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 何年か前に、ボランティアでヴォーカルを教えることを頼まれたことがある。某市の青少年補導センターで、ちょっと非行に走ってた中学生をバンドというものに熱中させて、更生をさせるといったところかな。時間の都合で一部の子供達しか指導できへんかってんけどね。

 やっぱりうまくなりたいって思ってるから、けっこう素直に教わっとったなあ。根はみんな悪いやつらやなかったし。ただそこの担当の警察の方々からいろいろ聞いた話では、「どうにもならん奴はもうほんまにどうにもならんですわ。」ってことやった。かなり家庭環境ってもんが影響してるのは間違いない。だから「ここでバンドをやろうっていう気がある奴はまだ救いのある奴なんですよ。」って言ってはったね。

 ところでヴォーカルを教えるっちゅうてもやねえ、正直言うて自分もまだまだやし、どうしたもんかと最初はちょっと思った。ボイトレとか基本的なことは一通り学んでたから引き受けてんけどね。教えるって・・・家庭教師は得意やってんけど。(笑) これが金もろてってなったら責任あるしためらったやろうなあ。ボランティアやしと思って開き直ってしばらく教えとったわ。

 そう言えば、一度その模様をNHKの全国ネットで放映する予定があった。ドキュメンタリーになるんかなあ。マメに取材にも来てたし。・・・・ところがである。・・・やっちゃたんよ!・・・万引き・・・。オイオイ・・・。オレとちゃうで、子供がよ。そんなトホホな事件で、見事にお蔵入り。(爆)

 このボランティアバンドで自分が歌ったのは、彼らの卒業ライブでやね。プロ・ミュージシャンバンドによるゲスト演奏って形やってんけど、コレ正確に言うとヴォーカルのオレだけはアマチュアやったわけで。(苦笑) でも勿論気持ちはプロやけどね。

 1年目は、B'z『ねがい』、TM NETWORK『SEVEN DAYS WAR』、GLAY『口唇』、ゴダイゴ『MONKEY MAGIC』をやった。この選曲基準はというと、B'zは高度な演奏技術を見せられるという点。TMはこの曲の歌詞がちょうど中学生にはハマるやろうし、自分もその当時の気分で歌えるかなという思いがあってのこと。GLAYはやっぱりコピーしたがってる子達が多かったからね。ゴダイゴは、彼らの親御さんも見に来てたんで、その世代でもわかる曲ってことでね。出来は全体的にはまずまずやったかな。個人的にはかなり凹んだ。それはステージに立つブランクを思いのほか感じてしまったっていう部分でね。B'zとGLAYは今やったらもうちょっとまともに歌えたのにと思うけどね。キー高いからねえ。しんどかったわ。

 2年目は、ベースのKさん作曲のオリジナルでフュージョンのインスト曲から始まり、L'Arc〜en〜Ciel『花葬』、T.M.Revolution『THUNDERBIRD』、SIAM SHADE『1/3の純情な感情』をやった。選曲基準はもう単純にその当時一年以内のヒット曲で良さげなものってことで。出来はこれまたまずまずってとこかなあ。だいたいオレ以外みんなプロなわけやからリハなんてほんのちょっとしかしないんよ。う〜ん、オレ自身はあんまりふり返りたくないねえ。やはり今からしたら拙いわ。まあそれだけ今の自分が進歩したってことかもしれない。

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