流れ文字音楽魂総集編第9弾

◎V.A./ 『electraglide Deep Beats and Bleeps for the New Psychedelic Generation』・・・毎年恒例になった日本最大のエレクトロニック・ミュージックの祭典『electraglide』のスペシャル・エディションということで2枚組の日本限定企画盤。2001年発売。Fuse aka Richie Hawtin、Aphex Twin、Underworld、Plaid、Two Lone Swordsmen、Mouse On Mars、Buffalo Daughter、Darren Emerson、Laurent Garnier、Orbital、Scanty aka Richard Marshall、Skelf aka Howie B、Tomo Hirata、Meekerといった面々。もうエレクトロニカを代表するアーティストを網羅しているだけあってなかなか聴き応えのある内容になっている。サウンドからイベントの雰囲気もなんとなく伝わってくるしね。今年はUnderworldやLFOが来るから行きたかってんけどなあ。  
◎Serani Poji(セラニポージ)/ 『one-room survival』・・・『ルーマニア#203』というゲームの主人公ネジタイヘイ君が好きなアーティストがこのセラニポージ。要するにそのゲームの中のアーティストですな。これが福富幸宏プロデュースということでなかなかオシャレなクラブ・ミュージック寄りのポップスって感じでよろしいんですわ。歌ってるのはYumi Higashinoっていう女性らしい。2ndアルバムってことで、たぶん『ポロリ青春』っていう続編ゲームのサントラにあたるんとちゃうかな?1stも是非チェックしてみたい。  
◎松永夏代子/ 『微少女宇宙』・・・実はず〜っと前から探していたアルバム。まさかTSUTAYAで見つけることができるとは思ってなかった。と言うのも廃盤で入手できず、一時期ヤフオクで見たらかなりの高値がついておったほどのアルバムなんよね。なぜそこまでオレが欲しかったのかと言うと、小室哲哉作曲の『天使の休日』という曲が収録されていたから。他にも玉置浩二、原田真二、久保田利伸、土橋安騎夫、あがた森魚らといった豪華作曲陣に加え、全曲を銀色夏生が作詞。参加ミュージシャンも松武秀樹、布袋寅泰、ホッピー神山、清水信之、松原正樹、富樫春生などといった力の入りよう!'86年発売のアルバムとしてはかなりよくできたアルバムやったんよね。にもかかわらず日の目は見なかったけど・・・。ちなみに彼女のデビュー曲『メランコリーの軌跡』は『うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』の主題歌ってことで、実はオレ、イベントで生で歌う彼女も見たことがあるんよね。(笑) 爽やかな歌声がなかなか気持ちよく、後々このアルバムを買わなかったのを後悔したもんやったわ。今ではどうしてるんかなあ?ちなみにこれは2001年リマスタリング盤ってことでボーナストラックも収録している。  
◎矢井田瞳/ 『AIR/COOK/SKY』・・・シングルの『孤独なカウボーイ』『一人ジェンガ』やCMソングの『チェイン』を収録したヤイコのニュー・アルバム。一人ジェンガのサウンドが面白いなあと思ってチェックしてみた。相変わらず安心して聴ける内容やね。イイ感じのポップなロックが並んでおりますわ。それほど斬新なものとかは他に感じなかったけどね。単純にイイアルバムやと思うわ。  
◎BRITNEY SPEARS(ブリトニー・スピアーズ)/ 『IN THE ZONE』・・・最近発売された4thアルバム。うちの店のバンドのドラマーの人がかけていたので聴いていた。けっこう面白かったね。オレは買おうとまでは思わなかったもんやけど、聴いてみたらちょっと欲しくなったし。(笑) マドンナとキスして話題にもなってて、フィーチャーした曲もそれほど好みじゃないけどもなかなかバラエティーに富んだ内容で興味深かった。ポップなのは変わらないしね。  
◎FAITHLESS(フェイスレス)/ 『OUTROSPECTIVE』・・・3rdアルバム。Rollo & Sister Bliss(ロロ&シスター・ブリス)というイギリスのクラブ・シーンを代表する人気コンビを軸にしたグループでマキシジャズというフロントのラッパーマンを加えたグループ。ロロの実の妹であるDIDO(ダイド)をフィーチャーしている。ちょいちょいサントラなんかで名前と音を知ってたぐらいでこうやってまとめてチェックしたのは初めて。それほどオレの好みではなかったのが残念ではあるけども、まあ悪くはない。比較的聴きやすい系統のクラブ・ミュージックってことになると思う。  
○MOLOKO(モロコ)/ 『I AM NOT A DOCTOR』・・・サウンド・エンジニアリングも手掛けるマーク・ブライドンと女性シンガーのロェシーン・マーフィーの二人組。勝手にもっとハッピーな感じの曲調を想像していたもんやから聴いてみてガクッときた。ずいぶんダウンテンポでトリップホップみたいな感じやったからねえ。浮遊感のあるタイプのクラブ・ミュージックってことで、それほどオレの好みではないかな。ドラムンベース的なのはイイけど。  
◎ジョー山中/ 『W's』・・・ミッキー吉野がプロデュース。一言で言うと大人のロック・アルバムって感じやろうか。とは言ってもロックだけじゃなくていろんな要素は入ってるけどね。なんせ昔オレがバンドでコピーをやってたFLOWEWR TRAVELLIN' BAND(フラワー・トラヴェリン・バンド)の『SATORI』や『HIROSHIMA』のリメイクが入ってたから非常に聴きたかったんよね。『SATORI 2001』はPART1じゃなくて2をリメイクしたもんやったのが残念やったけど、改めてジョー山中という人の声のスゴさに脱帽。とても50代とは思えないハイトーンが素晴らしい。最後はCharの弾くアコースティック・ギターとミッキーのピアノだけの『THE PROOF OF THE MAN [人間の証明]』のリメイクでしめている。曲としてはオッサンくさくて好きじゃない曲も多かったけど、ヴォーカルとしてはやっぱり非常に勉強になったね。  
○V.A./ 『talkin inside the beat』・・・2000年で10周年を迎えたトーキング・ラウドっていうレーベルの比較的最近のコンピレーション。Krust、Roni Size/Reprazent、4hero、MJ Cole、Urban Spices、Eternal Sun、United Future Organization、DJ Venomと言った面々で、オレが好きなアーティストも多かったからチェックしてみたけども、これがチョイと期待ハズレやったねえ。どうもおとなしすぎると言うか、地味すぎると言うか。あんまりイイとは思わなかった。もうちょっと聴き込んだら変わるんやろうか?  
○AIR(エール)/ 『10 000Hz Legend』・・・ニコラ・ゴディンとジャン=ブノワ・ダンケルというパリ出身の二人組。独特の音空間を感じさせてくれるのは毎度のことではあるけども、どうもオレにとってはそんなに居心地が良くないねんなあ。AIRの音ってクラブ系なのかロックなのかよくわからん上に実験的なサウンドも感じるしけっこうとらえどころがなかったりする。好きな人は好きなんやろうけどね。オレはそれほどでもないなあ、今のところは。浮遊感よりもっとビート感が欲しいと思ってしまうから。悪いとは思わないけどね。  
◎Femi Kuti(フェミ・クティ)/ 『shoki shoki』・・・1962年ナイジェリアのラゴスで生まれる。父はアフリカ音楽で有名なフェラ・クティ。若い頃からサックス奏者として活躍していたそうやけどね。ジャズやハウスの影響を色濃く受けたアフロ・ビートでノリのイイクラブ・ミュージックを展開している。なかなか気持ちイイねえ。  
◎V.A./ 『CIRCLES Mixed by JAZZANOVA Non stop Mixed by Top DJs of The World PHONOPHILE 003』・・・JAZZANOVA(ジャザノヴァ)によるDJ MIXシリーズ第3弾。Hideo Shiraki and 3 Koto Girls、Cal Tjader、Lexia、Egberto Gismoti、United Future Organization feat. Mark Murphy、Jazzanova、Pathless、Incognito、4 Hero、George Duke、The Indian Trio/Jazz Meets India、Talvin Singh、Ahmen-Ra、The Style Council、Heavy Joker、Quincy Jonesといった面々の曲をミックス。ジャズやハウス、ドラムンベース、エスノビートなどなかなかワイドに展開しておるね。バラエティーの富み具合が面白いコンピ。  
◎Julien Louran(ジュリアン・ルロ)/ 『gambit』・・・この人オレと同世代なんやねえ。フランスのサックス・プレイヤーでフューチャー・ジャズを展開している。'99年にFrederic Galliano(フレデリック・ガリアーノ)が率いるバンドエレクトロニック・セクステットの一員として来日していたらしい。ちょっとアブストラクトな感じの曲は聴きづらいけど、全体としてはわりと面白い。  
◎女子十二楽坊/ 『女子十二楽坊 Beautiful Energy』・・・メチャメチャ売れてる新しいタイプのヒーリング・ミュージック。唐朝の宮中に存在した音楽機関に発想のヒントを得て結成されたユニット。十二人の英才教育を受けた女性演奏家達が二胡、琵琶、竹笛、月琴、葫蘆絲(フールースー)や吐良(トゥーリャン)、独弦琴、古琴、京胡、高胡、中阮、巴鳥(パーウー)、馬骨胡、蕭(ショウ)、(エビ)、(シュン)などといった民族楽器を使用した編成で民族音楽の範疇を超えた演奏が面白い。『世界に一つだけの花』『川の流れのように』『ラブストーリーは突然に』『地上の星』なども演奏。bond(ボンド)なんかと近いような感覚のインパクト。なんかモダンな感じがしますが、オレ的にはもっとトラッドな雰囲気を醸し出してくれてる方が好きやからなあ。でも一般向けとしてはよろしいんじゃないでしょうか?世間で騒がれてる程はオレのストライクゾーンには入ってきてないって感じですわ。  
◎V.A./ 『NEXT LEVEL GOOD MUSIC FOR GOOD PEOPLE ROUND 01』・・・JOE CLAUSSELL(ジョー・クラウゼル)がマスタリングを手掛ける新しいクラブ・ミュージックのコンピレーション。MODAJI、ANTHONY NICHOLSON、FRANKIE VALENTINE、IAN O'BRIEN、ANTHONY NICHOLSON、ALUMNAといった面々。ハウスとジャズがクールに融合したクラブ・ミュージックといったところかな。なかなか良かった。  
◎V.A./ 『TWILIGHT WORLD 2.0』・・・選曲したのはRECORD SHOP @ SPIRALのバイヤーであり、レーベルfarloveのディレクターでもある鶴谷聡平(a.k.a. Slowman)、山崎真央。Metamatics、Via Tania、Yo La Tengo、Seelenluft、Ray Barbee、Caural、Hefner、Lambchop、Savath+Savalas、Jan Jelinek、Mockey、Kevin Yostといった面々。"TWILIGHT"っていうのをコンセプトにしてるだけあってわりとおとなしめのクラブ・ミュージック。チル・アウトっぽいかな。どうもあんまりおとなしいのはかったるいねえ。BGMとしてはまあいいかもしれないけど。  
◎DEEP FOREST(ディープ・フォレスト)/ 『world mix』・・・アフリカのピグミー族の声をサンプリングしたりビートを取り入れたクラブ・ミュージックがなんとも心地良い。頭の中にいろんな風景が浮かんでくるようなイマジネーションをかき立てられる音楽。初期のアルバムやけどこの時から既にクオリティーが高かったということがよくわかる。  
◎BLAZE(ブレイズ)/ 『BEST OF BLAZE 1988〜2002 selected by FREDDY SANON』・・・ブラック・ミュージック寄りのハウス・サウンドの代表格。もう15年以上もやってるんやから長いよなあ。このアルバムはソウル、ジャズ、ラテン、アフロと様々な音楽テイストを結晶させたというだけあってまさにベストな内容。実に気持ち良いヴォーカルものダンス・ミュージックとして聴ける。収録されているのはBLAZE、BLACK RASCALS feat. THE PIANO MAN、ALEX&RAI、FUNKY PEOPLE presents THE BLACK TRACK E.P、ALEXANDER HOPE、PHASE 2、CASSIOWARE feat. SAJAEDA with Another Blaze project、FUNKY PEOPLEといったファミリー。安心して聴けるアルバムですわ。  
◎ORB(オーブ)/ 『CYDONIA』・・・'01年発売のアルバム。ORBと言えばどうも抽象的な感じのアンビエント・テクノって感じがするけども、このアルバムに関してはなかなか聴きやすかったね。そんなに地味でもなく美しいパズルのようなシンセ・サウンドがなかなか心地よい。  
◎V.A./ 『MUSIC FROM THE MOTION PICTURE QUEEN OF THE DAMNED サウンドトラック クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』・・・今は亡きR&BシンガーのALIYAH(アリーヤ)が出てるけど彼女は全く歌っていない。スチュアート・タウンゼント演じるレスタトがロック・アーティストとして歌ってるもんやからPVさながらの音楽映画みたいになってしまっていた。(笑) 実際にはKORN(コーン)のJONATHAN DAVIS(ジョナサン・デイヴィス)が歌ってるんやけど、実は所属レーベルとの契約関係上、ジョナサンのヴォーカルではサントラに収録できなかったらしい。そこでSTATIC-XのWAYNE STATIC(ウェイン・スタティック)が歌っている。何と言ってもこのジョナサンと元オインゴ・ボインゴのキーボーディスト、RICHARD GIBBS(リチャード・ギブス)が共作した新曲5曲が聴きどころ。FORSAKEN、LINKIN PARK(リンキン・パーク)のCHESTER BENNINGTON、DEFTONES、MARILYN MANSON、PAPA ROACH、GODHEAD、ORGY(オージー)のJAY GORDON、DISTURBED、STATIC-X、EARSHOT、DRY CELL、TRICKY、KIDNEYTHIEVESといった面々のヘヴィーなロックがブチかましてくれるアルバム。この手の音楽が好きなら映画でもどういう使われ方をしているかチェックしてみるべきかもね。  
◎Theo Parrish(セオ・パリッシュ)/ 『Sound Signature Sounds』・・・セオ・パリッシュ自身のレーベルである「サウンド・シグネーチャー」からリリースされた12インチ・シングルの曲を中心に、セオ自身が日本盤のために選曲し直したもの。相変わらず印象としては地味ではあるけども、どことなく知的なクールさを醸し出す音とリズムの雰囲気が心地よい。こういうタイプのディープ・ハウスは一般的に理解されるまで時間がかかりそうやね。そんなところがアーティスティックに感じたりもするけど。とにかくよく聴けば気持ち良さのわかるクラブ・ミュージックやと思う。  
◎V.A./ 『ON A CLEAR DAY IRMA BOSSA LOUNGE COMPILED BY TATSUO SUNAGA』・・・ラウンジのコンピレーションで須永辰緒とくればハズレは無いって言ってもイイぐらいの感覚がある。イルマというレーベルは本国イタリアではアパレル・ブランドとも密接に関わっていることからもスタイリッシュなクラブ・ミュージックで満ち溢れている。で、このシリーズも好きなわけですが安心して聴ける内容やったね。けっこう既に知っている曲も多かったからそれほどインパクトは無かったけども。Sunaga 't Experienceのリミックスから始まり、Montefiori Cocktail、Blu Cow Boys、Monsieur Blumenberg、Freetempo、DJ Rodriguez、Black Mighty Orchestra、Tommy Bass、The Ray Gelato Giants、Sam Paglia、Bossa Nostra、Live Tropical Fish、Dom Um Romao、Black & Brownといった面々。ラテンやジャズっぽいのが多かったかな。まあラウンジ初心者はこのあたりから始めたら聴きやすいんちゃうかな。  
◎V.A./ 『THE SOUND OF LONDON: DJ C.K.FLASH ON CHOICE FM PRESENTS THIS IS 2 STEP Volume 3』・・・最近めっきり2 STEPという言葉も聴かなくなってきたような気がするけども、個人的にはまだいまだに飽きずに聴けるビートであり、サウンドですな。このシリーズ3作目は最もR&Bに近い感じの曲が多い気がする。それはけっこうサウンドよりも歌そのものが目立ってるような曲が多いってことでもあるやろうね。それがイイのかと聞かれれば個人的にはう〜ん・・・・・・。Wookie、Genius Cru、Veronica、Shaun Escoffery、ajapai、m-flo、The Beatfreaks feat. Michelle Thereze、Maxine Braham、Elisha La'Verne、3 Play、Pretty Boy Entertainmens, Lee-O feat. Ginja、G:UK、Ebon-E、Kriminal Gangsta feat. Shena、Dennis Taylorといった面々。ここでちょっと残念だったのは日本語の曲が混ざってたことやね。別にm-floの曲もかなりイイ感じなんやけど、こういうコンピに入れられると使用用途上困っちゃうという。(苦笑)  
◎V.A./ 『gilles peterson worldwide PROGRAMME 1』・・・Gilles Peterson(ジャイルス・ピーターソン)がDJとしてどれぐらい人気があるのかは知らないけど、選曲アーティストが気になったので聴いてみた。AMとPMの2枚組のこのアルバムはかなりギャップがあった。AMの方はRaw Deal、Gotan Project、Roy Ayers、Jill Scott、Edwin Star、George Benson、Mystereum featuring Ursula Rucker、Vikter Duplaix、Pepe Bradock、Herbert、Clarity/Binary Brothers、Polar、SPACEKといった面々でなかなかクールな感じのクラブ・ミュージックが並んでいて聴きやすいしわりとオレ好み。ところがPMの方はと言うとSarah Vaughan、Zero 7、Kelis、Pariss Clemons、Rotary Connection、John Martyn、Don Rendell/Ian Carr、Bugge Wesseltoft、Ski、Koop、Young Disciples、Herbertといった面々で前半はかな〜りまったりとした気だるい感じのクラブ・ミュージックが並んでいて正直つらかった。後半はそうでもなかったけどね。いずれにせよ新人アーティストからベテランのトラックまでをフィーチャーし、R&B、ラテン、ジャズ、ヒップホップ、ダブ、スペースド・アウトなエレクトロニカ、レア・グルーヴ、ツイステッド・ハウス、フォークやファンクなどをつなぎ、しかも多くの曲は「非常にレア」か「未発表チューン」だということだ。ちなみにUnited Future Organizationの松浦俊夫氏が推薦文を書いている。  
◎V.A./ 『Style#09 DANCING AT THE DISCO AT THE END OF THE WORLD NON STOP DJ MIX BY TOMOYUKI TANAKA (FANTASTIC PLASTIC MACHINE)』・・・スタイル・シリーズの第9弾でFPMの田中知之がミックスしてるゴキゲンなダンス・アルバム。立花ハジメ、FANTASTIC PLASTIC MACHINE、LTJ X-PERIENCE FEATURING JACKSON SLOAN、SPILLER、TRIPLE X LARGE、CAN 7、JAZZEDELIC、YUKIHIRO FUKUTOMI、CUBISMO GRAFICO、FOGO、POSTFIX、LE HAMMOND INFERNO、THE SUNBURST BAND、SHAZZ、IAN POOLEY、HAKAN PRESENTS...、HOT HIP TRAMPOLINE SCHOOL、NOVA FRONTEIRA、ELECTROTHEQUE、CASSIUS、DAVID MORALES PRESENTS THE FACE、THE FEELGOOD FACTOR、THE THREE AMIGOS、SYNCOPATION、CAGNET、PULSE、DAS SUSSE LEBEN、MAXWELL IMPLOSION、SHYといった人達の曲を選曲。とてもハッピーな感じの曲がそろっていて、さすが田中知之って感じのアルバムに仕上がっている。当然聴きやすい。  
◎WIBUTEE(ウィブティー)/ 『NEWBORN THING』・・・全く知らなかったんやけどノルウェー出身の若手フューチャー・ジャズ・グループの'99年発売デビュー・アルバム。サックスのホコン・ルスタ、ベースのペア・ザヌッシ、ドラムのヴェトラ・ホルテ、ヴォーカルのリーヴェ・マリア・ロッゲン、キーボードのアーランド・スコムスヴォールといった編成。聴いた印象としてはクラブ・ミュージックと言うより、ジャズとしてしっかりとした演奏が最初にあった上でのテクノやハウスやトリップホップやドラムンベース的要素をうまく自分達のものにしているって感じ。だからこそ面白かったりする。薄っぺらい感じがしなくて好感が持てる。イイアルバムですわ。  
◎underworld(アンダーワールド)/ 『1992-2002 〜ジャパン・オンリー・スペシャル・エディション〜』・・・今までの作品はほとんどチェックしてるので、今さらわざわざこんな2枚組ベスト盤なんか買わなくてもええかなあと思ってたんやけどね。先月のThe chemical brothers(ケミカル・ブラザーズ)のベストを買うのと同じようなノリで結局買ってしまった。それはDVDが付いてるってこととオリジナル・アルバム未収録作品がいくつかあったからね。でも同時発売のシングル曲『Born Slippy Nuxx 2003』が収録されてなかったのでガッカリ。Underworldを意識しだしたのは『RAINBOW 2000』っていう野外テクノイベントに出演した頃からぐらいやと思う。ダレン・エマーソンが脱退してカール・ハイドとリック・スミスの二人になっても今まで通り全く違和感が無いのも素晴らしい。こうやってベストとして並んだものを聴くと改めてテクノシーンでの圧倒的な存在感を感じるサウンドやなあと感心した。ほんまはもうすぐある『electoglide』でUnderworldを体感したかったんやけどなあ・・・。  
◎KEITH EMERSON AND THE NICE(キース・エマーソン・アンド・ザ・ナイス)/ 『VIVACITAS LIVE AT GLASGOW 2002』・・・2002年にあのナイスが復活!1970年3月以来実に32年ぶりというインターバル。ちょっとしたツアーも行ったということでDISC 1には10月4日に行われたグラスゴーのロイヤル・コンサート・ホールにおけるステージの模様を収録。ベース&ヴォーカルのリー・ジャクソン、ドラムのブライアン・デヴィソン、ピアノ&キーボードのキース・エマーソンにギターのデイヴ・キルミンスターを加えた4人編成。EMERSON, LAKE & PALMER(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)はよく聴いてたけど実はTHE NICEはあんまり聴いてなかったんよね。クラシックとジャズとロックを融合したイメージがあってんけどね。キーボードの音が新しいんで、なんかそれがかえってダサいようにも聞こえてしまったけど気のせいやろうか?(汗) やっぱりちゃんとしたオーケストラと一緒にやってくれた方がカッコええやろうなあ。DISC 2はキースを初め、ギターのデイヴ・キルミンスター、ベースのフィル・ウィリアムス、ドラムのピート・ライリーの4人から成るキース・エマーソン・バンドによる演奏でキースのソロ・ピアノ作品とEL&Pの代表曲が収録されている。『タルカス』もギター有りでまた違った新鮮味があるねえ!途中でKING CRIMSON(キング・クリムゾン)の『エピタフ』を挿入したりしてて遊び心も忘れていない。DISC 3はTHE NICEのインタビューを収録してるんやけど、こんなんわざわざ1枚のCDにする必要もないやろうに?(笑)  
◎Hilary Duff(ヒラリー・ダフ)/ 『Metamorphosis』・・・まだ16歳ですってよ。ジャケットを見るかぎりなかなか可愛らしいアイドルって感じですな。『So Yesterday』は全米でもヒット中。歌はまあまあなんやけど曲がイイ。これまたやや食傷気味ではあるけども今流行りのサウンド。Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)やLILLIX(リリックス)のプロデュースもしたプロデューサー・チームであるマトリックスが担当。でもけっこう何回も聴きたくなるようなイイ楽曲が揃ってると思う。まだ輸入盤しか出てないけど、国内盤はボーナス・トラックが2曲入るものの悪しきCCCDだそうなのでバツですな!  
◎Thalia(タリア)/ 『Thalia』・・・このアルバムけっこうヘビー・ローテーションしてるかもしれないなあ。なかなか良質のポップスが揃っておるなあということに改めて気付いたというか。ついついまた聴いてみたくなる良さがある。『Don't Look Back』っていう曲が一番好きなんやけどね。他は特別に好きってわけでもないのに聴く気になるのが不思議。そういえばこの前『笑っていいとも』に宣伝に来てたなあ。やっぱり色っぽいよねえ〜。この輸入盤はCCCDでないのがイイ。  
◎HEDNINGARNA(ヘドニンガルナ)/ 『1989-2003 ベスト(1989-2003)』・・・ホルブス・トッテ・マットソンを中心として北欧の古楽器や伝統楽器とサンプラーやコンピューターも使ったプログレッシヴ・フォーク、あるいはラディカル・トラッドと言われる音楽を展開しているグループ。なんでもスペインでは人気が凄いらしくCDも3万枚売れているという。レコーディング費用は莫大で時間をかけて完璧に仕上げてたいと言っているだけに作品のクオリティーはかなり高い。このヘドニンガルナがいなければガルマルナやノルドマンは存在しなかっただろうってことで北欧伝統音楽とエレクトロニクスの融合を試みた先駆者的存在みたいやね。オレはもう試聴してみてリュートやムーラハルパ、ハーディ・ガーディ等の音色が気持ち良かったってのが購入した一番の理由ですな。どうもこういう音楽にやたらと懐かしさを感じてしまうんよね。だからオレはよく前世はヨーロッパ人じゃなかろうかなんて思ったりする。(爆)  
◎Fujiko Hemming(フジ子・ヘミング)/ 『フジ子・ヘミングの奇蹟〜リスト&ショパン名曲集』・・・フジテレビで特別企画ドラマとして『フジ子・ヘミングの軌跡』を放送することもあってチェックしてみようと思ったんやけどね。ドラマを見てなお感動できる演奏でしたな。2枚組でDISC 1はLiszt(リスト)とChopin(ショパン)の名曲を集めた録音、DISC 2はドイツSWR放送局(旧SDR 2)録音で1988年にラジオ出演した際に放送された中から2曲を収録している。ドラマの中でフジ子のピアノは一つ一つの音に色をつけていくようっていう表現が出てきたけど、まさにそんな感じ。これで聴力が弱いっていうんやから凄いよなあ。  
◎V.A./ 『IRMA COCKTAIL LOUNGE VOL.2 irma artists collection』・・・これまた選曲はFantastic Plastic Machineの田中知之。DJ RODRIGUEZ、JOHNSON RIGHHERA meets MONTEFIORI COCKTAIL、SINDACOPS、ICE ONE、KEY TRONICS ENSEMBLE、DANIELE LUPPI、VOO DOO PHUNK、SLOK、SAM PAGLIA、JESTOFUNK、DJ SENSEI、OHM GURU、HAMMOND EXPRESSといった面々。Vol.1に比べてサウンドが最近のもので聴きやすいしノリもいい。  
◎V.A./ 『IRMA COCKTAIL LOUNGE VOL.1 irma la douce collection』・・・選曲はFantastic Plastic Machineの田中知之。JOHNNY DORELLI、DANIELA CASA、B. MOORE、GIORGIO MORODER、PEDRO GONEZ、MARC 4、GIOVANNI LAMBERTI E LA SUA ORCHESTRA、WALTER RIZZATI、COMPONENTI、N. INGMAN、MIRAGEMAN、ALESSANDRO ALESSANDRONI、CORDARA ORCHESTRA、EDDA、JOSE ALTAFINI、GIULIANO SORGINIといった面々。ハッキリ言ってジョルジオ・モロダー以外は全然知らない。(笑) ちょっと古めの曲が多いようやね。  
◎V.A./ 『bossa vibez』・・・前にも紹介したようにクールなクラブジャズ・コンピ。気持ちイイトラックばっかりですわ。  
◎V.A./ 『MORRICONE RMX』・・・ENNIO MORRICONE(エンニオ・モリコーネ)の曲をリミックスしたクラブ・ミュージックもの。元が映画音楽なもんやからわりとまったりとした地味なのが多い印象を受けた。リミックス陣はかなり豪華で面白い顔触れ。APOLLO FOUR FORTY、TERRANOVA、COPASETIC CON VIVI E SELDA、FANTASTIC PLASTIC MACHINE、BIGGA BUSH FROM ROCKERS HIFI、NIGHTMARES ON WAX、THIEVERY CORPORATION、ALI N. ASKIN、TOMMY HOOLS、GROOVE CORPORATION、SOFA SURFERS、DE-PHAZZ、DJ DICK FROM ROCKERS HIFIといった面々。たまに聴くにはいいかもなあ。  
◎TOTO(トト)/ 『XX (1977-1997)』・・・TOTOは好きでかなりいろいろ聴いたけど、なぜかこのアルバムがお気に入り。やっぱり何と言っても最後の『Africa』のLIVEがええんよね。他のLIVEアルバムのバージョンよりも全然カッコイイ!勿論他のどの曲も聴き応え有り!  
◎USG presents African Blues(USGプリゼンツ・アフリカン・ブルーズ(ロン・トレント))/ 『Colour in Rhythm Stimulate Mind Freedom』・・・アーバン・サウンド・ギャラリーというのがコンセプトだったロン・トレントのプロジェクトで1999年に発売された傑作アルバム。全体の流れも素晴らしく本当にアフロなリズムやサウンドの空気感が気持ち良くて何度でも聴けるゴハンのようなアルバムやね。(笑) 一応ディープ・ハウスってことになるのかな。クラブ・ミュージックが好きな人は是非とも押さえておきたい1枚。  
◎LILLIX(リリックス)/ 『FALLING UPHILL』・・・前にも紹介したけど、けっこう何回もこのアルバム聴いてます。シークレット・ライヴに応募したけどやっぱりハズレてしまったわ。最近ごっつTV-CMでも流れてるからなかなか売れてるみたいやね。今流行りのガールズ・ロックのサウンドやってこともあるけど、けっこう声のハーモニーが素晴らしいんよね。その辺も魅力。PHILIP STEIR、THE MATRIX、LINDA PERRY、GLEN BALLARD、JOHN SHANKSといった豪華プロデューサー陣にもめぐまれてもっとブレイクしそうやね。ルックスも(メイクのせいか)わりとイイし、曲もイイから若い人には特にええんちゃうかな。1stシングルの『IT'S ABOUT TIME』が一番好きですわ。  
◎V.A./ 『KISS Clublife 2001』・・・2枚組のゴキゲンで踊れるクラブ・ミュージック。1枚目はModjo、Disco Tex pres. Cloudburst、Rui Da Silva、Planet Funk、Stuntmasterz、Architechs、David Morales pres. The Face feat. Juliet、DJ Luck & MC Neat、Hatirras、Fatboy Slim、Trisco、Rhythmkillaz、Sister Bliss feat. John Marlyn、Alice Deejay、Safri Duo、Push、Angelic、The Thrillseekers feat. Sheryl Deane、Dario G、Jan Johnston、Musique Vs U2。2枚目はSia、J Majik feat. Kathy Brown、Stella Browne、Astrofrax、Luis Radio feat. Sabrina Johnston、Warren Clarke、Everything But The Girl Vs Soul Vision、Three Amigos、Frances James & DJ Face、Blackout、Kosheen、JDS、X-Press 2、Slynus、Jan Driver、Blaze feat. Palmer Brown、Giresse、Hi-Gate、Scott and Leon feat. Sylvia Mason-James、Airheadz、Sonique。こうやってアーティスト名を並べてみても極一部しか知らなかったりするんやけどね。でもノンストップの作品としてはハウスありテクノありトランスありと2枚ともかなり気持ち良く聴ける仕上がりになっている。  
◎TIM DELUXE(ティム・デラックス)/ 『The Little Ginger Club Kid』・・・去年のKRAFTWERK(クラフトワーク)のZepp OsakaでのLIVEを観に行った時に、一番最初に出てきていたね。その時オレはノリノリになっちゃったもんやからアルバムが出てないのかなあ?って思ってたんよ。そしたら今ごろになってようやくこの1stアルバムが出たようだ。確か今年のFUJI ROCK FESTIVALにも出ていたハズ。実は試聴した時はあんまりピンと来なかったんやけどね。でも『Battle』を聴いて買う気になり、そして何度も繰り返し聴いてるうちに良さがわかってきたねえ。スルメ系テクノですなあ。元Underworld(アンダーワールド)のダレン・エマーソンとも仲が良いということで、その影響も感じ取れるわ。驚いたのはDJの彼がミックス・アルバムじゃなくてちゃんと8ヶ月もかけて一から曲を作ったということ。これは彼の音楽的な幅広さがあったからできたんやろうね。クラブ・ミュージック以外のオールタイム・トップ5にU2の『ヨシュア・トゥリー』、COLDPLAY(コールドプレイ)の『静寂の世界』、STEVIE WONDER(スティーヴィー・ワンダー)、EARTH, WIND & FIRE(アース・ウィンド&ファイア)、JAMES BROWN(ジェームス・ブラウン)を挙げてるんやから面白い。ファンキーな曲もあるけどテクノ好きには要チェックのアルバム。  
◎JAMES HARDWAY(ジェームス・ハードウェイ)/ 『BIG CASINO』・・・前にも紹介したように今年出たアルバムの中でもかなりのお気に入り。CDの帯には「漂うスイートネス、クールなジャズサウンド、トライバルなパーカッション、アップリフティングなハウスビートが跳ねる、極上のダンス・ミュージック。」とあるけど、なんのこっちゃ?(爆) 確かにクールなクラブ・ミュージックにはちがいないけどね。何度聴いても飽きないイイアルバム!!  
◎HOLLY VALANCE(ホリー・ヴァランス)/ 『FOOTPRINTS』・・・来月新作が出るということでもう一度改めてこのデビュー・アルバムを聴いてみた。アイドルものとはいえイイ曲を提供してもらってるなあと再確認したね。サウンドもメロディーもポップで面白みがあるしけっこう飽きないかも。新作もセクシーで面白い作品なら買おうかと思う。(笑)  
◎V.A./ 『MUSIC FROM AND INSPIRED BY THE MOTION PICTURE 8 MILE』・・・ヒップホップ界のカリスマEMINEM(エミネム)主演の映画『8 Mile』のサントラ。映画はようやく最近DVDでチェックした。なかなか面白かったし、エミネムという人にも興味が増したね。今まであんまりエミネムの音楽の良さがわからんかったんやけど、この映画を観てヒップホップの面白さってのが少しわかったような気もする。ヒップホップ・バトルってのは見応えタップリやったわ!でもやっぱり音楽としてはまだまだキツいかなあ。歌詞の意味がわからないと面白さも半分以下。音楽的にはブレイクビーツの使い方と言葉の持つ響きとリズムが要だと思うけど、やっぱりメロディーがあんまり無いと聴いててつらい。  
◎V.A./ 『!K7 RECORDS 150』・・・先日も紹介したようにトップ・インディ・レーベル!K7 RECORDSが、カタログ150番目を記念したコンピレーション。これまで限定アナログ盤でしか聴けなかった多くのトラックを初CD収録。ビデオクリップを収録したDVDでかなりお得。テクノ、ハウス、クラブ・ジャズ、ヒップホップなどなかなかクールなクラブ・ミュージックがズラリと並んでおってシブいコンピレーションですわ。  
◎V.A./ 『IBADAN PEOPLE MUSIC SOPHISTICATED DANCE LIVE MIX BY JEROME SYDENHAM』・・・先日紹介したようにNYのディープ&スピリチュアルなハウス・ミュージックを支えてきたJEROME SYDENHAM(ジェローム・シデナム)主宰、Ibadanの2枚組初レーベル・コンピレーション。これがもう実に気持ち良くてついつい何度も聴いてしまう。エレクトリックなアフロなリズムにピアノやサックスのフレーズなんか特に染みとおってくるねえ!かなりオススメですわ!  
◎ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK SWEET HOME ALABAMA メラニーは行く! オリジナル・サウンドトラック』・・・このサントラは発売直後に買ったんで、以前にもう紹介しておるわけですが、映画は観に行かなかったんよね。最近ようやくDVDでチェックした。映画はまあリース・ウィザースプーンらしいなかなか面白いコメディやったけどね。こうやってサントラを聴いてから映画を見るのも面白い。「あっ!あの曲だ。」なんて思いながら楽しく観れる。(笑) やっぱり舞台の大半がアラバマってことで非常に田舎臭い曲が並んでいる。JEWEL(ジュエル)がLYNYRD SKYNYRD(レイナード・スキナード)の『Sweet Home Alabama』をカバーしていて、これが主題歌になっている。実にこの作品にふさわしいものだった。AVRIL LAVIGNE(アヴリル・ラヴィーン)の未発表曲『Falling Down』はそんなに印象に残ってなくて期待外れでがっかりしたのを覚えてるわ。  
◎Beyonce(ビヨンセ)/ 『dangelously in love』・・・それにしてもつくづくうっとりしてしまうようなジャケットやねえ〜・ 『Crazy In Love (feat. Jay-Z)』がなんてったって最近よく流れてるメイベリンのCMとよく似てるってことで・・・って言うかメイベリンがモロにパクったやろう!?っていう。(苦笑) あそこまで露骨なのってアリなんか?『WOMAN 5』の1曲目に収録されてるんで、このCMが続けて流れた日にゃあ見てる方がヒヤッとしたぞ。(爆) このアルバム何回か聴いて思ったけど、後半のスローなナンバーが続くところがちょいとつらいな、と。やっぱり弾けた感じの曲の方が好きやね。でも『Me, Myself And I』っていう曲はスローやけどかなり好きな感じの曲ですわ。こうゆうムーディーさはイイ!  
○COLDPLAY(コールドプレイ)/ 『A RUSH OF BLOOD TO THE HEAD 静寂の世界』・・・このアルバムが今のロックシーン、いや音楽シーンにおいて高く評価されておるのは知ってるけど、どうもオレはハマれないなあ。垢抜け無さとかコード感がオレの好みじゃ無いんやろうなあ。ちょっとU2やRADIOHEAD(レディオヘッド)なんかを彷彿する部分もあるんやけどどうやろうか?どことなく鬱っぽい美しさがあると言うか。よく出来てるなあとは思うし、好きな人にはメッチャ好きなんやろうなあとは思う。ただ今のところオレの趣味では無い。前作の印象とさして変わらなかったわ。  
◎The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)/ 『Singles 93-03』・・・オレが買ったのは初回生産限定盤の2枚組の方ね。アルバムは全部持ってるからわざわざベスト盤を買うつもりは無かったんやけどねえ。しかも悪しきCCCDやし。(怒) それでも結局買ってしまったのは同時発売の新曲『The Golden Path』が入ってたことや、ボーナス・ディスクには未発表曲がけっこう入ってたから。その新曲は期待ハズレやったなあ・・・。こうやって改めて聴いてみるとケミカル・ブラザーズっていうのは物凄いインパクトで出てきたんやなあってことを痛烈に感じた。オレの場合は『Block Rockin' Beats』でやられたからけっこう遅かったんよね。まさにKing Of Big Beatって感じで圧倒的な存在感があるわ。テクノでもロック並のパワーが出せるんやと感じさせてくれた凄さがある。映画やCMでもよく聴いたおなじみの曲が全部詰まっていてお得なベスト盤。  
◎RED HOT Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)/ 『By the Way』・・・去年発売された前作より3年ぶりのアルバム。聴いた印象としてはなんか随分普通のロックになってきたなあってことかな。このアルバムからはあんまり弾けた印象を受けなかった。どちらかと言うとクールな感じ。今までに聴かれなかったタイプのモノもあるけど、個人的にはそんなに驚きを感じることもなくインパクトは無かったね。でも何回も聴いてるうちにそれぞれの曲の良さがわかってきた。これはスルメ系のロックアルバムですな。今までよりバンドとしての安定感もあるような雰囲気やね。  
◎DANNII MINOGUE(ダニー・ミノーグ)/ 『NEON NIGHTS』・・・知る人ぞ知るあのKYLIE MINOGUE(カイリー・ミノーグ)の妹ダニーがUKチャート3曲連続TOP10という復活ぶりに驚き!ダニーと言えば個人的にはやっぱり小室哲哉の海外進出プロジェクトであるEUROGROOVE(ユーログルーヴ)での『RESCUE ME』や『BOOGIE WOOGIE』といった曲が忘れられない。あれからどうなったのか気にはなっていたが、こうやって今も音楽をやっているってことを知って一安心。しかもこの最新アルバムがなかなかイイのだ!全体的に懐かしい80年代初頭のエレポップを彷彿させるんやけど、それでも今のサウンドとビートを融合させていてギリギリ古臭く感じない線を行っている。『WHO DO YOU LOVE NOW?』なんか好きやねえ!コード進行がこの手のダンス・ミュージックでいかにもって感じで。ダニー自身はエレクトロ・クラッシュの動きとうまく重なったと解釈してるようやね。DEAD OR ALIVE (デッド・オア・アライヴ)の『YOU SPIN ME ROUND』と3曲目の『I BEGIN TO WONDER』を合体させた『BEGIN TO SPIN ME ROUND (DANNII MINOGUE VS DEAD OR ALIVE)』やMADONNA(マドンナ)の『INTO THE GROOVE』をネタにした『DON'T WANNA LOSE THIS GROOVE (RADIO VERSION)』もおいしい!やっぱり全体的に昔のマドンナを意識してる曲が並んでるような気はしたなあ。  

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送