〜、今日はとんでもない日になってしまった!」と思った。
当時大学生だったオレは、こっち方面の奴等が大丈夫なのか気になったけどね。
ちょうど試験期間やったなあ。
大学に行くといろんな処置がとられてたよ。
幸いオレの周辺ではたいした被害にあった奴はいなかったようやけど、「友達が死んでもうてなあ。葬式行かないかんねん。」って言う奴もおった。
うちの実家は京都でも市内の外れでわりと大阪寄り。
京都でも古い家では完全に倒壊した所もあったようやけど、京都でこれだから被災地のことを思うともう口では言い表せない恐怖やったと思う。
犠牲者6433人!その後毎日延々と続く被災地の報道にはいろいろ考えさせられたなあ。
だって「まさかこんなことが突然!?」って誰もが思ったハズやもん。
こんな大規模な地震がまさか関西で起ころうとは。
オレはたまたま助かったけど、これがもし朝方出勤前じゃなかったらほんまのほんまに大惨事やったわけで。
それを思うとゾッとする。
逆に言うとせめてもの救いやったね。
人間の運命とはどこでどうなるかわからんよね。
この地震が起こるちょっと前まで空調関係のバイトをしてたんやけど、その時に「日本の建築技術は凄いんやで!ちょっとぐらいの地震なんかではびくともせえへん。」なんてことを聞かされていた矢先のことだったこともあり、いとも簡単にメチャメチャになってしまった都市を見てほんまにショックやった。
G.W.頃に引越しのバイトで芦屋方面に行く機会があったんやけどまだ屋根が穴だらけの家も多く、そこらじゅうで補修工事なんかもしてたし、たくさんの粉塵が飛び交い、痛々しかったね。
数年後に神戸でデートをした時に思ったが、あれからよくぞここまで復興したもんやと思った。
勿論まだまだ問題は残ってて、傷跡が完全に癒えたわけじゃないけどね。
人間まだまだ捨てたもんやないと思ったね。
困難を乗り越えて、こんなに頑張って生きてる人達がいるんやから、少々のことでメゲてるわけにはいかない。
ただ、もし今あの時のような地震が起きたら、オレはたぶん何千枚ものCDの下敷きになってしまうことやろうね。(あかんがな!) 

話は全然変わって、剛竜馬がひったくりで捕まった。
本人は容疑を否定してるらしいけども・・・。
剛竜馬はかつてはあの藤波辰巳とも名勝負を繰り広げ、最近では「プロレスバカ」の異名をとり親しまれていたプロレスラー。
ここんところ全く見かけないし、フェイドアウト状態やと思ったらなんてこった!
いずれにせよまたプロレスのイメージダウンやがな・・・。

プロレスと言えば明日はいよいよ東京ドーム『WRESTLE-1』の第2弾が行われる。
ところがここにきてカードをめぐってかなりのピンチに陥っている。
既に前回のように1/21ゴールデンタイム午後7時から『ボブ・サップのバトルエンターテインメント WRESTLE-1』として放送されることは決定している。
そのボブ・サップの相手としてアーネスト・ホーストを交渉してるらしいんやが、どうもプロレスルールのためにホーストの事務所のヨハン・ボス会長が首を縦に振らないらしい。
そりゃそうやろう!
たしかにK-1王者になったホーストとホーストを倒したにもかかわらず棄権した裏チャンプのサップとの3度目の決戦は避けては通れない。
しかし、なんぼなんでも『WRESTLE-1』でやるこたあないやろうに!
たしかにサップがK-1ルールで2回やったんやから、次はプロレスのルールでって言う権利は十分あるとは思うよ。
でもそんなもんホーストができるわけないがな!
第一それが面白いか?
この辺からして『WRESTLE-1』が一体何をやりたいのかサッパリわからん。
当日まで交渉は粘るつもりらしいけど、どうなることやら?
当然ホーストは出場を否定。 

問題はそれだけではない。
来日中のハルク・ホーガンとの交渉も決裂しそうなんだわ。
ギャラをめぐってなのか、対戦相手をめぐってなのか、扱いをめぐってなのか、どうなのか?
非常に期待させていただけにこれは罪ですな。
こんなことなら変に期待を持たせて欲しくなかった。 

しかし、面白いカードもある。
小島聡馳浩のタッグが、あの"テキサスの荒馬"テリー・ファンクとPRIDEでノゲイラと死闘を繰り広げたヒース・ヒーリングという異色コンビと対決。
きっとド派手なプロレスをやってくれることやろうね。
とにかくなんとしても成功させてほしい!
格闘技界に暗い話題が続いただけに絶対にコケてもらっては困るのだ! 

2003.01.18 WWF時代のハルク・ホーガン入場テーマ曲だったDerringer『Real American』を聴きながら・・・。

1/19

うう〜、どうやら風邪っぽい。
気管の調子が悪くなってきてたから気をつけんといかんとは思ってたんやけど、昨日の毒煙まみれの職場で完全に悪化したようだ。
まだ微熱程度やとは思うけどまいったねえ。
喉もやや痛いし、全身の節々がだるい・・・。
今のうちに治してしまわないと大変だ。 

大変と言えば今日の『WRESTLE-1』東京ドーム大会ボブ・サップアーネスト・ホーストに負けてしまった!
しかもプロレスで!!
横入り式エビ固めっていうから固め技やで。
なんか胡散臭さがプンプンするけど(苦笑)、これが『WRESTLE-1』のエンターテインメントプロレスってことなんだろうか?
明後日のゴールデンタイムで放送するから、それを観てまたいつものように感想を述べたいなと思います。 

プロレスネタをもう一つ。
子供の頃、全日本プロレスで暴れまくっていた"アラビアの怪人"ザ・シークが72歳で昨日亡くなった。
今でもブッチャー、シークVSザ・ファンクスは伝説の名勝負として語り継がれてるけども、シークの火炎攻撃は衝撃やったなあ。
口から火を吹くレスラーってのが、子供ながらにプロレスラーって常人じゃないと驚いたもんである。
ものすごいヒールっぷりやったのに、フィニッシュがキャメル・クラッチっていう地味な古典技やったのがレスリングの下地ができていた証拠かも。
そのシークの血を引くサブゥーが今日の『WRESTLE-1』でケンドー・カシンと戦ったのも運命を感じるなあ。
抗争を繰り広げたブッチャーテリー・ファンクも出てたしね。
御冥福をお祈りします。 

『発掘!あるある大事典』で「ココア」がインフルエンザ防止にかなりイイって言ってた。
オレはコーヒー党でなく専らココア党。
仕事でもパニクりそうになる兆しがあると、ココアを作って飲んで落ち着けるようにしたりしている。
でも番組で言っていた純ココアじゃないけどね。
こんな体調だから今から飲んでゆっくりしたいと思う。
ってことでレス遅れたらごめんなさいね。 

2003.01.19 ザ・シーク、アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シンの入場テーマ曲であるPINK FLOYD『ONE OF THESE DAYS 吹けよ風、呼べよ嵐』を聴きながら・・・。

1/20

今日は洋画の感想を4本ばかし。

1本目は『愛しのローズマリー』
『メリーに首ったけ』や『ギリーは首ったけ』のファレリー兄弟監督のラブコメディー映画。
ジャック・ブラックが演じるのが父親の遺言でナイスバディーのイケてる女性しか相手にしないサラリーマン、ハル。
彼がカウンセラーに性格の良い人ほど美しく見える催眠術をかけられ、百貫デブのグウィネス・パルトロウ演じるロージーに恋をする。
この作品からは美人は性格が悪いと極論してるように思えて仕方なかった。
でもデブとブスでは根本的に違うよなあ。
このロージーはとんでもなくデブやけど、グウィネスが演じてるだけあってブスには見えない。
なんて外見と性格の相関性を考えながら観ておったけども、まあ映画を面白くするための設定でしかないわね。
あんまり現実的に考えると不愉快かもしれんし。
主人公が、人は外見で判断しちゃあその人の本当の良さはわからないし、勿体ないってことに気づいていく部分がみどころってことかな。
まあ普通にコメディーとして楽しめるわ。
★7つ。 

2本目はフランス映画の『アメリ』
これ前にも観たけど途中で寝てしまったから、また改めて借りてきたんだわ。
映像は西洋極彩色って感じでものすごく綺麗!
ただ内容的にはオレはそんなに面白いと思えなかった。
ひょっとしてもう1回観たら面白く感じるかなあ?と思って今度は吹き替えで観てみたけどね。
やっぱりあかんかったね。
この作品は非常に評価の高い作品ではあるけども、オレにはどうもそこまでの良さが理解できない。
悪いとは思わないけど、そんなに楽しめなかった。
その理由として登場人物に対する思い入れってのが大きいように思う。
ハッキリ言ってアメリをはじめとして、なんか入っていけないんよ。
面白い人達なんやろうけどやあ。
アメリ、別にかわいくないしねえ・・・見た目も性格も。
結局あのナレーションが一番面白かったかなあ。
あっそうそうちりばめられた妄想場面は好きです。
個人的に微妙な映画ということで★6つ。 

3本目は『マジェスティック』
監督が『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』のフランク・ダラボン
どちらもイイ映画やったからほんまやったら期待するところやけどね。
先に「まあまあ」なんていう感想を周りから聞いていたのでそれほど期待することもなく観てみた。
主演はジム・キャリーやけど、全然コメディーじゃない。
とある脚本家が事故に合い海岸に打ち上げられるんやけど記憶喪失になっていたという・・・。
この映画では愛国心とか正義、法律なんてものをちょこっと考えちゃったかな。
でもイマイチ説得力に欠けた。
なんかいかにもアメリカ的なところがやや鼻についた。
それでもさすがにフランク・ダラボン作品ってことで、そこそこは感動できるし決して嫌いじゃない。
オレってけっこうベタな感動モノって好きなんかもなあ。(笑) 
ただこれほんまに『ショーシャンクの空に』とか『グリーンマイル』みたいなんを期待して観たら大失敗するやろうね。
★7つ。 

4本目は『タイムマシン』
あのH・Gウェルズ原作のSF小説の金字塔を再映画化したもの。
監督がサイモン・ウェルズってことで身内が映画化してるという。
だから気合い入ってるよねえ!それが見事に空回りしとるけど。(爆) 
てっきりラブストーリーが主軸なんかと思わせておいて、どんどんどんどん話がそれて行くこのストーリー展開にはビックリしたわ!
映像はとても素晴らしいんよ。
未来の映像も面白かったし、タイムマシンのデザインもクラシカルにオシャレで。
ただあのストーリー展開にはかなりの人達が置いてけぼりくったハズ。
逆に原作がすごく気になってしまったわ。
前の'60年の方の『タイムマシン/80万年後の世界へ』は観てないから比べようがないねんけど、これまた気になるところ。
オレ的なツボとしてはアイルランド出身のポップスシンガーで17歳でデビューしたというサマンサ・マンバが出演してたことかな。
なかなかアルバム『Gotta Tell You』良かったし。
なんかかわいいのかどうか微妙な顔してるけど。(笑) 
個人的にはこういうSF映画は好きやし、ハチャメチャ具合も許せる程度やったから★7つあげちゃうわ。
ただ決してオススメはできないけどね。(苦笑) 

2003.01.20 TMN『TIMEMACHINE』を聴きながら・・・。

1/21

貴乃花引退してもうたなあ。
相撲は最近めっきり観なくなってしまってて非常に疎くなっちゃってるんやけど貴乃花引退ってのは寂しい限り。
兄貴の若乃花がいたころは弟より下で苦労してたのを見てたから同じ兄の立場として頑張ってほしいと思いながら見てたけどね。
朝青龍は今横綱に向かって一直線って感じみたいやけど、オレとしては兄貴のブルー・ウルフにも新日本プロレスでもっと上に行けるように頑張ってもらいたいもんやね・・・とすぐにプロレスの方に目が行ってしまう。(笑) 
だいたいオレが相撲をよく見てたのは小学校の時やったかな。
貴乃花も若乃花もおったよ。
勿論若貴兄弟じゃなくて、貴乃花は親父さんだった頃の話。
親父さんは大関までしか昇進できへんかってんなあ。
若乃花は叔父さんやったっけなあ?
なんせこちらは横綱やったんよ。
北ノ湖輪島隆ノ里あたりが横綱やった時の話。
輪島は後に借金抱えてプロレスラーになるわけやけどね。
黄金の左・・・と言ってもオレの場合やっぱりゴールデン・アーム・ボンバーの方が馴染み深いねえ・・・ってことでやっぱりプロレスの方に目が。(笑) 
そしていよいよ名横綱千代ノ富士が出てくるわけだ。
強かったねえ!
男前で筋肉質でカッコ良かった。
「ごっつぁんです!」っていういかにもすもうとりって感じじゃないのが良かった。
でも千代ノ富士は強すぎて面白くなかったことも多かったなあ。
このころオレなんかは大関の北天佑なんかけっこう好きやったけどね。
千代ノ富士が引退したのは貴乃花が出てきて限界を感じたからってことやったけど、その貴乃花が今日引退ですか。
オレより年下やねんなあ。
なんかまたまた時の流れを感じてしまったわ。
満身創痍とはいえ、平成の名横綱ってことで一時代を築いたわけやから良かったんちゃうかな。
ただ相撲人気のことを考えるとねえ、スター不在って気がするから残念やわなあ。
早く新しいスターが出てきてほしいもんやね。
とにかくお疲れさまでした! 

その貴乃花にボブ・サップがチーム・ビースト入りのラブ・コールを送ってるで。(笑) 
おもろいけど、それは無いやろうに。
ってことで結局プロレスの方に行っちゃうんよね。(爆) 
今夜7時からの『ボブ・サップのバトルエンターテインメント WRESLE-1』をちゃんと見なければ!! 

2003.01.21 Fun'da'mental『Sumo』を聴きながら・・・。

1/22

予告通り今日は『ボブ・サップのバトルエンターテインメント WRESTLE-1』を観てのアレコレといった感想を書くことにしよう。
先ず番組の作りについてやけども、バラエティー班制作とあってもうモロにバラエティー番組。
プロレスリングを見せるといった要素は極めて低い。
これは視聴率獲得の現状を考えるとやむを得ないとは思う。
しかもおもいっきりボブ・サップ人気に頼りきった番組作り。
今はええけど、将来的に考えてこれでいいのか!?って思うねえ。
WRESTLE-1の興業は聞けば2カ月に1回の割合で行うという。
その全てにボブ・サップが出れるというのだろうか?
ハッキリ言ってボブ・サップ=WRESTLE-1じゃダメ!
今はプロレスの新しいファンを獲得する意味でもしゃーないかもしれんけど、両刃の剣やなあ。
それにボブ・サップはまだプロレスがうまくない!
前回はグレート・ムタが相手やったからムタに試合を作ってもらってたけど、今回は相手がアーネスト・ホーストとあってプロレスのド素人。
あの試合をパッケージングされたショーとして見た場合は面白いかもしれんけど、プロレスの試合として観た場合どうしようもないほどつまらんヘッタクソな試合やで。
少なくともWRESTLE-1のプロレスを観て誰もちゃんとした格闘技やとは思わんでしょ。
完全にWWEのようなアメリカン・プロレス、つまりスポーツ・エンターテインメントってやつやね。
勿論最初から最後まで打ち合わせはバッチリなんやろうなあ。
それを思ったらホーストもヨハン・ボス会長も来日した時からものすごい演技をかましとったわけで、たいしたもんやね。
まあこういうのも含めてプロレスってことか。 

ここで冷静になって第1試合から観ていこう。
何故かまたもやアブドーラ・ザ・ブッチャーVSSATA...yarn
佐竹は総合格闘技を撤退してプロレスに専念するつもりなんやろうか?
当然マジでやったら佐竹が勝つんやろうけど、またしても地獄突きからのエルボー・ドロップでブッチャーに負けておったね。
どうやら大型タライ攻撃を定着させたいようやけども、いいのかそんなキャラで!? 

第2試合は闘龍門MEXICOの提供試合でアンソニー・W・森、ヘンリー・。世・菅原、石森太二VSミラノコレクションA・T、YOSSINO、コンドッティ修司の6人タッグマッチ。
闘龍門はあんまり詳しくないねんなあ。
でも彼らは今のプロレスラーの中でもとびっきりオシャレな奴等やからかなり女性に人気があるんよね。
しかも体は小さいけどレスリングもかなりしっかりしてる。
この日も女性ファンを中心にかなり沸かせてたみたいやね。
石森がコンドッティから超高速ウラカンラナでフォール勝ち。 

第3試合はケンドー・カシンVSサブゥー
サブゥーは18日に亡くなったばかりの"アラビアの怪人"ザ・シークの甥。
この2人の試合ならラフファイトもありつつ、それなりに見せるプロレスをやってくれるので安心。
カシンが雪崩式腕ひしぎ逆十字固めで勝利・・・でも最後はまだ腕が伸び切ってないのにタップしておったぞ。(苦笑) 

第4試合はこれまた闘龍門MEXICO提供試合ということで、先日復活した闘龍門の創始者ウルティモ・ドラゴンと全日本プロレスのカズ・ハヤシのコンビという元WCW組やね、VSウルティモ・ゲレーロ、レイ・ブカネロ
相手は全く知らんなあ。
なんせメキシコのプロレスはルチャ・リブレと言って華麗な空中殺法が特徴。
こういう立体的なプロレスはドームで観るのにも適してるやろうね。
ドラゴンがブカネロから勝利。 

第5試合は小島聡、馳浩VSテリー・ファンク、ヒース・ヒーリングというニューテキサスブロンコス。
よう考えたらテリー・ファンクは一体何回引退したことやろうね。(苦笑) 
ヒース・ヒーリングはPRIDEのリングでノゲイラと好勝負を繰り広げるほどの実力者。でもプロレスに関しては未知数。そのキャリアの差をついて最後は小島の右ラリアットから馳のノーザンライト・スープレックス・ホールドでヒーリングがフォール負け。 

第6試合はマーク・コールマン、ケビン・ランデルマンVSヤン・ザ・ジャイアント・コンビクト、シン・ザ・ジャイアント・コンビクト
この試合も変な試合やねえ。
共に230cmの囚人コンビは確かにインパクトはあるんやろうけどどう見てもプロレスがヘタクソ。
片方は予想通り新日本プロレスに出てたジャイアント・シンやったけどね。
この巨人コンビもそうやけど、コールマン、ランデルマンの元UFCチャンプコンビも総合格闘技はメチャメチャ強いけどプロレスはまだまだ。
だからフィニッシュでコールマンがシンのパワーボム3発目をウラカンラナで切り返して勝ったのを見て、その技のキレの悪さに思わず眉をひそめてしまった。
もうちょっと説得力を持たせてくれよ、と。 

第7試合は橋本真也VSジョー・サン
この試合だけが・・・と言うより橋本だけがWRESTLE-1において異色の存在。
バリバリのストロング・スタイルやから。
ジョー・サンはアルティメットの大会にも出てたくらいやから、どうしようもない相手ってことは無いハズなんやけどねえ。
実際ファイトや体型を見る限りはどうしようも無かったよなあ。(苦笑) 
一番どうしようもなかったのはあのTバックやけどね。(爆) 
誰もおまえのケツなんか見たないっちゅうねん!! 
あまりにも不甲斐ない相手をブツけてきたということで橋本大激怒。
ジョー・サンを一方的にいたぶるとあっさりギブアップを奪ってしまった。
「なめるなよ武藤敬司!」ってことで主催者の全日本プロレスに改めて宣戦布告。
全日本プロレスの興業としてはZERO-ONEとの全面抗争に入りそうな気配。
近いうちに武藤VS橋本という久々の闘魂三銃士対決が見れるかもしれないねえ。 

第8試合は武藤敬司、ビル・ゴールドバーグVSブライアン・アダムス、ブライアン・クラークの前世界タッグ王者チーム・クロニック
今回はゴールドバーグ失踪で全く連絡が取れないって武藤が頭を抱えてたんやけど、どこまでほんまやったのか?(笑) 
またしてもドエライ演出をかましとったねえ。
ゴールドバーグがJRに乗って水道橋駅からリングに入場してくるとは!!
これはおもろいわ。
ゴールドバーグとJRっていうミスマッチが何とも言えん。(爆) 
試合は武藤がシャイニングウィザードでクロニックを分断すると、ゴールドバーグがクラークにスピアーからのジャック・ハマーを決めてフォール勝ち。
やっぱりゴールドバーグ見てるとレスラーらしい説得力はあるよなあ。
WWEでザ・ロックとの対戦が噂されてるから以後WRESLE-1のリングに上がるのかどうかはわからんけどね。
是非サップVSゴールドバーグが見てみたい! 

メインの第9試合はボブ・サップVS昨年のK-1グランプリ王者アーネスト・ホースト
このカードほんまに当日まで決まらなかったわけで。
オレは絶対こんなんありえへんと思ってたんよ。
ホーストがプロレスなんかやるわけないやろうにってね。
絶対誰か代役を用意してるハズやって思っとった。
でもホーストちゃんと出てきたがな!
しかもちゃんと段取りをふんどったがな!(笑) 
演出は最高に面白かった。
マドンナ『HOLIDAY』が流れ、サップが入場してくるのかと思いきや、なんとホーストがダンサーと踊りながら入場!
かたやサップは何とも言えない笑みを浮かべエンジェルとなって空中を舞う!
御丁寧に自分で紙吹雪をまきながら。(笑) 
試合ではホーストがSTFにコブラツイストまで見せるという信じがたい光景が!
最後はセコンドのヨハン・ボス会長が乱入し、これに気を取られサップにホーストがイス攻撃。
そして横入り式エビ固めというものすごいプロレスの基本的な固め技でホーストが勝ってしまった!
これねえ、もしホーストが負けるような段取りになってたらたぶんホーストはOKしなかったと思うねんなあ。
サップとしてはマジでやったらなんとでもなるし、プロレスはエンターテインメントだと割りきってるのかもしれない。
こんなん言うてるけど実際はどうか知らんよ、勿論。
でもこんな風に思わせること自体があかんってことやから。
ただこんな風に思わせても面白ければええのが「ファンタジー」をキーワードにしてるWRESTLE-1のプロレスなんかもしれない。
だからWRESLE-1やボブ・サップがきっかけで今までプロレスに興味が無かった人達が目を向けてくれるようになるのはけっこうな話なんやけど、プロレスが全部あんなショーアップされたもんばかりやと思われると非常にマズい。
その辺のアピールは新日本プロレスや全日本プロレス、プロレスリング・ノアというメジャー団体を初め、各団体がアピールしていかねばならないことやわね。 

かつて前田日明率いるUWFが自分たちのプロレスは真剣勝負だと言って差別化をはかり一大ブームを起こした。
またある時は大仁田厚率いるFMWが自分たちは邪道だが痛みをわかりやすく伝えられると言い、有刺鉄線や電流爆破などのデスマッチ路線で名を上げた。
そして今はひょっとするとアメリカのWWEのようにWRESLE-1のような完全にショーアップされたプロレスが人気を極めることになるやもしれない。
しかし、それは常に力道山時代から受け継がれているプロレスの本流があってこそ光るもんやと思うねんなあ。
だから日本のプロレスまでアメリカのようにレスリングの基礎の無くなったプロレスをするようになっては絶対にいかんよね。
説得力が無くなってしまう。
蝶野や武藤が時々ポロッと口に出すアドリブってもんがWRESTLE-1のプロレスには足りないような気がする。
その辺が総合格闘技の猛者を集めてきてもプロレスラーとしては一年生っていう感じなんやろうね。
今回の放送もほとんどダイジェストやったからプロレスの試合運びとか楽しむこともできなかった。
なんとか2時間枠にならんもんかなあ。
まだイマイチ視聴率にボブ・サップ効果が表われてないんよねえ。
今回はどうなんやろうか? 
そんなサップ本人は相変わらず引っ張りだこで『SAPP time』とかいうラップの曲でついにCDデビューだそうな。(笑) 

2003.01.22 ニューテキサスブロンコスあるいはザ・ファンクスの入場テーマ曲であるクリエイション『スピニング・トーホールド』を聴きながら・・・。

1/23

昨日、たまたま『笑っていいとも!』を見てたら「テレホンショッキング」のコーナーに木根尚登氏登場!
「おっ、ラッキー!」と思ったね。
仁志選手からの紹介だったようで。
哲ちゃんは勿論、渡辺美里B'zの2人や浅倉の大ちゃん中田英寿らといった豪華な面々からも花束が。
その花束の贈り主の一人でもある京本政樹がTKとKEIKOの披露宴で受付をやってた話でちょいと盛り上がってた。
「京本が受付をやってるところ見てみたいねえ〜!」とタモリさんが言うてて思いだしたわ。
「あっ、そうか。その時、裏でミュージック・ステーション出てたんやったなあ」ってね。(笑) 
木根さん、今回は2/5発売のTM NETWORKのニューアルバム『キヲクトキロク』と自分の書いた本の宣伝をしてたね。
その本というのがいろんな夢を叶えてきた人達を間近で見てきてアレコレ書いたものらしい。
例えばTMのバックをやってたB'zの松本孝弘を例にあげてたけどね。
タモリさんに「もしミュージシャンになりたいって言ってきた時どうする?あきらめろって言う?」って聞かれた木根さんは「いや、僕はあきらめろとは言いません。だってへ理屈かもしれないけど、夢が叶わなかったって言う人は叶う前にあきらめちゃったってことだと思うんですよね。70歳のおじいちゃんが有名な絵描きになったって話も聞きましたしね。」聞いてて思ったなあ。
よく言うけど夢はあきらめちゃったらそこで終わりなんよね。
もし夢叶わずに死んでしまったとしても、最後まであきらめずに死ねたなら、なんか前向きに生きられそうやん。
やっぱり人生転びそうになっても前のめりで進んで行きたいもの。
特に夢の障害になるものってのは、周りのいかにももっともらしく聞こえる現実的であるかのような言葉であることが多い。
特に年齢に関することね。
でも他者へ迷惑がかからない環境にあるならば、本人はいくらでも勘違いしてたっていいと思うのだ。
別になりふりかまわず夢を信じきって動けばいいと思うんよね。
本当にあきらめちゃえばそこで終わりなんだから。
オレは少なくとも死ぬまで何らかの夢なり使命感なり目標なり持ち続けてたいねんなあ。
何かもうやること無くなって後は死ぬのを待つだけなんてのはまっぴら御免やわ。
この木根さんの本も是非とも読んでみたい。 

それともう一つ、木根さん一日に3箱ぐらい吸うヘビースモーカーだったそうなんやけど、半年前に煙草やめたらしい。
それと言うのも毎年レントゲン検査で「きれいな肺をしてますねえ〜!」って言われてて、いつもと違う医者に診てもらったんやって。
そしたら「きれいな肺をしてるって言われるでしょ?真っ黒ですよ。」って・・・つまり肺を隙間なくタールで覆っていたってことなんやね。恐ろしい!それでやめたそうなんやけど、オレみたいな超嫌煙家からしたら非常に喜ばしいこと。
会場アンケートでは100人中16人が喫煙者ってことで、意外に少ないのにビックリ!
オレの身の回りでは余裕で8割超えるってのに、感心感心。
でもそのうちの4人はもし喫煙所みたいに喫煙県ってな具合で追いやられるようなことになっても吸い続けるらしい。(苦笑) 
木根さんいわく、このぐらい頑固な人の方がいざ禁煙するとなった時にスッパリ止められるらしい。
ヘタに止めなきゃなあと思いながら吸い続けてる人の方が意志薄弱で案外止められないのだそうな。
まあ、生まれてこの方1本たりとも吸ったことのないオレにはようわからん話ですがな。(笑) 
ただ受動喫煙でほんまにどれだけ毒を盛られてることやら。
店の拭き掃除をした際に雑巾についたあのヤニ・・・あんなものが体内にびっしりこびりつくんやからたまったもんやないで。
やっぱりオレの体が澱まない所で働きたいわ・・・。
ちなみに有毒物質は空気清浄機を使ってても除去できません。
さんざん言ってるけど、何で他人の道楽で健康に気を使ってるオレが不快な思いをせんとならんのだ!!
・・・とまあ相変わらず煙草にはキレまくってます。 

あっ、言い忘れたけど木根さんはモヤモヤ病で休んでいた徳永英明さんを紹介しておりました。
TM絡みを期待しておったのになあ。(笑) 

2003.01.23 木根尚登『ホントの君 ウソの君』を聴きながら・・・。

1/24

今回は洋画6本も紹介。1本目は『オープン・ユア・アイズ』
あのトム・クルーズ主演の『バニラ・スカイ』の元となったアレハンドロ・アメナーバル監督の作品。
スペイン映画やね。
最近では『アザーズ』を監督しておって、制作がトム・クルーズやった。
『バニラ・スカイ』でも同じ役で出演しているペネロペ・クルスは個人的にはこの『オープン・ユア・アイズ』の方が魅力的に思えたなあ。
話はもうほんまに一緒。
『バニラ・スカイ』の方がちょっとお金かかってまっせってぐらいでねえ。
でも『バニラ・スカイ』を観た後でも十分楽しめたから、やっぱりストーリーがしっかりしてるってことなんやろうな。
淡々としてるけど、好きやねこういう映画は。
★7つ。 

2本目は『8月のメモワール』
監督は『フライド・グリーン・トマト』のジョン・アブネット
主演は『ロード・オブ・ザ・リング』や『ディープ・インパクト』のイライジャ・ウッド
ケビン・コスナーも出てるけどあくまでもイライジャ・ウッドでしょう主役は。
もうこの映画はイライジャ・ウッドのための映画って言っても過言ではないぐらい素晴らしい演技ですな。
まだ若くて小学生ぐらいやのにねえ。
ストーリーはそんなに盛り上がりがあるわけじゃあないんよね。
わりとゆったりと時間が流れてるような気がする。
その中で戦争や家族、友達、人種差別などいろいろ考えさせられたなあ。
特に戦争から帰ってきて世間からそんな扱いをされたらたまったもんじゃないなあって強く思いながら、ケビンの演じる父親の教えに感心したもんだ。
父親をバカにされた息子の腹立たしさっていうのはよくわかるねえ。
なんか身内のことをバカにされるのって、自分がどうこう言われることより腹が立つもんだ。
まあいろいろ改めて考えさせてくれました。
こんなイイ映画を作ってる国やのにブッシュは相変わらず好戦的やなあ。
一体過去の戦争から何を学んできたんやろうか?
アメリカの世界のエリート気取りにはもうウンザリ。
こういう父親の教えをしっかり刻み込んで成長できる子供ってのは幸せかもな。
★7つ。 

3本目は『キリング・ミー・ソフトリー』
この映画を観てて思ったこと「おまえアホちゃうか?」。
誰に対してかと言うと主役のヘザー・グラハム演じるアリスっていう女。
出勤途中に信号待ちしてる時にアダムっていう男に一目惚れ。
同棲男に見切りをつけて、危険な恋へとまっしぐら。
そして2人の激しい恋の炎が一気に燃え上がるわけだ。その野獣のようなSEXと言ったらまあ・・・両方ともええ体しとるんだわこれが。
だから激しいのも様になっとるよなあ。
駅弁までやってますがな。(笑) 
この映画の見所はハッキリ言ってこの官能シーンぐらいだったりする。(苦笑) 
一応サスペンス映画なんやけど、もうそんなのどうでもいいってぐらいつまらん。
★5つ。 

4本目は『ニューヨークの恋人』
このタイトルはいかんなあ。
ピンとこうへんもん。
内容を見てなおのこと感じた。
原題は『KATE & LEOPOLD』やしね。
バリバリのキャリアウーマンのケイトを演じるのはメグ・ライアン
大物女優なのに大物ぶらないってことやけど、ほんまに親しみやすくかわいらしい女優さんやなあと思うわ。
彼女と恋に落ちるのが時を超えてやってきたレオポルド公爵。
彼を演じるヒュー・ジャックマンが見事にハマリ役!
いやあ、こんなにイイ味を出すとは驚き。
ほんまに貴族って感じで、彼を通じて改めていろいろ気づかされたよ。
やっぱり男にとって最も大切な要素ってのは誠実さかな、と。
ここまで誠実で実直であることがカッコよく見えた映画も珍しい。
これはよっぽど現実世界が荒れてるってことか。(苦笑) 
礼儀とか教養とか身に付けていることも素晴らしいことなんやなって思ったわ。
こういうのが様になって見えるのもやっぱりレオポルドが結局は男前やからかな?(笑) 
オレ的なツボとしてはケイトがMacを使ってるって言って、それが「G5」って言うんよね。
まだ出てないっちゅうねん。(爆) 
そういう近未来の設定ってことか。
なんせタイムトラベルものやしね。
この映画は現代都市社会において生活する大人たちのためのお伽話って感じ。
だから細かいことにツッコんでもしゃーないわけだ。(笑) 
思った以上に楽しめたラブコメディー映画。
オレってこういうリアリティーの無いラブストーリーってけっこう好きみたいやね。(爆) 
★8つ。 

5本目は『ダークサマー』
誰も有名な人は出ておりません。
完全にB級・・・いやもうC級と言ってもええぐらいのくだらないサスペンス映画。
何でこんなのを借りたかと言うと、ちょっと『ラストサマー』っぽい映画なんかな?と思ってフラフラと。(笑)
なんとなくこんなノリのが見たくなっただけなんやけど、全然見なくて良かった。
もうほんまになんじゃコレは!?って感じ。
このタイトルの映画を見かけたらみなさん御注意下さい。
★4つ。 

6本目は『サリー 〜夢の続き〜』
これまたつまらん映画なんだわ。
『シーズ・オール・ザット』や『プッシー・キャッツ』のレイチェル・リー・クックが濡れ場を演じてるってあったんで借りたんやけど(オイ!)、もう大ブーイングやね。
あんな程度で濡れ場?
パッケージにはけっこう体当たり演技的なことを書いとったけど、ちゃんちゃらおかしいわ。
やっぱりレイチェルはまだまだそこまでの器では無かったようやね。
この映画の見所は今まで清純派(?)だったレイチェルがカーセックスで喘いでるところぐらいなもんで、ストーリーはもうどうしようもないほどにつまらん。
『ダークサマー』よりつまらん。
★3つ。 

つまらん映画をガマンして観るのってたまらんよね・・・。
一応早送りもせずにちゃんと観るんやけど、やっぱりそこそこ下調べも重要かな、と。
みなさん、せいぜいうちの映画のコーナー『TSUTAYAN』も活用してみて下さい。(笑) 

2003.01.24 RADIOHEAD『EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE』を聴きながら・・・。

1/25

今週号の「週刊ゴング」を読んで『WRESTLE-1』に関して面白いことがわかった。
当日放送席に座っていた金沢克彦がこのゴングの編集長ということでその舞台裏に触れてたんやけど、どうやらこのイベントはまだいろんな実験段階ということで、選手も演出するスタッフもみんなまだかなり試行錯誤しているらしい。
その新しい実験としてW-1=ファンタジー・ファイトを新たなジャンルとして強調したいのだそうな。
言うなればK-1をキックボクシングと呼ばないのと同様に。
だからプロレス、最強、猪木イズムといった類の専門用語は意図的に使わない・・・つまり禁止用語なのだそうな。
ちなみに放送席はファンタジーブースと言うらしい。(笑) 
実況の佐野瑞樹アナと解説のゴング金沢ことGKと元週刊プロレスの編集長・ターザン山本
実はオレこのターザンのことをメチャメチャ嫌いだったりする。
このオッサンのせいで週刊プロレスを読まなくなったと言っていい。
実際けっこう嫌われてるんやけどね。
ディレクターの狙いとしては、WWEのRAW中継に当てはめて、GKをジム・ロス、ターザン山本をジェリー・ローラーにしたかったらしい。
つまりベビーフェイスとヒールってことやね。
この2人がそろって解説席にいると言うのも面白いと言っちゃあ面白い。
GKがこの依頼を受けたのが大会二日前で、打ち合わせもやったらしい。
普通の解説なら当日ちょこっとミーティングする程度らしいから運営スタッフは相当な入れ込みようやったよう。
なんせマニアのファンによるインターネットの書き込みはかなり辛口だったらしく、ゴールデンタイムのファミリー層を意識するだけじゃダメやというのを痛感したようなんよね。
結局解説そのものはアドリブでやったらしいけど、日本のプロレスはアメリカン・プロレスと違ってハッキリとベビーとヒールに分かれないし、その場その時の雰囲気で変わるからけっこう難しかったという。
まあ、あの放送を見た限りではどの程度のもんかサッパリわからんけどね。(苦笑) 
W-1の実験は次回第3弾4月のさいたまアリーナが決定している。
今回の東京ドーム4万5317人っていう寂しい入りだったのに比べ、視聴率は前回より上がって平均10.4%
一応関係者からの評価ももらってるようで今後にはつながったようだ。
主催の全日本プロレスのフロントによると、「W-1はプロレスといえばプロレスだし、プロレスじゃないと言えばプロレスじゃない。」と。
W-1はスポットだからストーリー性がないし、全日本プロレスと切り離してみて、K-1、PRIDE、プロレスが一堂に集まるお祭りであり新しいエンターテインメントの形をとるような方向で行きそうなことを語ってはるねえ。
とにかく格闘技の選手もスタッフも本当に真剣にプロレスに取り組んでいるというのを聞いて安心した。
当面はこの「ファンタジーファイト」という新しい実験の成り行きを見守っていきたいと思う。
関西に来たら生観戦してみたいねえ! 

只今、同じスポーツエンターテインメントの元祖、WWEのRAW組が来日中で大盛況だった。
一昔前まではこのようなプロレスが受け入れられるような国じゃなかったのに、時代は変わったもんだ。
だからW-1も成功する可能性は大いにあるとは思う。
なお、W-1に出場予定だったハルク・ホーガンは3月にWWEに復帰。
さらに今回参戦してたビル・ゴールドバーグザ・ロックとの超夢の対決がほぼ決定のようで、今後のW-1参戦は難しそう。
果たして今後大物プロレスラーの参戦はどうなるのだろうか? 

2003.01.25 ビル・ゴールドバーグの入場テーマ曲であるChristian Poulet & Jean-Yves Rigo『Goldberg Theme "Invasion"』を聴きながら・・・。

1/26

前にも紹介した今シーズンチェックしてるドラマ4本がそれぞれ第3話まで終了した。
その中で一番面白いのが火10の『僕の生きる道』
地味ながら内容が素晴らしく毎回心打たれるものがある。
人間後1年しか生きられないってなるとこんなにも変わるかもしれないなあってやっぱり思うわ。
主役の草なぎ剛君の台詞に「1年って・・・28年より長いですよねえ?」っていうシーンがあった。
これを聞いて思ったよ。
「やるかやらんかやなあ」って。
デスクの引き出しに、読もうと思って買っていた本・・・実はそれは1年前に買ったもの。
本当に読む時間が無かったからなのか?否、本気で読もうとしなかったからである。
「後1年しかって思うのではなく、とにかくやってみましょう!」と受験戦争の生徒達と自分とを照らしあわせながらの言葉には説得力があったね。
他にも印象深いシーンがあった。
ガンに冒されて余命1年の報告を電話で両親にしようとした時に、どうしても本当のことが言えない。
そこで母親に「自分が生まれてきた時どう思ったのか?」を尋ねたところ「この子のためなら死ねると思った」と言われて、親に心配かけまいと笑おうとしながらも涙がボロボロと止まらなかったシーンには心を打たれたね。
後、最近ビデオ日記をつけ始めた主人公がなんか切なくさせる。
このドラマの主題歌はSMAP『世界にひとつだけの花』
この歌詞がいい詞で非常にドラマともマッチしてる。
久々に歌ってみたい曲を聴いたって感じで、早速おぼろげながらもカラオケで歌ってしまったわ。(笑) 
とりあえず今イチオシのドラマやね。 

後の3本はイマイチやなあ。
月9の『いつもふたりで』の明るいトーンは好きやけど、ストーリー的になんか盛り上がらない。
登場人物に特に魅力を感じることもなくダラダラとチェックしてる気がしてならない。 

木10の『美女か野獣』はまだ月9よりかは面白いかな。
まだ序盤ということで月9同様恋愛関係の発展は見られない。
それでも毎回区切りあるエピソードで見やすいのは見やすいかな。
今後の発展に期待するとしよう。 

そして大本命だった『高校教師』やけど、これがまたイマイチだったりする。
どうもどう見ていいのやらまだオレ自身戸惑ってるねえ。
今のところ、前作のように教師の生徒へのレイプが早々に見られるようなショッキングな事件もなく、いまだに地味な展開が続いている。
それでも個人的には京本政樹を見てるだけで面白い。(笑) 
だって絶対おかしいもんアレ。
妙に冷めててカッコつけてるのが逆に滑稽で笑えるねんなあ。
彼の仕種の一つ一つから目が離せないね。(爆) 
後は上戸彩がなんかピュアに見えてかわいらしいね。
オレは今までに彼女出演の作品って見た記憶が無いんやけど、なんかあの歳にしてたいした女優さんやと思ったわ。 

今のところドラマに関してはこんなところ。
もう一つある意味ドラマやねんけど今日から『仮面ライダー555(ファイズ)』が始まった。(笑) 
先週最終回だった『仮面ライダー龍騎』は、ハッキリ言って大人のオレが見ても難解な最終回だったので、子供が見ても何のこっちゃやったんちゃうかなあ?
だって最終回までに主人公が死んでまうんやもんねえ。
で、準主役が最後に戦って・・・結局何だったんだあの最終回は?
誰か説明してほしいもんです。(笑) 
思えば『仮面ライダークウガ』から始まった新シリーズやけど、ともすれば子供そっちのけの内容でこれって昼メロちゃうん?なんて時もあった。(爆) 
それ故に幅広く人気が出てるわけやけどね。
何と言っても登場するお兄ちゃん達が主婦にバカ受け!
戦隊ヒーローの方もかなり受けてるけど、仮面ライダーシリーズはクウガのオダギリ・ジョーに始まり、アギトの賀集利樹、龍騎の須賀貴匡やその他脇役ライダーに至るまで男前揃い!
それはもうまるでメンズファッション雑誌のカタログでも見てるかのよう!
そして今回の仮面ライダー555の主人公もややキムタク似で男前ですがな。
半田健人って言うらしい。
奥さん要チェックでっせ!(笑) 
ちなみにオレがけっこう好きだった『未来戦隊タイムレンジャー』『ウルトラセブン』の新シリーズにも出てる勝村美香が出てるのが嬉しいところ。
すっかり特撮女優さんになってしもうたなあ。(笑) 

2003.01.26 DELERIUM『DUNDE』を聴きながら・・・。

1/27

思えば去年の今ごろはこのサイトを起ち上げる下準備ですごく忙しかった。
テキストを書きまくっておったもんねえ。
構想をまとめ上げてたりサイトに使う素材選びに精を出したりといろいろ苦労してたように思うわ。
と同時にいわゆる巡回というものをするようになったのも去年の今ごろぐらいからやったように思うんよね。きっかけはglobe期間限定BBSやったわけやけど、ここからちょいちょい個人のサイトを覗くようになっておった。
実際このサイトもかつてのオレと同じような感じで覗いてくれてる人達は多いようやね。(笑) 
でもなかなかカキコする勇気が無かったりするもんなんだわ、これが。
それでも自分のサイト作りの参考にと、リンクからリンクへと片っ端から覗いて行ったね。
最初は期間限定BBSで遭遇しためぐさんのサイトにNKホールのLIVEレポを読みに行ったことから始まった。
そこを起点にしてgloberサイトのハシゴですわ。(笑) 
で、最初にカキコしたのがたまたまキリ番を踏んだKaoriさんのサイト。
いいきっかけだと思っておもいきってみたね。
最初にカキコする時って「この人一体どんな人なんだろう?」っていう警戒心を持たれるんちゃうかなってすごい不安やったと思う。
それでも自分のサイト制作の参考ってことでいい口実があったからまだ良かったよなあ。
それに当然何の接点も無い人じゃなくて、globeっていう共通のキーワードがあったしね。
さらにTM NETWORKもキーワードとして使える人だったからカキコできたのかもしれない。
オレのBBSも「お気軽にカキコして下さい!」って書いてはいるけど、そうはなかなか気軽にできなかったりするもんなあ。
だから覗くだけでカキコしてくれない人の気持ちもよくわかるんよね。
まあ管理人側からしたらほんまにそんなこと気にせずにどんどんカキコしてくれてかまわないと思ってるんやけど。(笑) 
それからもちょこちょこといろんなサイトにおもいきって挨拶させてもらうようになって徐々にネットの世界に自分の居場所を作って行ったね。
そして「globeのツアーが始まる頃には」ってことで、今年度頭にはなんとか自分のサイトを起ち上げることができたわけだ。
見てもらえればわかるように、別にglobeのファンサイトってわけじゃないけどね。
そういう要素も含みつつもっとバカでっかいオレの趣味・興味・表現のサイトですな。
その雑多感をサイト名に出したいかなと思って『JIN-NAI-MA-KYO』っていう意味不明なサイト名にしたんやけどね。
実はいまだにオレの中でしっくりこない。(爆) 
まあ今さらサイト名を変えるつもりはないけど、なんかこのサイト名を自分の口から出すのは、どうしようもなく気恥ずかしい違和感を感じて仕方なかったりする。(笑) 
オレってこう見えて全然積極的な人間じゃないんで、よくまあこれだけいろんな人達のサイトに顔出したり、呼びかけたりしてうちのサイトに来てもらうようになったよなあって感慨深くなってしまうわ。
巡回し始めた頃から今までいろんなことをきっかけに多くの人達とつながりを持てるようになったわけで、ほんまにみなさまには心より感謝しております。
1年間をふり返っての財産やね。
これからもオレとつながっていて下さい。(ん?どこかで聞いたような・・・。(爆)) 
なんかまるで起ち上げ一周年のような言葉になってしもたけど、まだ後2カ月あるから。(笑) 
一周年企画も何か考えないといかんなあ。(謎) 
とりあえずねえ、この日記(と言うかテキストやけど)を1年間分欠かさず書きあげたいっていう当面の目標があるんよね。
それが5/24。
本当はその前から書いてたけど現存するのは5/24から。
只今『現代JINの基礎知識』から見ることができるんで、興味のある方はどうぞ。(笑) 
それができたならば、一段落できるかな、と。(やめるのか!?オイ!) 

2003.01.27 globe『genesis of next [original mix]』を聴きながら・・・。

1/28

5/29に日本武道館Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)のLIVEがあるらしい。
メッチャ行きたい!!
なんで関西ではやらんのだ?
前にBjork(ビョーク)が来日してコンサートやった時も関西には来なかったし。
TKにしたって渋谷WOMBでばっかりイベントやってからに、いっこうに関西ではやろうとしない。
みんなもっとこっちへ来いよ!
たこやき食いに来いよ!
くいだおれ太郎とツーショット写真でも撮れよ! 

あのポール・マッカートニーなんか新婚旅行もかねて京都めぐりしとったっちゅうのに。
ハリポタ君も嵐山散策したっちゅうのに。
トム・クルーズなんか関西空港からやってきたっちゅうのに。
そんなことを思いつつ、アヴリルを観に行くのにチケットをプレオーダーで取ろうかどうか迷っている。
幸いその日は平日やけど仕事は入っていない。
う〜ん、迷うねえ。
第一今かなり人気あるからチケット取るの難しいと思うねんなあ。
洋楽アーティストって一部の超メジャーなアーティスト以外はたいていなんとかなったりするもんやけどね。
今回武道館でしかやらないとすれば、絶対に日本全国から集まっちゃうで。
平日やから圧倒的に若者が多いんやろうけど。
そもそもオレぐらいの歳の奴が十代の外タレ小娘を観に東京まで行こうとするか?(爆) 
そう考えたらなんか笑っちゃうよねえ。
でもアルバム『Let Go』いいんだわ。
たまにはこの手のLIVEにも行きたいな、と。
今週の『ミュージック・ステーション』に出るから絶対にチェックせねば!!
宇多田ヒカルよりアヴリル・ラヴィーン!(笑) 
この時の様子見て考えようか。
まだ間に合ったよなあ? 

最近Mステに一昔前までは考えられなかったぐらい大物アーティストが出るようになったよなあ。
フェイス・ヒルだ、クリスティーナ・アギレラだ、マライア・キャリーだ・・・。
ラス・ケチャップはどうでもええけどね。(爆) 
♪アセレヘ・・・だっけ?あの踊り、なんか腹立つんですが。(笑) 
それは置いといて、去年の年末にこのサイトでもいち早く紹介しておったホリー・ヴァランスがMステのスペシャルに出ておったね。
『KISS KISS』を歌ってたんやけど、これエスニック調な踊りは面白かったのに口パクの部分も多くていかがなもんかと思ったなあ。
外タレが出る時、その時出演の日本人アーティストもけっこう気になったりする。
だって、「日本で流行ってる音楽ってこんなカッコ悪いのか?」なんてなるべく思われたくないやん?
Mステなんか絶対ジャニーズ系出とるしなあ・・・。(汗) 
後は♪〜だピョ〜〜ン!とかいったお子ちゃま向けの曲歌ってる人達とかね。(滝汗) 
やっぱり日本にもこんなに面白い音楽をやってるアーティストがいるんやなあと思われたい。
まあ昔に比べたら歌の実力も上がってるし、曲もただ単に洋楽にカブレた感じでも無くなってきたからマシになったけどね。
あんな80年代のアイドル全盛期じゃ恥ずかしくてかなわん。
そう言えばTM NETWORK『KISS YOU』でMステに出演した時のビデオを見ると、ブロスが出てたんやけど、彼らは一体どこに行ってしまったんだろうか?(笑) 
ちなみにブロスって言うとニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックとか、今で言うとバックストリート・ボーイズとかインシンクとかあの辺かな?
アイドル色の強い男性グループ。
あちらの方も今では歌にも実力が無いと売れなくなってるようやけどね。 

まあいろいろ書いたけど、アヴリルのLIVEどうしましょう?
ただわざわざ東京まで出向いてショボい席やってもなあ・・・。 

それにglobeのアジアツアーは一体どうなっておるんだ? 
TM NETWORKが花粉症の季節にLIVEをやるというのは本当なのか? 
それとプログレ・バンドのYES(イエス)の来日も気になっておるんやけどねえ。
リック・ウェイクマンがキーボードでおるみたいやし。 

ああ、チケット争奪戦がああああ!
頭痛いわあ。 

2003.01.28 Avril Lavigne『Unwanted』を聴きながら・・・。

1/29

メチャメチャ寒い!!
ここ数年で一番の寒さのような気がする。
大阪で日中最高気温1℃とか言ったら、うちの地元の京都ではおそらく相当な冷え込みのハズ。
寒いだけじゃなくて、かなり風が強かったし。
もうチャリをこぐのも大変やったがな。
進まない進まない。
寒いのを通り越して痛い!
これを職場との往復60分はキツいっすよ。 

そんな極寒の中、今日は出勤前にHMVに寄ってきた。
最初はglobeのオルゴールコレクションのアルバムを買おうかな?と思って行ってみたんやけどね。
どうも見当たらなかった。
それにそこまで急いで欲しいとも思ってなかったし、様子見るつもりもしてたんで他のCDを物色。
HMVの試聴機ってそそるそそる。
もうなんぼでも時間つぶせるわって感じ。
でも仕事前やからそんなにゆっくりしてる間もなく、気になったのをチェック。
KING CRIMSON(キング・クリムゾン)の新譜が出ておるではないか!
『The Power To Believe』というアルバムで、ジャケットからしてそそられまくり。
クリムゾンと言えばプログレッシヴ・ロック四天王の一角。
ちなみに後3つはPINK FLOYD(ピンク・フロイド)、YES(イエス)、EMERSON, LAKE & PALMER(エマーソン,レイク&パーマー)ね。
久々のクリムゾン、カッコイイ!!
もうロバート・フリップのギターのフレーズがビッシビシハマりやがった。
一聴して買わねばと思ったね。
ボーナストラックが入ってるわけでもないから輸入盤を買いたかったんやけど、日本先行発売ということでまだ出てなかった。
とりあえず保留ということで、他のCDを物色。
次に目に留ったのがDANA GLOVER(ダナ・グローヴァー)『testimony』
元モデルの新人さんらしい。
小さい頃からゴスペルやってたそうで、歌唱力は文句なし。
サラっとしか聴いてないけどなかなか新人とは思えぬ完成度のアルバムっぽいかった。
でも残念ながらややオレの好みには合わずってことで今回はパス。
実はオレASIAN DUB FOUNDATION(エイジアン・ダブ・ファウンデーション)の新譜『ENEMY OF THE ENEMY』が聴きたかったんやけどなあ。
パッと見つからなかった。
それとMASSIVE ATTACK(マッシヴ・アタック)の新譜『100th Window』
これまたパッと見つからず聴けずじまい。
どうやら3/25に東京ベイNKホールでLIVEをやるらしい。
マッシヴ・アタックってこんな箱で出来るほど人気があるんやねえ!?
オレはチェックはしたいと思ってるけど、実はあんまり好きじゃなかったりする。
評価高いけど、オレはその良さがあんまりわからんのよね。
なんかかったるくて陰鬱な感じがするから。
後、最近気になってたのが映画『007/ダイ・アナザー・デイ』のサントラ。
これの主題歌がマドンナってことと、ジェームズ・ボンドのテーマの新しいヴァージョンがポール・オークンフィールドがやってるってことでね。
でもそれ以外はスコアーみたいやから全然いらんなあと思って買うのをやめた。
結局オレが走ったのはラウンジのコーナー。
前から気になっていた『SCHEMA BOSSA SUITE 02』っていう須永辰緒氏が選曲したクラブ・ジャズのコンピレーションアルバムを試聴もしないで買うことにした。
このシリーズはほとんどハズレることないから、安心して買える部分があるからね。
結局今回はポイントカードが貯まっていたこともあって、このアルバムとクリムゾンの新譜の2枚を買うことにした。
だから1枚はタダですな。
改めて今店でかけながらこれを書いておるわけやけど、なかなか両方ともイイアルバムですわ。 

先ずKING CRIMSONの『The Power To Believe』はその辺の音楽がぬるく聴こえるぐらい、気合い入りまくりの高度でアーティスティックな音楽。
再結成プログレ・バンドのアルバムって期待外れなことも多いんやけど、クリムゾンは例外やね。
まさに10年後に評価されそうなことをやってますわ。
正真正銘プログレッシヴ!
モダン・へヴィネスと知性の融合とはよく言ったもんだ。
ジャケットもプログレらしい意味深な絵。
ガスマスクをした看護婦が赤ん坊に聴診器をあてていて、窓の外では戦火の中逃げ惑う人々が・・・。
女流画家のP.J.Crookっていう人の絵らしい。
このジャケットと同じマウスパッドを特典としてもらった♪ 
このクリムゾンも4月にジャパン・ツアーがあって、大阪は4/21に厚生年金会館であるなあ。
う〜ん、どうしよう?(笑) 

もう1枚の『SCHEMA BOSSA SUITE 02』の方はイタリアスキーマ・レーベルからの選曲ということで相変わらず良質のクラブ・ミュージックが聴ける。
しかしこんなにジャズ寄りな選曲やとは思わなかったなあ。
もうちょっとコテコテのラウンジを期待しておったのに。
まあこれはこれで好きやからええけどね。 

HMVのフリーペーパーをペラペラ見ていて気になったのが、2/23発売の椎名林檎の新譜『加爾基 精液 栗ノ花(カルキ ザーメン クリノハナ)』
いいんですか、こんなタイトルで?
買う時恥ずかしくないですか?(笑) 
店員さんに「椎名林檎のカルキザーメンクリノハナっていうアルバムあります?」とか言えますか?(爆) 
精液は栗ノ花のような匂いっていうのを広辞苑で引いた時に読んだことがあるけどね。(何でそんなのを引いてるんだ?(爆)) 
オレ栗ノ花の匂いって嗅いだことないんやけどほんまなんかなあ?
ちなみにカルキとは明らかに違うだろうと思うねんけど、一体このタイトルはどういう意味があるんでしょうねえ? 

今回は久々に濃い〜音楽テキストになったかも。(笑) 
しかも匂ってきそうなぐらい。(爆) 

2003.01.29 KING CRIMSON『LEVEL 5』を聴きながら・・・。

1/30

NHKテレビ放送開始50年視聴者調査で、テレビから「いい影響を受けた」という回答が46%と「悪い」の13%を大きく上回ったという。
アメリカとフランスでは53%、42%と日本と逆の傾向らしい。
もしオレがこの調査の回答を出すとしたら、間違いなく「いい影響を受けた」と答えるだろう。
だってテレビっ子なんだもん。(笑) 
もうええ歳やっちゅうねんねえ。
子供の頃からテレビが無い生活なんて考えられない、無ければ生きていけないぐらいに思っていた。
だからまだビデオデッキが普及していなかった時代、テレビが家に1台しかなかった頃は親とのチャンネル争いも激しかったもんだ。
ファミコンが無かったことが不幸中の幸いか。(笑) 
今の子供はそんな苦労も知らんのやろうね。
とにかくテレビが娯楽や情報収集の中心だった。
今思えばくだらないバラエティー番組もとても面白いものに思えたし、それなりにストレス解消にはなっていたことだろう。
今ではあたりまえのように深夜まで放送してるけど、こんな状況になるようになったのは若者の生活環境が変わったのが大きいと思うねんなあ。
24時間営業のコンビニが増えるのと比例して、テレビの放送時間も長くなっていったような気がする。
どんどん街が眠らなくなってきたんよね。
まあオレはテレビにはかなり楽しませてもらってきたなあって思うんよ。
だから一応就職活動した時もテレビ局はかなり回ったもんだ。
自分でも制作に携われたらなあなんて思ってね。
玉砕したけど。(笑) 
この就職活動に関しては『我思フ、故ニ我在リ』のコーナーで書くつもりって言っててまだ書いてなかったなあ。
また気が向いた時にでも書くわ。(笑) 

そんな大好きなテレビではあるけども、最近こんなものにハマっていてはダメだと思うことが多くなった。
つまらない番組が多すぎるっていうこともあるんやけど、何がいけないかって言ったらダラダラ見てしまうのが一番いけない!
オレ一人暮らしのせいもあってけっこうすぐにテレビを付けて賑やかにさせようとする習慣がついちゃってるんよね。
とにかく静かなのがイヤなんよ。
音が無いとダメ。
だからテレビか音楽がたいてい鳴っておるわけやけど、これってどうも「依存症」やと思うわけだ。
ある種病気やね。
余計にいかんなあと思って、最近意識的にテレビを付けないようにすることも増えた。
テレビを付けちゃうとついついダラダラとたいして面白くもない番組に気をとられかねんし、それって堕落やなあと感じるから。
だから目的のない視聴はやめようと。
あまりにも時間が勿体ない。
そう思ってけっこう見たいのだけビデオで観ることも多いけどね。
ほんまにくだらないバラエティー番組観るぐらいなら、映画の1本でも観た方がよっぽど自分の刺激になると思う。
とは言うものの、このサイト作りにおいては過去にたくさんテレビを観ておったから書けた内容のものも多い。(笑) 
そしてツッコミ入れながら観るのが好きな奴だったりする。(爆) 
これって家庭環境が関係あるみたいやね。
うちはけっこう家族でツッコミながら観てたからこれがあたりまえのような感じやったんやけど、以前彼女と一緒に住んでた頃にはテレビを見て笑ったりするのはバカバカしいことのように教わってたらしく、ツッコミ入れたり大笑いしてるオレを見てちょっと不思議そうにしとったなあ。(笑) 
最後に、このNHKの調査で視聴者が「あんな暮らしができたらいいな」と憧れた番組には16〜29歳が『ドラえもん』と答える人が多かったらしい。
オレはこの世代にはあてはまらないけど(苦笑)、
決してあんな暮らしがしたいとは思わない。ドラえもんはいいけど、のび太にはなりたくないもの。(爆) 

2003.01.30 TM NETWORK『I WANT TV』を聴きながら・・・。

1/31

今日は邦画3本の感想。

先ず1本目は『RED SHADOW 赤影』
赤影が安藤政信、青影が村上淳、白影が竹中直人、それに飛鳥というくの一に麻生久美子というキャストやってんけど、この映画ハッキリ言って昔テレビでやってた♪手裏剣シュッシュッシュッシュシュ〜・・・ってやつとは全然違う。
もう全く別モノやね。
アクションや音楽も時代劇として見たらかなり斬新。
他の出演者も凄い!
冒頭から布袋寅泰見参!
他には奥菜恵津川雅彦陣内孝則根津甚八藤井フミヤ篠原涼子椎名桔平舞の海秀平アリーナ・カバエワきたろう谷啓風間杜夫吹越満神山繁など。
後、スタッフロールで越前屋俵太の名前も見かけたんやけど、彼は一体どこに出ていたのだろうか?(笑) 
こんなに豪華キャストなのに、映画の内容はショボショボ。
安藤政信の男前具合はよくわかったけど、なんかこの赤影パッとせんのだわ。
全然魅力を感じない。
それは青影も白影もそう。
なあに?あの白影さんは?
凧に乗るシーンもほんの一瞬やったし。
竹中直人の持ち味もそんなに発揮されてなかったように思う。
しかし、この人はほんまにいろんな映画に出まくってますなあ。
出てない日本映画を探す方が苦労しそう。(爆) 
他にも奥菜恵の姫役はアレで良かったのか?とも思うし。
良く言えばヘタウマか???
良く言いすぎかな?(爆) 
かわいかったけどね。
ただ麻生久美子のくの一はほんまに良かった!
彼女だけはほんまに魅力的やったね。
あの色っぽい衣装も良かったし。
それだけに・・・。(謎) 
麻生久美子はこれからも要注目の女優さんやね。 
他にも藤井フミヤの手裏剣アクションは見てて様になってるなあって感心したし、ちょこっとしか出てないけど篠原涼子の色気がムンムンしてて良かったなあと思う部分はあった。
それぐらいかなあ、みどころは。
なんせストーリーに見るべき点が無いのが一番つらいよね。
★6つ。 

2本目は『模倣犯』
原作は宮部みゆき
監督は森田芳光
知的な犯人を中居正広が演じている・・・んやけど、なんせあの中居君やからねえ。(苦笑) 
オレ原作は読んでないんやけど、この中居君の犯人役はどうなんだろう?と思う部分もちらほら。
最初登場した時は明らかに違和感を感じたけどねえ。
スマスマの見過ぎでしょうか?(爆) 
知的な中居君にかなりの違和感を感じたもののそのうち慣れていった。
こわいこわい。(笑) 
他の主な出演者としては藤井隆津田寛治木村佳乃山崎努伊東美咲寺脇康文田口淳之介など。
ちらちらっと有名な人達も出ていて、爆笑問題山田花子PUFFY坂下千里子佐藤江梨子小池栄子なんかも出てた。
この映画かなり酷評されてるみたいやね。
特に原作ファンからはケチョンケチョンに言われてるわ。
でもねえ、オレはけっこう面白かったんよ。
特に前半なんかなかなか引き込んでくれたなあって思うし。
ただ後半は???って部分もけっこう多くて、結局???なままのものも残っているという・・・。
DVDの特典で「模倣犯44の謎」っていうのがあるらしいんやけど、これを見ないとわからんことがけっこうあるらしい。(苦笑) 
まあストーリーは面白かったよ。
原作とは多少違うらしいけど。
原作読んでないなら観てもええんちゃうかな? 
原作もちょっと読んでみたいとは思った。
なんせ原作はかなり面白いらしいしね。
映画では全然人が描けてないから説得力のない部分も多々あるんやけど、小説ならちゃんと深く楽しめそうやし。
この手の作品は特にネタバレ要注意やからあんまり詳しく言えないのがつらいところ。
あの中居君のあのシーンのことをすごく言いたいんやけど言えない。(謎) 
まあ興味ある人は観てみて下さい。
★7つ。 

3本目は『GO』
日本アカデミー賞を総ナメにした作品やけど、いやもう完全に納得!
文句なしに面白かったし、いろいろ考えさせられた。
冒頭の窪塚洋介のドロップキックからもう釘づけ!
あまりにも気持ちいいんだわ。(笑) 
この映画は窪塚演じるクルパーこと杉原は劇中で恋愛映画だと言っているけども、実際は「在日」朝鮮人・韓国人問題を多分に意識した青春映画ってところ。
だから描き方としてはそれほど重くはなっていないので非常に見やすいと思う。
3世であるクルパーが山崎努演じる父親に言う「てめえらの世代でケリつけろよ!あんたら1世2世がグズグズしてるからおれらがパっとしねえんだろーが!!」って台詞には拍手モノ!
この「在日」問題ってここ大阪や京都では実はけっこう身近な問題だったりする。
たくさんいるからねえ。
うちのお客さんでもかなりいると思われる。
顔見たらだいたいわかるしね。
後は名字でも。
イマドキこんな話をなんて言う人達はたぶん世間をよく知らないんでしょう。
オレはこれまでに至る所で差別話を聞いてきたから、この映画のテーマもすごく感心があったんよね。
オレ自身は幼稚園の時に「〜君ってほんまは韓国人やねんって。」っていうのを聞いて、「ふ〜ん。」と思ったのが最初の体験になるかな。
別に歴史的な背景もまだ知らないし、二つも名前があるなんてなんか不思議やなあぐらいの感覚しか無かった。
で、そのうち道徳の時間なんかで在日やら部落差別やら学ぶわけやけど、どうもピンとこなかったもんである。
それはそこまで生々しい差別を受けてる人達と直接つながりが無かったからなんやけどね。
でもまあそのうちいろいろ耳に入ってくるようにもなってきて、「なんてバカバカしい!」と腹立たしく思うことが多かった。
そんな思いをこの映画の中でクルパーが父親に言い放ったのは気持ち良かったんよ。
実際いまだに日本人に対して異常なまでに敵対心を持った人達は多い。
そういう意味では大竹しのぶ演じる母親が「親のすねかじってる間は韓国も朝鮮も日本も無いんだよ!ただのガキ!」っていう台詞がやけに説得力があった。(笑) 
国ってそこまで意識しなきゃいけないもんなんかねえ?
過去の歴史を実体験していない世代にまで無理やりその憎悪を受け継がせてどうするんだって正直言って思う。
勿論、あやまち無きよう歴史はしっかり学ばないといけないけどやねえ。
てめえらの世代でケリをつけろよってのは、オレら日本人からしても同じこと。
いつまで謝罪だ靖国だやってんだ!?って思う。
政治家も反日感情煽るようなことやって何を考えてるねんって感じること多いし、国と国とのコミュニケーションもほんまにヘタクソ。
こんなんじゃいつまでたっても前に進めんぞ。
大事なのは過去がどうこうじゃなくて、これからどうして行きたいかってことやろうが!
それを地球規模で前の世代の人達に言いたいね。
・・・ちょいと映画の内容からハズレちゃったね。(笑) 
この映画ではクルパーの親友ジョンイル君なんかも非常に魅力的やった。
それと桜井椿役の柴咲コウもかわいらしかったね。
ただ一番理解に苦しむキャラやったかな。後は山本太郎萩原聖人もイイ味を出しておった。ところで、大杉漣もちょこっと出てるんやけど、このおっちゃんも竹中直人に負けず劣らずよう出とるよなあ。(爆) 
いろいろ書いたけど、とにかくこの映画は邦画では久々のヒット!
『ウォーターボーイズ』以来のオススメ作品やわ。
★9つ。 

2003.01.31 『仮面の忍者 赤影』の主題歌だったヤングフレッシュ、ヴォーカルショップ『忍者マーチ』を聴きながら・・・。

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